プリウスインプレッション ファースト


プリウス・インプレッション
4月30日
ディーラーにて受け取る。
過去に乗っていたスーパー7やエリーゼ程の尖り方もなく、ちゃんと普通の車然としている。トヨタらしい……ちゃあ、らしいが、数年前までの慎重なトヨタのクルマ作り感はあまり感じない。良い方向に向かっているとおもう。

運転席に乗り込むのに低い屋根が……という意見があるらしいが
あまり感じない。
ハイエースの方が着座位置、着座姿勢、体のひねり方など、頭を下げる感は大きかった。

またハンドル位置もメーターが見づらいと聞いたが、10時10分の位置で両手持ちをしないので問題なし。
ただメーター内の情報量が多いので、表示されるアイコンが何を現しているのか、UIを見れば分かるようになっていても、その効果の意味付けとアイコンを頭の中で結びつけるのに時間がかかりそうだ。
頻繁にモータとエンジンが切り替わるのはアクアで経験済みだが
プリウスでは切り替わりが分からなくなってきている程スムースになった。
ロールも少なくピッチも感じない。
5000キロを超えた辺りからショックが抜け始めるのが国産車の常なので、どうなるか楽しみ。


5月1日
走行距離73㎞
走行時間2:23
平均速度30.6㎞/h
燃費29.2㎞/L
エアコンオート(22℃内気循環)

後席ドアを開けるとき、まだ無意識にハンドルの無いところ(習慣的に今までの場所)を探ってしまう(相方の行為を笑っていたら自分もやっていた)

DとRは意識して操作が必要。
セレクタを右に倒してから前後で切替える方法は
MT車の右下へ入れて後退……を体が覚えているため、急いだり慌てたりすると間違う可能性あり。
トルコンやCVTセレクタのように直線的切替では戸惑わなかったので
時間が解決するのだろうけれど慌てない事が肝要

ACCは非常に優秀
中里向きの佐世保中央ICでの直進中、左からの合流車が、割合と素早く流入してきた。ACCがスムーズに減速し車間距離の取り直し方も自然であった

PDAの介入に慣れが必要
一般道を走行時にPDAを入れていた。自分の走行癖と微妙に異なるズレがあり(せいぜい10センチ程度だが)どうも潜在意識下でPDAに任せ切れない。端に寄りすぎる訳ではないが自分の中の走行路(カーブのピークで微妙に内側へ寄せて走るクセやカーブ手前で外側へ寄せているクセ)との心理的折り合いが付くのを待つ必要がある。

微速走行時のハンドルアシストの違和感(軽すぎる)は慣れた。

各衝突防止アラートが優秀
狭路での大型車(バス)との離合で
接近アラームが鳴った。
T字路から左折れ完了間際に、対向車線を大型トラックが通過、アラームが鳴る
駐車時車止めが有るものの、その後ろに壁がある場合、車止めに当たる前、早めからアラートがでる

従来の車両感覚よりも50センチほど大きめに車を拡大して感じておかないとアラートに止められる場面に出くわす。それゆえ思い切りのない下手な車庫入れになりがち。逆に言えば慎重なハンドルさばきをしていると言える

操作の為の知識がこれまでの経験で補えない程の量であり、頭の中と操作との間を繋げるのにもたつき、自分自身に老いを感じる。年寄りが操作方法やUIの不出来にしたがる気持ちは何十年も前に自分が年寄りの言動に見てきた事で
しっかりブーメラン

5月2日
自宅駐車場所で起動したところPCS,VSCがオフになっていると警告。
車両後端が障害物と近いためか?
障害物から少し離れるまで1㍍ほど前に移動後、再起動するとオンになった。
狭い車庫で使用する場合にプリクラッシュセーフティが作動し、ブレーキが動作するためギリギリまで詰められ(10センチ程度)ない。
ギリギリの車庫ユーザーへの対応方法は設定の変更だろうが、あまりに詰めるとセンサーの意味がなくなる。

後部座席を畳んだ状態で起動すると後部座席シートベルト警告がしつこく騒ぐ。

ナビ
自宅登録方法が従来の純正ディーラオプションナビと異なるため手間取った。

音声コマンド
目的地の音声検索が、音声コマンドに内包されているため、従来のTConnect音声検索で出来ていた目的地の名称のみの発音では検索し辛くなっている

地図の拡大縮小
地図の拡大縮小も音声コマンドで出来るが一定割合のみ

警告音が色々鳴るが、続かないで鳴りやむ。何が問題なのかわからない。
フランス車のようなラテンな感じがする。


5月3日
自宅から大野モールまで
(直線距離300㍍ほど)
EVモードで走る。
アクア(2017/08モデル)と比べるとちゃんと走る。
アクアはセルモータで緊急脱出するときのような、限定感があったが素直に走れる。
モールで用事を済ませ、再度EVモードで移動しようとしたらバッテリー残量不足だからエンジンかけるよ……と怒られ、エンジンが
かかる。その時のバッテリー残量は半分を切るあたり。

シフトには少し慣れてきた。
まだ意識する必要はあるが
戸惑うことはなくなった。

アクセラレータを深く踏むと
素早く加速する事に気づく。

加速というより素早く速度が上がる……の方が感覚的に近い。
かつては車体の後部スクワットや前部の持ち上がり、エンジン音の唸りがあってからの速度の上昇が加速感をもたらしていたが
スッと速度があがる。

初めて佐世保工業高校の学生に二度見される。
それまで目線をあまり感じなかった。
(感じたかった……のが本音かも)
スーパー7に乗っていた時はその音とあまりにも奇抜な形、小ささに、必ず視線を感じていたが
これくらいの目新しさでは世間は自分が思うほど容姿や目立つ事を気にかけて居ないということだ。
そんな話を相方にしたら
「とは言ってもおいしい時間は今だけなんだから楽しみなさい」
と言われる。
新し物好きの喜びはそういう点でもある。
洗車、ウインドガラスコーティングを考えていたが、夜半から雨の予報で止める。

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