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父からの手紙

先日引越しの荷物整理をしていたら、昔の写真や手紙がごっそり出てきた。
いや〜ついつい見ちゃうんですよねw

高校の卓球部の皆で夏合宿行って、川原で水遊びしている写真
高校の入学式の写真
大学3年生の時、一人でイタリアのボランティアツアーに参加した時の写真
大学3年生の時に、友達4人で富山に旅行に行った時の写真
写真と一緒に友達からの手紙もあった。
大学の卒業旅行でイタリア、スペインに行った時の写真

この頃は、スマホはまだ無くて
デジカメの時代でしたね。
私も海外旅行行くからと、息込んでちょい高いデジカメを買ったのを覚えてます。

しばらく写真に目がいってましたが、ある写真が入った封筒の中から一通の手紙が。


 なんだろ〜〜〜


中身を見ると、大学4年の時に中国の天津に単身赴任していた父の元へ
一人で泊まりに行って、最後天津から帰ってくる時に天津の空港で渡された手紙だった。


天津には3〜4日くらいしか滞在しておらず、夏の暑い時期で
スモッグが酷くてあまり外に出掛けられなかったのを覚えている。
記憶に残っているのは、唯一、父が滞在していたホテルの近くの日本食料理屋さんにご飯を食べに行ったことくらいだった。


手紙に書いてあったのは、こんなような内容だった。

「充分に天津を満喫できなくて残念だったね。
 少し見ない内に、お前もずいぶん大人になったと感じ、
 頼もしくもあります。

 これからの人生、色んな選択に迷うことがあると思いますが、
 自分を信じて突き進んでいってください。

 今度来るときは、いい季節にまた来てください。

 父より愛を込めて」


空港で帰り際に渡された時は、むっちゃ涙堪えてたけど、
飛行機乗る直前まで一人で泣いたのを今でも覚えている。


そしてその時、私も父に手紙を書いて、
枕元に置いてきた。
多分、それを読んだ父も一人泣いたことだろう。


この時も今もそうだが、ちゃんと気持ちで繋がってるんだなと感じた。
その手紙を大事に引越し先にも持っていこうと思う。


新たなスタートをきって頑張る中で、時に迷ったり悩んだりした時のお守りとして、ずっと大事に持っておくつもり。



















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