Hiroyuki Kurimoto

1999年東京都生まれ 。(一社)生徒会活動支援協会理事、(一財)国際交流機構理事等。…

Hiroyuki Kurimoto

1999年東京都生まれ 。(一社)生徒会活動支援協会理事、(一財)国際交流機構理事等。慶大総合政策学部(SFC)在学。 「若者の政治参画」、「統治機構/次世代の国家」、「安全保障(ポスト日米安保の日米同盟)」、「中等教育(高校)の在り方」以上4つの分野に強い関心。浅野高卒。

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自民党に変わるオルタナティブな政党は出て来ないのか:民主党による政権交代は悪夢だったが、それでも「政権交代」できる環境は必要だ

自民党が政権に復帰してから、早くも5年以上が経った。5年という間に、2009年の衆議院総選挙で政権交代を遂げた民主党は雲散霧消し、2009年~’12年の民主党政権に関する反省が出来る政党も、最早存在していないのが現状だ。 戦後レジームを築いた自民党自民党は1955年の保守合同以来、1993年まで一貫して政権与党の座を維持し続けた。1993年には自民・共産を除く8政党による連立で自民党は政権の座を追われたが、その1年後には、犬猿の仲にあったとも言える社会党(当時)、そして

    • (短編)選挙は「儀式」だ

      日本における選挙は最早政策比較ではない。儀式である。握手をする、声をかける儀式である。 如何に多くの人々と握手をするか、認知度を上げるか。その部分にのみ注目が集まっている。言い方を変えれば「自らで政策を考えるタイプ」の候補者よりも、「取り敢えず目立っているタイプ」の候補者の方がより好ましいということだろう。 勿論、後者を否定するわけではないが、実際に公職についてからどちらのタイプの人間が適正か考えれば、言いたいことは自明であろう。

      • 憲法9条改正を巡る概略(つらつらと)

        森友学園を巡る公文書管理問題や、イラクへの自衛隊派遣を巡る日報隠蔽問題で安倍政権が揺れている。文書主義は民主主義国家・法治国家の根幹であることは言うまでもないからこそ、安倍総理が先頭に立って、この疑惑を解明し、然るべき形で責任をとるべきであろう。 この一連の疑惑がメディアによって盛んに報道される一方で、これらの問題の影に潜んでしまった政策課題として「憲法改正」が挙げられる。自民党内で憲法改正が結党以降継続的に取り上げられ、議論されてきた実態があるかどうかは兎も角として、自民

        • 政治的中立性の在り方について(雑感)

          (校了できない自筆のレポートからの抜粋です) 日本における主権者教育は、「政治的中立性の在り方」という問題も抱えている。 例えば、第二次世界大戦の敗戦国であるドイツ(特に西ドイツ)においては、民主主義の基盤として、学校内での政治教育が重視されてきた。1952年には、政治教育を監督する行政機関が設置された。 世界的な保革対立・学生運動の潮流が終息してから一定の時間が経った1976年には「ボイテルスバッハ・コンセンサス」という学校内での政治教育に関する合意が取りまとめられた。

        自民党に変わるオルタナティブな政党は出て来ないのか:民主党による政権交代は悪夢だったが、それでも「政権交代」できる環境は必要だ