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あなたの住む星はもっと、

1番おっきい爆弾を世界に落としたら、猫だけを抱えてふわりと宙に浮かぶつもり。真っ黒い毛をほっぺたで撫ぜながら、赤く燃え盛る青かった星の、悲しみが消えるのを、黒く煤けてゆくのをみるの。寂しかろうしょうがない。可哀想だけどそうしないとダメだったのでもあっけない。あなたの住む星はもっと、しゃぼん玉が弾けるかのようにおわるんだと思っていたよ。終焉に飽きたら夜空に埋葬、これからなんてないけど、いつまでもここに居られる訳でもない。朝日が昇る前に全部、灰になれ、灰になれ。


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