美容整形をした話2

もともと、いろんな美容整形外科の症例を見たり、どんな施術があるのかを調べてはいた。
美容整形をした人のブログも沢山読んだし、必要な施術、かかった費用なども把握した。

「整形する」と決意してから更に色々調べると、
私のようなある程度の年齢で下垂したような瞼は眉下で切開術をするらしい事。
ゴルゴ線には何かしらの注入が必要になる事。
目の下のたるみやクマの施術はまぶたの裏から脂肪の塊を摘出するとか、下まつ毛の際を切開しリフトしたり、色々あると分かった。

それはもう、山ほどの美容整形外科のHPを見漁って
自宅から通いやすいクリニックに決め、カウンセリングを予約し、施術、金額に納得がいったのでそのまま当日施術をうけた。
(当日施術の理由はカウンセリングを受けた事で満足して、次にくるのが億劫になりそうだった)
(本当なら別日にした方が絶対にいいと思う)

  • 埋没法

  • 目の下のクマ取り

  • 目の下の脂肪注入

税込み、総額50万強となった。
埋没法に20万
目の下シリーズが30万

この金額で良かったのかどうかは今でも分からない。
ただ、結果的にやってよかったのは間違いない。
見積もりの段階で一つ一つ詳細を聞いて、必要無いと思ったものをすべて断って、その値段だった。
(腫れが早く引くサプリとか、圧迫のサポーターとか。
その他の使う器具のランク?特徴?とかでも違ったし、見積もり段階では、100万超えてた。アホかと思った)

眉下リフトはもっと年齢行ってからの最後の手段だな、と判断したので埋没法で目の開きを良くしてもらった。
この為の糸や縫い方の種類で金額に天地の差があった。
あと。保証の有無や期間も含めて1番高いものにした。

埋没はバレたくないとか、何ミリ幅とかのこだわりはないので、今より目が開くようにおまかせした。
丁寧に二重幅を決めてくれて、いつもアイプチした時のような目元が完成予定になった。

目の下シリーズは悩みに悩んだ。
ヒアルロン酸にしても良かったかな?と思いもする。
でも。好奇心が勝ってしまった笑
やる気の今しかこんな事やる事ないか、と、どんなものか知りたかった方が強い。
でも、この施術は羞恥心との戦いだった。
Tバックのスケスケの紙パンツに履き替えて、太ももの内側を外に倒して股を開く。
ここまでは脱毛サロンに行ったことがある人は想像つくと思う。
加えて、カウンセリングから施術まで結構時間があったので、カウンセラーのお姉さんの説明では、気持ち、ちょこっと軽く食べるのはいいと聞いていた。
1口だけサンドイッチを食べ、お茶を飲んでいたのだが、いざ施術の段階で看護師に聞かれ正直に答えると、ざわつき始めた。
麻酔にとても気を使うらしく、もちろん事故を防ぐためだろうけど、尿道カテーテルまでしなくてはいけなくなった。

…聞いてない。そんなこと。
でも、もう、施術台でまな板の鯉。

ほんとにもう、これは想像もしてなかったから、今から始まる施術への不安とかより、羞恥心との戦いしかなかった。

カテーテルも装備され、色んなところをシートでカバーされ、先生登場。
脈拍の機械の音が早くて何故か血圧が爆上がり。
「好きな音楽なんですか?」と聞かれ洋楽だと答えると
「こんなの好きかな?」と、ちょうどいい懐かしい洋楽をかけてくれた。
笑気麻酔がはじまり、静脈麻酔もされてて、だんだんフワフワしているのかなんなのか。

術中の先生と看護師の会話は全て聞こえていたし、
だけどとても不思議な夢をみていたような。
太ももの内側から取った脂肪をゴルゴ線に入れるとの事でまず足下でなんかサワサワされてるなぁ。と思っていて気がついたら瞼を引っ張られて、アレヨアレヨのうちにすべてが終わっていた。
とてもリラックスしていたから、術中に呼吸がゆっくり過ぎたのか何度か「大きく息を吸って下さい」と声をかけられたような。

「終わりましたよー」と優しく起こされてゆっくりと起き上がる。
顔の感覚がかなりおかしい。

鏡を渡され、恐る恐る見ると

「やっちまった…」と絶望的になった。

エアバッグに綺麗に突っ込んだに違いない物凄く腫れ上がったわたしの顔がそこにあった。





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