美容整形をした話3

手渡された鏡に映っているのは、誰?

わ…わたしなの?

それくらいの衝撃を受けた面白い顔になっていて、
笑いが込み上げてきた。
その、笑い顔すら不細工すぎて、エンドレス焦りと笑い。
看護師が「今、とても腫れてるんですけど、今日から3日はもっと腫れちゃうと思います」
「とても綺麗な二重になってますよ!」

などと言い、着替えを促され、モソモソと着替え、次の指示を待ってると先生が入ってきて、今、どのような状態かを説明してくれた。

埋没した二重はいわゆる「ハム目」になっていて、
下垂部分を考慮して8mmの幅に縫っていて、完成の状態ではもう少し幅が狭くなる事、
クマ取りの脂肪はあまりなかったけど、今後たるみの原因になりそうなものは念の為取り除いたこと、そこが凹むと行けないのでゴルゴ線からクマ取りした部分全体的に脂肪注入をしている事、
脂肪は吸収されることを考慮し、多めに入れているという事。

「目の完成は3ヶ月後。
目の下シリーズは完成は最低6ヶ月。」との事だった。

ダウンタイムについてもたくさんブログを読んでいて、みんな鬱気味になるらしい。
そりゃそうよね、綺麗になりたくて高いお金払ったけど、顔がパンパンに腫れて生活しなきゃいけないわけで…「もし。ずっとこのままだったらどうしよう…」って不安になる。

私、既にその不安ありすぎる。

見慣れない新しい顔が斬新すぎる。
こんなはずじゃ…と既に思っている。
だけど、3ヶ月待つしかない、と覚悟も決めている。

抗生剤とかのお薬を貰い、帰路に着く。
マスクがあって良かった。

家に帰って冷えピタを顔中に貼り、予めたくさん用意していた保冷剤でしっかり冷やした。
仕事は1週間休みを取っていて、
ひたすら上半身を起こしたまま眠ったし、
顔を冷やし続け、朝晩、顔の変化の写真を撮った。

痛みとかは全くなくて、筋肉痛ににた重たさがある感じ。

3日目から急に腫れが引き、目元が少しスッキリし始めた。
内出血はほとんどなく、少し黄ばみがあるくらい。

大人しく過ごし続けて1週間目。
それまでは、何度も「埋没失敗」「ハム目」「ダウンタイム経過」を検索し続けた。

朝起きると、あれ?なんか?
急激に目の腫れが収まった?
スッキリパッチリした綺麗な二重の目になっている。
もともと奥二重なのだけど、二重幅はくっきりと並行二重になってきた。

やたらとキャッチライトの入ったキラリン!としたクリクリの目になってきた。

可愛いかも。

目の下シリーズはと言うと、視線を頬骨が遮るくらいもっこりとしていて、やっぱりエアバッグに衝突したあとのような顔。
なんというか、鼻も太く見えていて、なんか変。
けど、もう、あの憎きゴルゴ線はいない!
目の下のクマもない!

おお!これが若返りってやつなのか。

恐る恐る、メイクをしてみると、いつもやっていたメイク法ではしっくり来なくなっていた。
ノーズシャドウをしっかり描いて、涙袋も作ってみる。
え?いーやん?
前の顔より断然、整ったし。

(メイクは本職なので特に困ることも無く、新しいメイク法を今も尚、研究中。)

時は過ぎ、顔の腫れは日に日にひいていき、
そのうち新しい顔にも見慣れてきた。
待ちに待った同窓会では何年ぶりかの顔ぶれと楽しかった。

案外気づかれないもので痺れを切らし、自ら
「ねえ聞いて。私、整形したんよ」と伝えると詳細を知りたがった。
職場の人にも最近、なんか元気そうだと思った、と言われ、なるほどな、そうかもしれないな、も思う。

目の下のクマやゴルゴ線が無いだけでこんなに元気な顔になるんだなぁ。
しかも、これ、今やってよかったのかなぁとも思う。
もし、悩んでるは人は、若い時に二重はやってていいと思う。その方が金額ももっと安くて済むはず。
それに、気分が違う。
自分に自信がでるのか、元気そうに見えるらしい。

目の下のクマ取りは、しっかり自分で考えて、いろんなクリニックや先生の症例も考慮してカウンセリングを受けて見積もりに納得してからした方がいい。

やって結果満足してるけど、
カウンセリングは何ヶ所か回ることをオススメしたい。

それで、結果的にどれだけ顔の造形に変化があったのか?というと、実の所あまり変わりは無い。

二重にしても、普段からアイテープを使用していたし、メイクで目を大きくみせたりしていたから。
でも、自分で見えている視野の広さは全然違う。

before/afterで写真を見比べると目の下には歴然の差はある。ゴルゴ線はないし、クマとたるみの凹凸がないからフレッシュな感じ。

諭吉は消えていったけれど、これから先、暫くはメイクが楽しくなりそう。











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