見出し画像

写真記230529

モノクロフィルムなんていまどきカラーネガをスキャンした画像編集で事足りてしまうと思っていたが、このフィルム入手難によって手にとることになったアクロスⅡにすっかり驚かされている。陰影が強く出るのでカラーと全く別の写真になってしまう。

色なんてもつんじゃなかった。そんな気にさせる。その辺のありふれたものを撮っても、どこか意味深な諧調で鑑賞者に何かを示してしまう。

何が写ったのか、もう分からなくてもいい、という気にさせる。闇に沈んだ部分がわずかな明暗をのぞかせた部分にイマジネーションを与える。もどかしさ、それがいい。

もちろんそんな黒い写真ばかりを撮っているのでもない。

アクロスⅡの艶っぽさは一度気に入ると辞められないかもしれない。

カメラ :NIKON NikomatFTN
レンズ :NIKKOR-S・C Auto 1:1.4 f=50㎜
     zoom-NIKKOR 35~105㎜ 1:3.5~4.5
フイルム:FUJIFILM ネオパン 100 ACROS Ⅱ

現像  :カメラのキタムラ
スキャン:EPSON GT-F500

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?