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祝!ルパン三世アニメ化50周年!:ルパン一族の系譜と将来

おはようございます、Martです。
「ルパン三世」のTV放送が始まってから、今年でなんと50年!
っということで、今回はちょっとその魅力と歴史について触れたいと思います!
なんと言ってもぼくは、TVシリーズのルパン三世の1stシリーズからリアルタイムで見てますので、そりゃもう、“ルパン・フリーク”といってもよいのかと、勝手に思ってますからww。応援してますよ〜(*^^*)。

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そもそも「ルパン一家」とはなにもの?

今更なのですが、ルパン三世とは何者か。
「怪盗アルセーヌ・ルパンの孫」という設定ですが、そもそも「アルセーヌ・ルパン」とは誰?って思っている人もいるでしょう。

アルセーヌ・ルパン(仏: Arsène Lupin)は、フランスの小説家モーリス・ルブランが発表した推理小説・冒険小説「アルセーヌ・ルパンシリーズ」の主人公である怪盗、およびシリーズの総称。日本では慣例としてルパンと訳されているが発音としては「リュパン」が元音に近い。20世紀初頭の翻訳では「リュパン」と表記されている物もある。
紳士にして、冒険家。変装の名人でいくつもの変名を持つ。貴族の城館や資本家の邸宅などを襲い宝石や美術品、貴重な家具などを盗んでいく大胆不敵な大泥棒。また、脱獄の名人でもある。
※Wikipediaより

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っということで、コナン・ドイル作の「シャーロック・ホームズ」と並び称される、20世紀初頭の“ヒーロー”の一人ですね。

シルクハットにタキシード、単眼鏡がトレードマークになってますが、シャーロック・ホームズ同様、このコスチュームは小説の表紙にのみ登場するもので、本編とはほとんど関係ないそうです…w。

シャーロック・ホームズ(エルロック・ショルメ)は度々本作にも登場していますが、作者のコナン・ドイルには無許可だった!のでその後抗議をうけて「エルロック・ショルメ」という名前に変えて登場させていたそうですw。

しかし、日本語訳版ではこの改名は行われず「シャーロック・ホームズ」のままだったとのこと、なんとも“ゆるい時代”のお話ですねw。

元々「盗賊」というよりも、石川五右衛門のような“義賊”で、簡単にいえば「悪いお金持ちから搾取して、弱い善人にくばる(守る)」ような活動ぶりが受けたようです。

その後ルパン(初代)は“探偵”に転向したり、モーリタニア帝国のスルタン(王様)になったりした、波乱万丈の生涯を送ったということで、ホームズなどよりもかなりはっきりした来歴を持ってますね。

興味がわいた方は、一度お読みになってください。

「ルパン一族」といえば、最近では深田恭子さん主演のフジテレビ系で放送された「ルパンの娘」というシリーズがありましたね。


できの方は…、でしたが、話題になったのでちょっとだけ見ましたよw。



とまあ、“おじいさん”“一族”のことはこのくらいにして、“孫”であるルパン三世とはどんな人物か、ですが、まあ、見てのとおりなのです。

怪盗であり、冒険好き、女好き、ギャンブル好きと、まさに“人生”を楽しむ天才!って感じです(*^^*)。

人生ってこんなにいろいろあって、自分次第でいくらでも楽しむことができるぞ!という“教え”を、ぼくに届けてくれました。
だからこそ、1967年のモンキー・パンチ先生原作の漫画「ルパン三世」として登場してから、50年以上の長きにわたって、愛されつづけてきたのでしょう。


ルパン三世 アニメ化50周年記念プロジェクト!

何が起こるのか…、
プロジェクトが始まっているようです。

最近「シン・ゴジラ」をはじめとする「シン」シリーズが続々と発表され、ちょっとした“リバイバルブーム”になってますが、この「ルパン三世・シリーズ」にも「シン」が出るのでしょうか?


……
ちょっとやだなーw。

まあ、詳しく(といってもこれ以上の情報はないけど)は、「ルパン三世NETWORK」のサイトを注視していくしかないでしょう。
ここにはリンクを貼っておきます。

ともあれ、「ルパン三世」の新シリーズには期待がたかまるわけです。

が、それはそれとして、ぼくとしてのイチオシ作品は、なんと言っても劇場映画版の第一作「ルパン三世」(のちに「ルパン三世 ルパンVS複製人間」と改題)なわけです。

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マモーが表すもの

この映画の悪役は、なんといっても「マモー」です。
筋書きはネタバレになるので避けますが、上がったり下がったりのやりたい放題!という展開が魅力。

しかし一番の無力は、その声優陣。「マモー」にはなんと、後にTVドラマで「水戸黄門」を演じた西村晃さん。

この声が、ジャスト・フィットしていて、未だにいくつかのセリフが頭に残ってます。

また、アメリカ大統領役には赤塚不二夫さん、

ソビエトの書記長には梶原一騎さん、

エジプトの警察署長には、なんと三波春夫さんがあてられています!
(三波春夫さんは、エンディング曲「ルパン音頭」も歌唱)

もう、なにがなんだか…w。

かなり緊迫したシーンの連続で、やっと終わったか…、と思った途端に、この歌が流れるので、なんとも和みますw。

ところで悪役の「マモー」ですが、「神」ですねw。
自らもクローン技術をもちいて一万年も生きている、というバケモノですが、コピーの連続によりオリジナルに比べ劣化した個体が生まれ、最終的にはそのために滅んでしまう、という想定のお話です。

デジタルのコピーは、基本劣化しないとされていますが、何万回・何十万回とコピーを繰り返すうちには、何らかの因子により“変質=劣化”をする可能性を孕んでいる、という警鐘だったのでしょうか。

制作当時(1978年)には、今のような“デジタル技術”はそれほど無かったので、裏付けとしてはレコードからカセット・テープにおこなうような“アナログ・コピー”のようなものを想定したものと思いますが、今にして思えば、「デジタル万能!」と信じているわれわれにも、ちょっと考えさせられる内容となっています。

デジタルソースも、アナログソースからのサンプリングの際に、幾分かの成分が削ぎ落とされて保存されてるので、デジタル⇒デジタルで無い限り、元のものとは微妙に違うもの、になってしまうからです。
また「デジタル⇒デジタル」の場合であっても、圧縮をかけたり縮小することで変質する可能性はありますね。

現在では「レコードブーム」といわれるように、“アナログ回帰”の動きが起こってますが、まさにこれが「デジタル万能」ではない、という一つのメッセージになっているのではないでしょうか。

「マモーの滅び」は、そんな現代文化の脆弱性、と見たわけです。

アニメーション作品としては、短納期ということもありアラが目立つ作品ですが、面白いので機会がありましたらぜひご覧ください!

映画版のルパン三世といえば…

「ルパン三世 カリオストロの城」ダントツ一番人気だとは思いますが、今回はあえて、記念すべき第一作目をオススメしました。

何しろ50年にもわたる歴史のある作品ですから、オススメしたいものも多数ありますし、アマゾンプライムビデオでも「TV版の1stシリーズ」からほぼ全てが視聴可能です。(有料のものもありますが)

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その時々の作画も微妙に違っていて、それぞれ個性があって味わい深いのですが、キャラクター自体はほとんど変わっていない、という設定ですね。
これも“シリーズ物”としては安定感があり、安心して楽しめる魅力です。

最近のオリジナルビデオ作品「峰不二子という女」や「次元大介の墓標」などのスピンオフ作品では、かなり劇画タッチの画となり、最初はかなり違和感を覚えますが、作品を見ているうちに慣れますねw。

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ルパンの目が、可愛すぎる…www。

これからもルパン三世に注目!

っというわけで、今回はアニメ版の「ルパン三世」シリーズについて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

なにせ歴史の長いシリーズだけに、まだまだご紹介したい作品は多いのですが、今回はこのあたりにしておきます。

気になる「アニメ化50周年プロジェクト」もあることだし、今後とも目のはなせないシリーズであることは間違いありませんね。

ではまた!

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