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ビジュアルコミュニケーションのデータでの検証例


前書き

何回かにわたってビジュアルコミュニケーションというところを取り上げていましたが、どうも定性的な情報ばかりでボヤけた主張に見えるというのが気になっていました。

感覚的なものではなくデータを取って検証されたものがないか調べ見たところ、言語だけでの認知よりも視覚的なものの方が認知の度合いが良いということが言えそうです。

いくつかの例を取り上げてみたいと思います。

例1.視覚情報の処理速度

人間の脳は、視覚情報を文字情報よりも60,000倍速く処理すると言われています。これは、ビジュアルコミュニケーションが情報伝達において非常に効果的であることを示しています。
(出典: 3M Corporation, 2001)

例2.メッセージの理解と記憶

視覚的な情報は、聞いたり読んだりした情報に比べて、理解しやすく、長期記憶に残りやすいことが示されています。ある研究では、視覚的な情報は、純粋なテキスト情報に比べて理解が6倍速いことが分かっています。
(出典: S. L. Eriksen & C. W. Eriksen, 1974)

例3.インフォグラフィックの効果

インフォグラフィックは、データや情報を視覚的に表現する手法で、効果的なビジュアルコミュニケーションの一例です。インフォグラフィックを使用すると、ウェブサイトのトラフィックが12%増加することが報告されています。
(出典: AnsonAlex, 2013)

例4.ビジュアルコミュニケーションとソーシャルメディア

ソーシャルメディア上でビジュアルコンテンツを使用すると、エンゲージメントが高まることが示されています。例えば、Facebookで画像付きの投稿は、テキストのみの投稿に比べて約2.3倍のエンゲージメントが得られます。
(出典: BuzzSumo, 2015)


後書き

これらの定量的情報から、ビジュアルコミュニケーションが情報伝達や理解、記憶の向上に寄与し、エンゲージメントやトラフィックの増加につながることが分かります。
ビジュアルコミュニケーションのスキルを磨くことで、効果的なコミュニケーションが可能になり、ビジネスやプロジェクトの成功につながるでしょう。



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