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【ディベート人狼】お題:とある人狼イベントで"全戦初夜トン"をされた場合、参加費の返金をしてもらえるのか


みなさん、こんにちは、あるいはこんばんは。まるこnoteです。お世話になっております。

筆が乗らないときは新しいシリーズを作ろうと思い、今回はこんな企画を考えました。

新企画は"ディベート人狼"です。


ディベート人狼とは、あるお題に対して2択の選択肢を提示され、人間陣営は本当のこと、人狼陣営は嘘をつかないといけないという人狼ゲームです。

例えば...
お題:毎日朝食を食べるなら
ご飯/パン

私(まるこ)が人間陣営であればご飯を選びますが、人狼陣営のときは必ず本当の選択肢の逆であるパンを選ばなくてはいけません。

どっちでも良いという方は、49対51とかでもどっちかを選び、人狼のときは反対のものを選ぶようにしましょう。

そして議論をして、その人が人間陣営か、人狼陣営かを当てていく、人狼ルームではおもにおまけゲームとして遊ぶことが多いレギュレーションです。

ということで、
今企画のnoteでは、ある一つのお題に対して私(まるこ)の述べる肯定側/否定側の主張を聞き、どちらが私の本意かを探っていただきつつ、このテーマにまつわる私の考えをご紹介してまいります。

今回のお題はタイトルにもある通りですが、こちら!

とある人狼イベントで、"全戦初夜トン"をされた場合、参加費の返金をしてもらえるのか

初夜トン、とは、人狼陣営がはじめて任意で選ぶ初日襲撃者(いわゆる欠けレギュにおける0日目の初日犠牲者は含みません)を指します。主にステージでの人狼において、壇上に上がる演者が肩をトントンされて襲撃されてることを告げられることが多いことから、初夜トンということが広まりました。

さて、今回のシチュエーションは5時間フルでクローズルールを遊ぶ、公募型のイベントとします。

Aさんは、人狼ゲームはなんとなく仲間うちでやったことはあるけれど、1人で公募のイベントに遊びにいくのははじめて。

イベントスタッフであるGMさんはゲームには参加しておらず、プレイヤーはみんなお客さんです。

Aさんは全戦人間陣営でした。
人間の役職を引いたゲームもありましたが、だいたいは村人です。

ゲームは6ゲームできましたが、毎日初夜トン。2日目からのゲームは全部見学です。

最初は人狼の脅威なんだな、と微笑ましい気持ちもありましたが、だんだん不満が募り、さすがにラストゲームになる前に、GMさんに伝えました。
GMさんは気づいていなかったようで、ゲーム中それを伝えていただいても構いませんよ、と話をされました。

なので、ラストゲームで、ずっと初夜トンされてるから、人狼さんは噛まないでね!と議論中に言いました。
みんなはそれに笑いながら、じゃあ今日の護衛は絶対Aさんだ!絶対に襲撃から守ろう!と言う話になりました。

そこで出そうになった言葉をAさんは飲み込みます。
.....私がBGなんです、と。

護衛はAさんに入るってみんなが言ってること、むしろBGと言ってしまうと人狼も噛まないわけにもいかないことから、言わない方が良いとAさんは考えました。

でも、結局。
そのゲームの初夜トンも、Aさんとなってしまいました。

結局2日目を迎えず、その日の人狼イベントを終えたのでした。

さて、この場合、イベント側に返金をしてもらえるでしょうか?


肯定側のまるこの主張

このAさん少なからず、毎日初夜トンということで楽しめずに不満な気持ちをGMに伝えています。この時点でGMからの配慮をもっとするべきだと思います。
お客さんは面白半分で襲撃したのかもしれませんが、そもそも、絶対に勝つためにAさん襲撃が初日に必要だったのかもしれません。

お客さんにも選択の自由があるため、そこの責任はお客さんではなく、お店側がしなければならないと思います。
お客さんの選択により、このAさんは不満が募ってしまい、返金をして欲しい、と思ったのですから、お店側は返金をするべきだと感じます。

否定側のまるこの主張

そもそも金額に相応の対価を求めることが難しいと考えます。この参加費の¥4,000はあくまで会場代やGMさんの労働の対価であり、商品の金額というより、あくまで"参加費"です。
実際に殴り合った、暴言により不快な思いをしてゲーム継続が困難になった、GMサイドの不手際(カードが用意されてない、GMミスによる廃村が相次いだ等)でない限りは、返金はできないと考えます。

正解は...?

ではこの2つを比べて、人間の私はどちらだと思いますか?


正解は...


ドゥるるるるる....


ドン‼️


否定側まるこです☺️‼️

いやここのタメいらないですよねすみません(笑)


私はこういったサービスが対価になるものの参加費はあくまで"前払いの入場料"だと考えています。
電車で巣鴨から新宿に行く切符みたいな。
あれって遅延になっても遅延証もらえるだけで運賃タダになるわけじゃないじゃないですか。

よほど悪質なケースじゃない限り、実際問題難しいんじゃないかなと思います。

人狼ゲームにおける、楽しさの半分は"ちょっとした配慮"

さて、今回のケース。わざわざ私が否定側を押して主張してしまったら。
上記のように、意図しない早死にゲームが続くことによる不満がでたら人狼ゲーム楽しめないのでは、と思ってしまうかもしれません。

こういった不満が何を生むのか。

そう、それは。
"次行くのは、やめておこう"なのです。

それはその空間で楽しい思いをして続けてきているお客さんにとっても、楽しんでいるお客さんを見守るGMにとっても寂しいことですよね。

人狼を"みんなで楽しむ"ために必要なもの。
それは、100点の誘導力でも、100点のパッション力でもなく、みんなの+1点のちょっとした配慮なのかもしれません。

100点の面白い人より、
10点くらいのナチュラル配慮ができて、それを楽しめるプレイヤーが増えると良いなーと思っています。

配慮を楽しめるゲームのあり方を最近模索してるのですが、またそれは今後紹介していきます。


最後に

さて、今回のAさんの事例を、
私なりのちょっとした配慮で全力で楽しくしてみようと思います。


〜ラストゲーム、Aさん初夜トン後〜

GM「本日の襲撃者は・・・Aさんです。」

「「「ウワーーーーーーー!」」」
「俺たちのAーーーーー!守れって言ったじゃーーーーん!」
「いや、さすがに守るでしょ!!」

「えっ、これってもしかしてAさんボディガじゃない?????さすがに???」
「えっ、、、いや、、、そうか、、、たしかに!!!」
「これ人間有利にならないかもだけどさ。さすがにBGが違うとこ守ってたら出るべきじゃない?」
「いやここで炙るの人外だろ!GJでたらいるのわかるし」
でも俺たちのAを守らなかったBGも実質人狼じゃない?許さないかんな〜!」

〜〜〜〜〜

それからゲームが続いて...

GM「本日の処刑者はKさんです。では遺言をどうぞ。」

「ここで処刑されるのは想定外でした。ほんとなにもかも想定外で...思えば初日から想定外だったんですよね。」

どよどよ...

「いや、これは言い訳なんですけど...さすがにAさんは護衛入ってると思ってですね...GJでたら、みんな満場一致でAさん人間だ!ってわちゃわちゃしようかと思ってたんですよ...」

「これ、たぶん、いや絶対AさんBGですよね!私は人狼です!たいっへん申し訳ございませんでした!!!

GM「正解!AさんはまさかまさかのBGでした!人間陣営の勝利です!!!」

(このあとめちゃくちゃ人狼はAさんに土下座した)

「ここでBG引いちゃうの、逆に持ってるよね」
「ハイラムみたい〜(※詳しくは人狼TLPT/ハイラム  /100ステとかで検索してみよう)」
「Aさん!今度は2日目一緒に迎えようね!」

〜〜〜〜〜

5年後のAさん
「今日でこの人狼イベントにきて5年になります。はじめてこのイベントに来た時は全戦初夜トンでした。人生で全戦初夜トンになったことはあれから一度もないのでとても貴重な体験ができました。
でも周りの人が楽しくしてくれたおかげで最後まで楽しかったです。今日は初日で死んでもすごい楽しいゲームにできたらと思います。よろしくお願いします。」

GM(Aさん、あのときの思い出をこんなエピソードトークにするようになったなんて...成長しましたね...うるうる)


〜〜〜〜〜

こういうの、粋とはまた違うけど、
楽しいか楽しくないかのラインを決めるすごく大切な配慮だなと思います。

うまく行くかはわからないけど、人狼ゲームの場はこういう努力を主体的にできる環境であってほしいですし、人狼ゲームにおける参加費は、こういうのができる信頼の上になりたっているものであるといいなと感じる今日この頃でした。



おまけ

ChatGPTにも聞いてみた。

交流イベントにおいて楽しめなかった場合に返金をしてもらえるケース
(今回は対面人狼イベントを広義に交流イベントとしました)

A.
交流イベントにおいて楽しめなかった場合に返金をしてもらえるケースは、主催者やチケット提供者のポリシーやイベントの性質によって異なります。以下は一般的な考え方ですが、具体的なルールはイベントによって異なる場合があります。

1. イベントの中止または延期:イベントが予定通り開催されない場合(中止や延期)、一般的にプレイヤーに返金や代替イベントへの参加の選択肢が提供されます。

2. 欺瞞的な宣伝や誤情報:イベントが広告やプロモーションで誇大な情報を提供し、実際の内容と大きく異なる場合、参加者は返金を要求できることがあります。

3. 安全とセキュリティ:イベントのセキュリティに問題がある場合、参加者の安全が脅かされるような状況があれば、返金を要求できることがあります。

4. 不適切な行動や環境:イベント内で不適切な行動や環境がある場合、主催者が参加者の安全と快適さを確保する責任があります。不適切な行動に対処されない場合、返金要求が考慮されることがあります。

5. キャンセルポリシー:主催者が特定のキャンセルポリシーを提供している場合、そのポリシーに基づいて返金が可能か確認しましょう。

最終的に、返金要求をする前に、関連するポリシーを確認し、イベントの性質や問題がどの程度深刻かを評価することが大切です。また、主催者とコミュニケーションを取ることも返金要求の過程で役立つことがあります。


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というわけで、悪質じゃないものなので、キャンセルポリシーに則らないものは返金は難しいそうですね。

イベントのキャンセルポリシーって結構流し見しちゃうけど、確認してみようと思う良い機会になりましたとさ。

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