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東京リベンジャーズ、を観た!

制作:2021
監督:初見浩一
撮影監督:山本弥芳
CAST:タケミチ/新祐樹、ヒナタ/和氣あず未、マイキー/林勇

■あらすじと感想
ダメフリーター/タケミチ。中学時代に付き合っていたヒナタが犯罪組織の抗争に巻き込まれて死亡。テレビのニュースで知ってもダメな日常を送るタケミチ。そんな彼がタイムリープして12年前に戻り、その時代をもう一度体験する。タイムリープして見つけた大事な事。好きだったヒナタを救うため12年前から歴史を変えようと試みる。

■すいません。まだ#3までしか観ていません。ただ、この段階でどうしても書きたくなりました。

■タケミチが大人の感覚で発見する“中学生時代の仲間とふざけあった日々や彼女との関係やその想い。誰しも一度は“今の知識と経験であの頃に戻れたらうまく出来るだろう”と思ったことはあると思うのですが、当時流してしまった友達の呟く一言や気持ちを受け止める主人公の感性の設定が非常に新しいと思いました。

■私も今まで年齢相応に色んな経験をしてきたのですが、過去の経験を大して覚えていない事に気づきました。近所に更地が出来ても、そこにはどんな建物があったか?何の店だったか?を覚えていないのと同じでしょう。同じように当時の友達の一言や恋人の気遣いを流してしまっていたのだと感じまクラっとしました。今の私が12年前に戻って取り返せることがあるのか?あの時の失敗を、繰り返さないように行動できるだろうか?そう思いながら観ました。それは、この物語のテーマでもある、死、という誰も立ち向かえないことに対してだったとしても。

■先日、近所の本屋のレジに並んでいたら、レジの傍に東京リベンジャーズのコミックスがたくさん並んでいました。その表紙を小学生くらいの女の子が楽しそうにチョンチョンと指で突いていました。まるで駄菓子屋のお菓子を選ぶ感じで、どれにしようかな?って、見ているこちらも楽しい気分になる微笑ましさ。彼女はレジに並ぶ人の邪魔になっていることに気が付き、恥ずかしそうに離れていきました。彼女が12年後、あの楽しい感覚を覚えていてくれたらいいな、と思いました。

■記憶に残るシーンは廊下を歩くタケミチと友人たちのシーン。あんな毎日を私も送っていたと思うが全く覚えていない。私が見ているのはまだ序盤だが、非常に楽しみな作品です。ではでは。

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