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”ボールの動きを止めるな” サウサンプトン×リバプール プレビュー 【22-23プレミアリーグ 第38節】

プレミアリーグ第38節
2023.5.29
@St Mary's Stadium

サウサンプトン
(20位/6勝6分25敗/勝ち点24/得点32 失点69)
×
リバプール
(5位/19勝9分9敗/勝ち点66/得点71 失点43)

Referee:Darren England
-今季2試合担当(1分1敗,、パレス戦/ブライトン戦)
-イエロー8枚(パレス戦5枚)
-90分あたりのリバプール選手へのファウル判定が14.5回と全レフェリー最多。
VAR:Andy Madley



■対戦成績

※リーグ戦のみ
・通算47戦 26勝10分11敗

↓直接対決直近5戦。  ※プレミア公式より引用

4勝1敗。11得点。今季ホームではヌニェスが2G。
ジョタ2G1A、サラーとロバートソンが2A。
元リバプール所属で現ビラのイングスが2G。

↓両クラブの直近5戦。 ※プレミア公式より引用

サウサンプトは5連敗だが点がとれている。



■予想スタメン・展望

【Liverpool】4-3-3
GK:Alisson
DF:TAA/Matip/VVD/Tsimikas
MF:Henderson/Fabinho/Curtis
FW:Salah/Gakpo/Diaz

【Southampton】4-1-4-1
GK:
McCarthy
DF:Bree/Bednarek/Lyanco/Waker-Peters
MF:Lavia   Walcott/Ward-Prowse/Alcaraz/Elyounoussi
FW:Aribo


展望(ブライトン戦を90分チェック)

サウサンプトンは最下位と降格が、リバプールも5位とELが確定。
消化試合となった最終節だが、見どころはある。

・最近噂が出ているラビアのプレー。
・リバプールが引き分けor負けた場合はシーズン2ケタ分けor負け。
・勝てばシーズン20勝。ニューカッスルがチェルシーに勝利しなかった場合、勝利数では上回る。
ヌニェスはリーグ戦でこれまで9得点。2ケタゴールなるか。
アーノルドロバートソンはともにリーグ戦8アシスト。コロナでの中断があった20-21を除くと18-19以降毎年2ケタアシストを続けていた両者。継続なるか。


・脅威なのはセットプレーのみ。

攻守ともに4-1-4-1でプレーするサウサンプトン。意外にもGKもビルドアップに参加する。
アンカーでプレーした注目のラビアは守備時は自分の両脇をマカリスターとグロスに再三使われ、攻撃では激しいマークに合い、採点はまずまずだったものの目立ったプレーはほとんどなかった。それでもボールを持ったときの落ち着いたプレーは10代らしからぬ雰囲気。


ブライトン戦唯一の得点とVARによるオフサイド判定で取り消しになったウォルコットのゴールの両方にJWPことWard-Prowseは絡んだ。
彼のキックは早く正確で、CKのボールが急激に落ちるのでディフェンスはクリアできない。
セットプレーの機会を増やさないためにも、自陣でのファウルを減らし、攻め込まれたときもコーナーに逃げることなく極力ボールを繋ぎたい。


サイド攻撃は特性がわかりやすく、
左サイドはLyanco/Waker-Peters/Elyounoussiが皆足元に優れたプレイヤーで、連携重視。
右サイドは今だにスピードを売りにできているウォルコットとあまり高い位置にあがらないBree。カウンター時にはウォルコットが目立っていた。
リバプールが守るときはアーノルドのサイドにボールがある時間帯の方が多くなるだろう。


カウンターについては、すでに今季3人目の監督ということで練度が足りないからなのか、カウンターにも関わらず足が止まったり、急にスピードダウンすることがある。

やはり最もチャンスを作られるのはJWPのキックからになりそうだ。



・守備の圧力皆無。ライン間に差し込めるか。

サウサンプトンが構えたときの守備はこんな感じ。

グレーのエリアが空く。
4人のMFが中央に寄るのでサイドが空き、
DFラインだけがずっと低いため、DF-MF間が10m近く空く。
また、MFのラインの上げ下げが統一されていなく、

相手WGにボールが渡る、MF達がラインを下げる
→相手がCBまでボールを戻す、MF達がラインを上げる

この後にMFラインがぐちゃぐちゃになるので、パスの通り道が増える。
繰り返しになるが、ブライトンはマカリスターとグロスがラビアの両脇に立ち、特に前者はコルウィルやエストゥピニャンからのパスを間で何回も受けられていた。


加えてチーム全体がボールを持っている相手選手への圧力がかなり低いので、余裕を持ってパスの出し先を探すしたり、シュートモーションを作れるはずだ。



■負傷者

ロバートソン/ヌニェス/コナテはいずれも起用できるとクロップが会見でコメントしていたが、先発予想には挙げなかった。



■各種スタッツ

【Liverpool】
・今季アウェイ戦の成績は6勝4分8敗と負け越しが決定している。
・今季アウェイ戦の得失点はそれぞれ25と26。
・今季直接FKによるゴールは36節レスター戦のみ。
・今季のクリーンシート数が14でニューカッスルと並びリーグ2位。トップはユナイテッドの17。

【Southampton】
・11試合連続失点中。
・12試合未勝利。
・今季2点差以上でのリーグ戦勝利がない。
・チーム得点王とアシストはいずれもWard-Prowse。(8G4A)
・同2位はいずれもChe Adams(今節欠場見込み)。(5G3A)



■過去試合レビュー

37節 アストンビラ戦

35節 ブレントフォード戦

28節 フラム戦


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