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”別れの合図を” リバプール×アストンビラ プレビュー 【22-23プレミアリーグ 第37節】

プレミアリーグ第37節
2023.5.20
@Anfield

リバプール
(5位/19勝8分19敗/勝ち点65/得点70 失点42)
×
アストンビラ
(8位/17勝6分13敗/勝ち点57/得点48 失点44)

Referee:John Brooks
-リバプール通算2試合目。前回はイエロー1枚提示。まだ33歳と若く、今季から本格的にプレミア参戦。これまではチャンピオンシップを裁いていた。
VAR:
Tony Harrington

■対戦成績

※リーグ戦のみ
・通算55戦 32勝10分け13敗

↓直接対決直近5戦。  ※プレミア公式より引用

4勝1敗。
サラーが直近5戦で5G1A。半分以上得点に関与。

↓両クラブの直近5戦。 ※プレミア公式より引用

リバプールは3戦連続クリーンシート中。



■予想スタメン・展望

【Liverpool】
GK:Alisson
DF:TAA/Konate/VVD/Robertson
MF:Henderson/Fabinho/Curtis
FW:Salah/Gakpo/Jota
退団する選手を起用できるのか。どれくらい見られるのか。

【Aston Villa】
GK:Martinez
DF:Young/Konsa/MIngs/Moreno
MF:McGinn/Kamara/Douglas Luiz/Ramsey
FW:Buendia/Watikins
上位チームとのアウェイ戦のため、McGinnをサイドに置き守備重視と予想。


展望(トッテナム戦を90分チェック)

・Routeマッギン。

ビラは攻撃時3-4-3。
押し込むと左SBのモレノが一列あがり、左SHのラムジーが中に入る。
ビルドアップは主に2パターン。

①2CBと右SBヤングの3バック+2CH
②GK+2CB+2CH

①の3バックはかなり幅が広く、同数で圧力をかけるとCH2人が空く。またはSB経由でCHにボールが渡る。
②を遂行する際も工夫がされていて、
モレノとルイス降りて相手おびきよせる
→できたスペースにラムジー降りる、そこにエミマル配給
で相手MFラインを一気に突破するシーンも。


選手にフォーカスすると、McGinnの存在感がピカイチ。
ボールを奪うのもマッギンから。チャンスが始まるのもマッギンから。
自分の体を相手選手とボールの間に入れるボールキープとターンが抜群にうまい。
175cmと小柄だが体も張れるし、パスも丁寧にで正確、レフティー、ミドルも打てる、キャプテンを務めるリーダーシップ。現在28歳。あと2,3歳若ければ獲得リスト入りしてたはず。



・必見。アーノルドvsビラのハイライン。

ビラの守備時は5-3-2。ボールサイドのSHが最終ラインに吸収される。
びっくりするほどハイラインで、ミドルプレスとショートカウンターを使い分ける。
特別ボール扱いに長けていないスパーズ最終ラインとはいえ、しっかりはめて奪いきり、何度もシュートまで完結できており精度は高い。


状況に応じ2トップがサイドへ、あるいはSHが相手3枚に対し同数ではめるために前へ出張するので、時折、5-4-1や5-2-3にもなる。


とにかくDFラインが高く、中央が密集がちなので空くのはSB周り。
相手2トップ外側でコナテとロバートソンが余裕を持ちながら前に運べる時間もあるだろうが、ハイライン故、スペースがなく味方FWに当てられないシーンが見られるだろう。


とはいえ、スパーズ戦を見た限りリバプールが点を取れるイメージはかなりできた。
キーになる選手はアーノルド、サラー、ジョタ(左WG)、カーティスだ。
前半2名はチャンスメイク、残り2名はスコアラー。


一番簡単なのはやはり中盤アーノルドからの配給だ。
かつてのメッシtoアルバのイメージで大外にいるジョタかカーテイスがラインブレイクしてキーパーと1vs1を迎える。
前節はソンフンミン、リシャルリソン、クルゼフスキから計8つのオフサイドを獲得したビラDF陣だが、紙一重の時もあった。何回旗を上げられてもトライしてほしい。

ラインブレイクの方法は他にもあるが、スパーズ戦で有効だったのは「2列目からの飛び出し」と「左SHラムジーと左SBモレノの間」だった。


前者はMFに合わせてDFラインを調整するわけにはいかないので、オフサイドになりにくい、裏抜けの定石と言われるやり方。
25:52のシーンでボールが出なかったため、未遂に終わったが、右サイドの方でMFスキップがボールを持った瞬間にホイビアが右SBのヤングと右SHのベイリーの間の抜けようとしていた。
ビラがラインを上げた瞬間に走り出す抜群のタイミングだったため、出していれば100%キーパーと1vs1だった。


後者はサイドの少し低い位置でもった右SBペドロポロがクルゼフスキがビラの左サイドコンビの間をついた。62分からの出場だったスウェーデン代表だったが、3回ほどチャンスを作った。
ポロの役割はおそらくサラーだろう。ただ先発予想のヘンダーソンがクルゼフスキほど走ってくれるか。役割を逆にするとキャプテンの球出しの精度が・・・悩ましい。


最後にセットプレーについて少し触れる。
メインウエポンは「ニアに走り込むミングスに当ててそのままゴールインか反らして味方が決める」というやり方。
↓このシーン(すぐ見れるよ)



■負傷者

ケイタまだ負傷中じゃん、セレモニーには参加するのかな。
コウチーニョも負傷中。



■各種スタッツ

【Liverpool】
・リバプールが負けた時点でニューカッスルのCL圏獲得が決定する。
・リバプールが勝ったとしても23日早朝KOのレスター戦に勝利すればニューカッスルのCL圏獲得が決定する。
・リバプールが負け、ユナイテッドが同時刻KOのボーンマス戦に勝利すると、ユナイテッドのCL圏獲得が決定する。
・リバプールは6位以内が確定している。最低でもELには出場できる。
・アリソンのクリーンシート数は現在14。最多のデヘアが16。リバプールが失点した時点でデヘアが王者になる。

【Aston Villa】
・アウェイ2戦連続ノーゴール中。
直近5戦で4得点のみ。
2チーム内タックルランキングTOP3を独占。→1位Douglas Luiz(68回)、2位Ramsey(67回)、3位McGinn(63回)。



■過去試合レビュー

35節 ブレントフォード戦

28節 フラム戦

34節 トッテナム戦



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