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スピリット・オブ・シャンクリーって何?

昨年のESL騒動を始め、たまに見かけるこの団体(@spiritofshankly)について。

概要

Spirit Of Shankly (SOS) は、リバプールFCのファンのための非公式サポーター組合です。
元リバプール監督ビル・シャンクリーの名を冠したこの組合は、ヒックスとジレットの旧リバプールFCオーナーに反対するファンによって2008年初めに結成されましたが、すぐにチケット、トラベル、コミュニティと再生問題などあらゆる問題についてメンバー(と他のリバプールFCサポーター)を代表する協同組合に発展しています。

wiki

2008年1月、リヴァプールFCの状況は、ピッチ外での一連の出来事を引き起こし、サッカークラブにおけるサポーターの役割を永遠に変えてしまった。私たちは行動し、抗議し、何かをしなければならなかったのです。そして、Spirit Of Shanklyが誕生したのです。

SOS HP



目的


※公式引用

不変の目的

メンバーと世界中のサポーターの最善の利益を代表すること。
フットボールクラブの所有者が誰であれ、その責任を追及すること。


短期目標

Spirit Of Shanklyの機能的な構造を確立すること。
リヴァプールFCを支えるすべての人々と長期的な関係を築くこと。
サポーターのためのサービスの質を向上させる。
サポーターのための旅行手配の標準と価値を向上させる。

中期目標

アンフィールド周辺を改善するために、あらゆる関係機関と協力すること。
国内外の草の根サポーターグループとのつながりを構築する。

長期目標

役員会レベルでサポーターの代表権を獲得すること。


究極の目標

サポーターがリバプールフットボールクラブを所有すること。



役割

クラブや大会主催者の運営上の問題で、フットボールファンはトラブルに巻き込まれたり、不利益を被ったりすることがある。リバプールには、そんな時クラブや大会主催者に抗議し、問題の改善を求めていく活動をしているサポーターの組合組織がある。「シャンクリーの精神」という名を持つリバプールのサポーターズ・ユニオン、スピリット・オブ・シャンクリー(Spirit of Shankly)だ。

footballista

記事は会員じゃなくても見られるので、ぜひ。

ちなみに、他クラブにもサポーターズ・トラストと呼ばれる、似たような団体がある。



下記ツイートは、2018年にローマサポーターに襲われて重体となったショーン・コックスさんの治療費を集める彼らの活動の模様。



実績

  • チケット代値上げ案の撤回(詳細はボリスタ記事)

  • ESL騒動の抗議

  • 前オーナー、ヒックスとギレットに対する抗議活動

  • スタジアム拡張に伴う、シートの安全性の調査
    (メンバーにもヒルズボロの遺族や生存者)



  • 創設当時は「Sons of Shankly」と呼ばれていた。

  • メンバーは全員ボランティア。

  • 四半期ごとにミーティングがある。

  • 英国と北欧にいくつか支部がある。


欧州サッカー界は、移籍金バブル・コロナを経て、持続可能性のあるクラブ経営を目指したり、これまでとは異なる取り組みをせざるを得ない状況になりました。

つい最近もNFTの販売がありましたが、今後もこういったファンに影響を及ぼす変化をクラブは試みるでしょう。

その際、この団体の動きに注目必須です。

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