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あの子に見てもらいたくて

古民家の改装はとりあえず終わった。

終わったと言ってもまだまだ直したいところ、付け加えたいところは
山のようにあるんだけど、そうも言っていられない。

なぜならば、今は古民家に引っ越して空き家になった旧自宅を改装しているから。

こっちは今度こそセルフビルド、、、、まで行かないかもだけど
古民家の時のように大工さんが本格的に入る(ボランティア含め)感じと違って、そこまで大きな改装ではなく、DIY(その延長)のレベルに近い。

だから、数か所は家族や設備に入ってもらったが、他はほとんど私一人でやっている。

設計図も何にもない。
思い付きで一気に進むときもあれば
何日も停滞する時もある。

ペンキを塗ってみて、数日後にやっぱり違うとやり直すこともある。
苦労して貼り付けた木材を、同様の理由で引っぺがすこともある。

なかなか終わらない。

「頑張ってるね」とか「楽しんで」とか言われるけど

いつも頑張っている訳じゃないし、いつも楽しい訳じゃない。

ただ

古民家の改装の時は、しばらくは自分たちのものと言う気がしなかった。

もちろん、私たちが引き継ぐまで他人のものだったからもある。
それに、近所の空き家に思い出はないから。

改装していくうちに「情」が移った。

だけど旧自宅は違う。

新築で建てて、今年で30年。

人生のほぼ大半を過ごした思い出の場所。

この家が建った時私は14歳だった。

今でもあの時の私がこの家のどこかにいて、今の私がしている事をどこかで見ている気がする。

それは私であって
だけど
私ではなくて

大人の私が

年の割には全然大人じゃないんだけど

あの頃の私からしたら十分に大人の
年齢になった私が

14歳だったあの子が喜びそうな事を
あの子のために
今している気がする

なんだか上手くまとめられないけど
そう思うと、
頑張ろうと思える。

さいごまで読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです(o^―^o)!! 貴重なあなたの時間の一部が、よいものとなりますように✨