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私はいつのまにか「ガーゴイルのおねえさん」になっていた。#ヴィーナスフォート思い出のSTRANGELOVE(ストレンジラブ)

初めて東京で就職したとき、田舎から出てきたばかりの私たちを、会社のオリエンテーションで先輩がいろいろなお出かけスポットに連れていってくださった。

その場所の一つが『お台場ヴィーナスフォート』

当時はいつからやっている施設なのか全く気にもしていなかったが、1999年オープンだったので、本当に出来立てほやほやぐらいの頃に連れて行ってもらったのだ。

室内にいるのに、天井には終始青空が見えて、店舗のある空間も、なんだか外国のどこかに行っているかのような現実離れした世界観。

上京したての田舎娘には、それはもう度肝を抜かれる夢の世界だった訳である。

「東京はものすごいぞ!!」

当時は「なんかジャスコ(田舎のパラダイス)の100倍くらいデカいショッピングモンスターだぁ・・・」と感動しつつ、絶賛ホームシック中だったので100%は楽しめないが、何気にワクワクしたその場所に、結局その後も休みの日には数少ない都会の比較的行きやすい場所(他にもいろいろあるだろうが、思いつかない)として何度か遊びに行っていた。

その後も、数年が経ってすっかり田舎に帰って、東京はたまに遊びに行く場所になってしまった私だが、相変わらずその度に隙あらば寄ってしまう場所になっていた。

その頃には、何度も行きつくしているヴィーナスフォートであったから、当初の初々しい?感動は薄れていたものの、相変わらずの手近な異国の雰囲気に癒されつつ、私はある一つのお店を開拓していた。

それが「Strangelove(ストレンジラブ)」である。

お店のHPによると

『お台場、ヴィーナスフォートの一角に、突如として現れた
ヴィンテージショップ「STRANGELOVE」。
アメリカ、ヨーロッパより買い付けた、個性的で多種多彩なインテリアや
雑貨、ジュエリーがひしめきあう。そして、そのさらに奥には・・・・・

未だかつて存在しえなかった、「異空間」とも呼ぶべき、「新世界」が
広がっている。

「M」・・・・それは、日本唯一、最多最大の品揃えを誇る、フリーメイソン専門店。
かつて実際に使用された儀式用具や、階級ジュエリーをはじめ、世界各国のヴィンテージメソニックアイテムが集う。


世界的秘密結社、フリーメイソン。
その未知なる存在の裏に隠された、歴史、謎、メッセージ・・・・・。
万能なる神の目が語りかける真実を、はたして、あなたは感じることが出来るだろうか。

ようこそ。 あなたの知らない 世界へ 。』


いやいや、よく分からない・・・何?なんのお店??フ、、フリーメイソン????え??????

という方は、モロトゆーきさんの記事をご覧下さい。店内(店外も?)撮影禁止なので私は一切写真を持っていないので、とってもわかりやすいし、記事も面白いです。。。

開拓と言っても、私がフリーメイソン会員であるとか、ヴィンテージをコレクションする素敵趣味があるという訳ではなく(そもそも財力が皆無・・・・)

ガーゴイルが欲しくて、欲しくて、さまよっていた時にたまたま迷い込んだお店なのだ。

が、、、が、、?何??ガーゴイル???ますます何???

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マイガーゴイルちゃん

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この子も。

ウィキペディアによると

『ガーゴイル(英: gargoyle)は、雨樋の機能をもつ、怪物などをかたどった彫刻である[1]。単なる雨樋単体や彫刻単体ではガーゴイルとは呼ばない。本来の意味である彫刻としてのガーゴイルは、主として西洋建築の屋根に設置され、雨樋から流れてくる水の排出口としての機能を持つ。

フランス語ではガルグイユ (gargouille)、イタリア語ではドッチオーネ (doccione)、ドイツ語ではアウスグス (Ausguss)、ヴァッサーシュパイアー (Wasserspeier)、中国語では石像鬼(シィーシャングイ)という。日本語では樋嘴(ひはし)ともいう。』

【ガーゴイルゲッコー】名前の由来-ガーゴイル(Gargoyle)_01-201211


「なぜガーゴイル収集を?」という疑問は置いといて(話せばちょっと長い)

しかし、そのヴィーナスフォートがなんと、先月末で閉館になったとの事。

という事は、あの「ストレンジラブ」はいったいどこへ・・・。

ここ何年かは、めっきり行かなく(行けなく)なってたとはいえ、無いとなるとなんだか悲しい。

あの、なんだか入りずらいけど最初見つけた時はかろうじてあった入り口が(店舗だから当たり前というごもっともな意見は通用しないお店である)
そのうちに無くなって、何かベルを(ピンポンとかでなくほんとにベルのベル)鳴らすと、非常口らしき扉を開けてくれる謎入店システムといい、会員か入場料的なのを払わないと入れない空間があったり(結局入らなかった)怪しいガチャガチャを引かせてもらったり、いろいろ楽しかった異空間。

私はアンティークでもないお得な置物(おもにガーゴイル)やポストカード、ピアスしか買えない細客だったけど、たまに行くといろいろ話しかけてもらったり、

当時いた可愛らしい店員さんに、2度目に会った時に「ガーゴイルのおねえさん!」と読んでもらえた事、なんだか嬉しかった。


そして、そんな不思議店舗があったヴィーナスフォート。

22年間ありがとう。


あと「フリーメイソン」て?な方は、こちらの中田先生の動画が分かりやすいかな?と思います。私も実はよく分かってませんでした。日々学びです(なにがなの?)




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