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10年かかった、無印良品と仲直り

はじめにお伝えしたいのは、無印良品と個人的に何かあったとか、無印良品関係者と個人的に何かあったとか、では全く無く、なんなら無印良品自信?は一切関係ないのでそこんとこ宜しくです(今から何の話聞かされるのや?)

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19歳で上京して、初めて暮らした場所は池袋駅からほど近い、一見田舎街を思い出すような庶民的な街だった。

とはいえ、電車に揺られる事数分で大都会「池袋」に行けるんだから、その辺田舎とは大違い。とにかく池袋に初めて行った時の衝撃は忘れられない。

もう、田舎から出て来た19娘にとって池袋が都会の全てと言っても過言ではなかった時代。あ、さいたま出身ではないですよ(あ、ディスってはいないですよ)
あ、さいたまたいたま言ってると、口がさいたまに・・・・(終われ)

とにかく

なにせ初めてのTOKYO。

初めましてのお店まみれ。

サンシャイン60(とりあえず上まで登る。とにかく怖いから下界を見れない:なぜ登る)
東急ハンズ(これが噂に名高い、、、あの手☞の絵の、、、)
東武、西武百貨店(デパートってこんなにデカいの?:地元の100倍はある)
デパ地下(地下、、、だと?)
マツモトキヨシ(誰?松本、、、??)
ドン・キホーテ(だ、誰?外人???)
映画館で2階以上あるってどういう事!?(地元にシネコンすらない時代)

そして、満を持しての登場

無印良品!!

なんとなく、それとなく聞いたことがある、都会に行かないと手に入らない白色系の品々をそろえているお店(田舎娘の雑情報)

店内の何とも言えないいいニオイなに?
何とも言えないいい音楽なに?
なんともいえないナチュラル感なに?

ジャスコやヨーカドーにこんなお店無いよ(失礼だが当時はそうだった記憶)

私は無印が放つ無印オーラにやられてしまった。いい意味でね。

何を買ったっけ。

家具や家電は今ほどなかったか、手が届かない価格だった気がするから、小物系をそろえた記憶がある。

茶碗やコップなどの食器類、お玉やしゃもじ、小鍋などの簡単な調理道具。
衣類は買った覚えがあまりないけど、下着系は買ったかも。

とにかく初めての無印良品、ワクワクドキドキソワソワジロジロ等のの擬音まみれ。

一方で、楽しいを上回りそうなくらいの不安もあったけど。

なんたって初めてのひとり暮らし。しかも初めての土地で。
知り合いもほぼいない。


そんな不安と期待の東京暮らしがスタート・・・・したのだが

わずか半年足らずで、私はギブアップしてしまった。

簡単に言えば、ホームシック&仕事のストレス。

まあまあ、ありがちだがそうなのだから、しょうがない。

そんな訳で、いろんなことが混ざり合って東京からヘロヘロのヨレヨレのボロボロのクタクタの擬音まみれ再びになって舞い戻った。

「シワシワ」がついてないくらいには若かったが(だからなんだ)

ヘロヘロになって舞い戻った経緯について、長くなるのでどうしようか、、、と思ったらここでも書いていたので、知りたいという奇特な方はこちらへGO⇩

それが無印良品と何の関係が?と思うだろうが、もうちょっと聞いてほしい。

実家に舞い戻ってから、ほとんど使わなかった調理器具やらなんやら、持ち帰った無印良品の品々を見ると、あの辛かった東京暮らしを思い出してしまうのだ。

無印良品以外でも、イロイロ買っているはずなのだが、なぜか無印良品の商品に関してのみ、反応してしまう。

これはなぜだろう。

あの頃行った映画館のパンフレットを見ても、まあ思い出しはするがそこまで辛くはならない。

ただ何となく思い当たるのは

無印良品は上京時についてきた母と一緒に買った思い出があり、
この後母は地元に帰り、私は東京に残るんだ。これからは家族と離れて
自立してここで一生暮らさなきゃいけないんだ。一人で。

という、今思うとよくそこまで意気込んでたな(思いつめていたなともいう)という思いがあったからその時の切なさがあるのではないだろうか。

結果的に一生どころか半年で帰ったのだから、なにが切ないだ!だろうがそれは結果であり、思い詰めていた時の私は知らないのだから。

という事は置いておいて。

そんな訳で、その後も東京に遊びに行ったり、近県の無印良品へ行く機会があった時も、なんだか純粋に楽しめない、苦々しい、物悲しい、気持ちになってしまって、なんだか純粋に楽しめなかった。ごめんよ。無印。

そんなある時

気が付いたら、なんの感傷も感じず無印良品を楽しんでいる自分に気が付いた。

あれ?そういえば、わたし無印良品、楽しんでるじゃん!

意識していた訳ではないが、そう言えば上京して、夢破れ(おおげさな)舞い戻ってから10年が経っていた。

10年!!

仲直り?と言っていいのか、一方的に私が避けていただけであって一切無印良品は悪くないのだが(100%)

とにかく10年と言う時の流れが私と無印良品をまた仲良しにしてくれた。

その後、地元にはなんと信じられない事に結構な規模の大きい無印良品ができた。がぜん行きやすくなったのだ。

そうなると、今度は欲しいものだらけでそれはそれで困る。
今収入が無いのに無印良品に行くのは大変危険である。
何故ならば、見ると予定外のものまで欲しくなり(むしろそっちのが多い)
しかし買えないとなるとそれはそれでストレスになる。

そうだ!見ない為には、行かなければいい(そりゃそうだ)

そんな訳で

行きやすくなったにもかかわらず、地元の無印良品
には実は開店からずいぶん経つがまだ行けていない。

なにこれ?

仲直り?したのに今度は片思いしてるのか????

あー、、、両想いになりて~(終われ)


上京時の写真だけみると、無印皆無ですが?

さいごまで読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです(o^―^o)!! 貴重なあなたの時間の一部が、よいものとなりますように✨