「ゴールデンカムイ」に突如取り憑かれて濃厚な1ヶ月間を過ごした話。
最近ハマった漫画「ゴールデンカムイ」が最終回を迎えてしまった。
賛否両論?あるらしいが、なんと「らしい」終わり方ではないか。
晴れやかで今日の天気みたいだったし、おかげで自分の気持ちも一日中晴れ晴れしていた。(個人の意見です)
なんなら体も軽いし、肩こりも治った気がする。(個人の意見です)
「好きなもの」から与えられるパワーは改めて「凄い」と感じた。
仕事きっかけで3月末くらいにアニメを見始めてから底なし沼のようにハマって、その直後に「あと3回で連載が終わります」というカウントダウン発表。
なんということだ!
すぐさま慌てて無料公開のWEBコミックを読み漁り、単行本を一から買い漁ってなんとか1週間程度で本誌まで追いつくことに成功。
まさに狂った犬のように伴走りまくった。
そのおかげで4月いっぱいはとても楽しく過ごせた気がするし、ここ数年で久しぶりに心を燃やした、とてもとても濃厚な1ヶ月だった。
連載開始から7年の本当に最後の部分だけをリアルタイムで追わせてもらったけれど、この1ヶ月間の楽しさは一生忘れない気がする。
久しぶりに「推し」(鯉登・コイト・KOITO)という存在を見つけたり、漫画の展開に一喜一憂したり、鯉登&月島の目線で鶴見中尉の一挙手一投足にドキドキハラハラしたり。
実写映画化の報せを聞いて夜も眠れなかったり、勝手にハリウッド版のキャスティングを考えたり。
25年ぶりくらいにアニメイトへ行ってグッズを探しに行って恥ずかしくて何も買えなかったり、友人からジャンプショップの存在を教えてもらったり。
野田先生の上手すぎる絵を見て久しぶりに絵を描きたいと思って、勝手に最終回までキャラクターを描くマラソンを始めて、それが思ったより楽しくて熱中したり。
ファンブックの野田先生のインタビューを見てからは、余計に絵を描くのが楽しくなった。
数年間続いているコロナ禍、きな臭い感じの現実世界、などなど、テレビのニュースばかり見て家で1人で不安になっていた自分をひっぺがしてくれた「ゴールデンカムイ」には本当に感謝しかない。
現実逃避をするという意味でも、何かに熱中するということが本当に久しぶりだったので、最終回が終わった後に抜け殻になったらどうしようと急激に不安になった。
でも、「ゴールデンカムイ」の終わり方は不安にさせるどころか、ある意味いつも通りで、野田サトル先生はさすがだなと笑ってしまった。
(漫画に触れたのは1ヶ月くらいだけど、「らしさ」はちゃんとわかった。)
抜け殻になるかと思いきやそんなことはなく、本当に憑き物が落ちたくらいに身体の調子が良い。
なんなら痩せたし息も吸いやすくなったし、寝てないはずなのに目の下の小ジワも減った。(個人の意見です)
6月末からは私が住んでいる京都で「ゴールデンカムイ展」が開催されるので今からとても楽しみにしている。
と、ともに、グッズやチケット代のために頑張ってものすごく働くという新しい目標ができたわけだ。
「ゴールデンカムイ」の連載は終わったが、私は「金のカムイ」に取り憑かれたままだ!!クソゥ!
働けど働けど。
でもそれで良い。
「好きなもの」が分からず心がフラフラしているよりは、「好きなもの」のために何かするという目標があるだけいいじゃないか。
しかしここまでのめり込めるものには、いや、これ以上のものには今度いつ、人生であと何回出会えるのだろうね?
とにかく濃すぎる2022年の4月でしたとさ。
こんな平凡で引きこもりがちな主婦を前向きにしてくれた「ゴールデンカムイ」、そして野田サトル先生、本当にありがとうございました。
棺桶に入れて欲しい作品が1つ増えたので、誰でも良いので誰か覚えておいてくださいませ。(全巻入れてね)
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