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しまコトDAY2

 1泊2日だとあっという間に終わりますが、2泊3日だと時間がたっぷりあるので、集まった人たちと丁寧に関係性をつくることができます。今回の旅では、この2日目が凄く重要なターニングポイントになったような気がします。

 では早速、2日目も時系列順に遡っていきます。


起床後

 ちょっとでも筋トレすることが毎日の日課になっています。朝起きて時間があったので、逆立ちと腕立て、けん玉やストレッチをして、準備OK。

ホテルの朝食
 8時20分にロビー集合だったので、それまでに身支度をして7時半ごろに朝食を食べに1階に降りました。朝食会場にはもちろん、他のホテルの宿泊者がいましたが、たまたま隣の席に受講生が2名いました。

 「おはようございます!」

と挨拶をすると、

 「まるちゃんは、健康そのものだね」

と、褒められました。

 「何かしたんですか?」と聞かれたので、

 「筋トレしました」

と、答えました。そこから僕はライフセーバーに加えて筋トレキャラが確立されてしまいました。

徒歩移動
 「これが島根のスカイツリーです」と、教えていただきました。

enun(縁雲)
  しんじ湖が見渡せる松江ニューアーバンホテルには過去に何度か宿泊したことがあります。しかし、ホテルの中にとても素敵なワーキングスペースがあるなんて知りませんでした。純粋に驚きです。

 オーナーさんに2階と3階を案内していただきました。エレベーターに乗らないといけないので、必然的に先発組、後発組に分かれることになりました。そこからさらに、後発組の中でもエレベーターに乗りそびれた組も出ました。僕がソイツです。

 そのおかげで、オーナーさんからより深い話を聞くことができたので、とても良かったです。

 「松江は有名なプログラム言語を作った人がいて、その方が”松江をITの中心地にする”と言ったことから、さまざまなIT企業が参入してきています」

 という話を聞きました。そしてここで、自分の雑学力を発揮。

 「Rubyを作った人ですよね?」

 と、すかさず言いました。そんな僕の雑学力はどうでも良いんですが、ITリテラシーが遅れている日本において、松江で面白いことが起きている現状を知ることができてワクワクしてきました。

徒歩移動
 次の場所への移動は徒歩でした。その間に、受講生とサウナの話で盛り上がったことがとても嬉しかったです。サウナ好きの熊本の方から、

「湯ラックスは人が多いので、最近新しくできた”トトノウバイ”がおすすめです!」

と、激アツ情報を教えていただいたので、行って参りたいと思います。

 その後に別の受講生から「温泉津の時津風でイベントやってみたいんだけど」と聞かれたので、すかさず前泊させていただいた時津風のサウナ守り(本人がそう言っている)に連絡してみました。本当に実現できたらこれはとても凄いことです。

SUETUGU
 一級建築士のオーナーさんが、古民家を改修して作られた素敵なシェアオフィスです。他にも仲間たちと、ゲストハウス、カフェ、イベントスペース、雑貨屋などの機能も持ち合わせていました。

 僕はモノづくりができないので、モノを作れる人に憧れを抱く傾向があります。僕も、自分で設計・デザインをして、空間を作れるような人になりたいな〜と改めて思いました。思うだけで全くできないんですけどね。
 
 そして、10月14日(金)に「家系ラーメン箕輪家」が松江に来ることを知り、テンションが凄く上がりました。島根ではまだまだ知っている人が少ないはずなので、食べておくなら今がチャンス。「絶対行くぞ!」と思いましたが、さすがに2週続けて片道4時間半はキツイので泣く泣く断念しました。

 広島講座のメンターさんが、SUETUGUのメンバーにおられたので、「僕、普段は吉賀町にいるんです」と挨拶すると、「え、私ずっと吉賀町に行きたいと思っていたんです!!!」と熱量高めに言っていただけたので、とても嬉しかったです。

 2日目の朝だけで今後にも繋がりそうな濃いご縁がありました。イェイ。

バスの中
 めっちゃ寝た。目的地に着いてバスから降りて歩いていたら、受講生から「すごく綺麗な場所だね〜!」と話しかけていただいたのですが、「そうですねぇ〜……」と、テンション低めに答えると、「疲れてる?」と聞かれました。僕は「寝てました」と言いました。ただそれだけ。

寝起きでテンション低めの状態で写真を撮っている図

みらいと奥出雲
 「プレイヤー、サポーター、コーディネーター、フォロワー」のタイプ別診断がとても面白かったです。自分は全部に当てはまったので、それぞれの場面に応じて使い分けているのだなと、改めて振り返ることができました。

 過去の受講生(しかも浜田の知人)が偶然、打ち合わせで来られていたのですごくビックリしました。お子さんと一緒だったので少し遊びました。

金吉屋
 みらいと奥出雲さんの隣に金吉屋さんというお店があり、僕らが訪問したタイミングで、子どもマーケットのようなイベントが行なわれていました。みんなでジュースを買っていましたが、僕は途中で列から離脱してしまいました。じーっと列に並ぶのが苦手でした。

奥出雲屋
 「この地域にとって、コンビニ事業が必要だと思って始めたんです」と話す女将さんのバイタリティに圧倒されました。さらに、「この地域を元気にするには、この地域の素材を活かすことがとても大事で、そのために私は今、旅行業取扱管理者の勉強をして先日、試験を受けてきました」とおっしゃられました。純粋に凄すぎました。

 僕も、女将さんのように学び続けて行動し続けるカッコいい大人になりたいと強く思いました。そして、自分も旅行業取扱管理者の勉強をしてみようと思いました。どんなものかは全然知りませんが。

松葉屋
 この地区では、僕らが訪問したタイミングで「奥出雲バル」というイベントをやっていました。購入したチケットを持って参加店舗に行くと、豪華商品と交換してもらえるという内容です。

 僕は和菓子屋の松葉屋さんに行きました。かぼちゃクリームのどら焼きと、わらび餅のセットをいただきました。どちらも美味しすぎました。特にわらび餅が柔らかすぎて、思わず「おいしい!」と声が出ました。あんま口に出すタイプではないんですけど。

 2日目の後半にもなってくると、受講生同士もとても仲良さげでいい雰囲気になってきていました。オリエンテーション(自己紹介)や、初めの方は僕も所々で頑張っていましたが、もうそろそろいいやと思って、みんなが楽しんでる様子を見て1人で楽しんでいました。

 すると、仲良くなった受講生が僕の隣に来て、

「まるちゃん、意外とあんま喋らないんですね」

と言われました。これは僕にとって嬉しい言葉です。

「そうなんです。基本的には無口なタイプなんです。僕は雰囲気づくりに力を注いでいて、初めの方は色々と頑張るんですけど、もう雰囲気ができてきたので、素の自分でいようかなって」

 基本的には無口です。ただ、会議や勉強会などでは発言するようにしています。あとは挨拶と笑顔と、「この人をイジったら面白くなるぞ!」ということで、ネタを放り込んでるだけです。それ以外は、お話好きの人の話をひたすら聞くというスタイルでやらせていただいています。

お見送り
 2日目の夜に自宅へ帰らないといけない受講生がいました。何人かで見送ろうという話になって、僕も流れに乗って行くことになりました。残り15分でトイレに行って、お土産買って、バス停へ行って、バスに乗るというハードスケジュールをなんとかこなして、帰って行かれました。

 最後に記念写真を撮って、Facebookグループに投稿しました。見送りに行けなかった受講生の皆さんが「またね〜!」ってコメントしていたので、我ながら良い仕事したなと自己陶酔しました。

 お見送りで全人類が悩むこと。それは、手を振るタイミングです。特にバスに乗っている見送られる側は、他の乗客に「この人、手を振ってる」と思われる恥ずかしさと戦いながら、見送ってくれる人の気持ちに合わせて手を振っています。そして今回、ある出来事が発生しました。これが後に自分にとって最も大きなターニングポイントになるなんて思いもしませんでした。

 バスが出発するまで、まだあと1分ほどありました。バスはまだ出発しません。それなのに見送っている側の女性がすでに手を振り始めました。すると、見送られる人も当然、手を振り返します。

「そんなに早く手を振ると、相手が気を遣って手を振らないといけないじゃないですか。バスの中で手を振るのって結構恥ずかしいので、出発する直前だけでいいんですよ。タイミングが大事なんです。相手もタイミングを見計らっていますから」

と、熱い”タイミング論”が交わされました。みなさん、タイミングが大事ですよ。僕の中では、3日間の学びはここに集約されます。

交流会
 やはりこの日も、夜は受講生同士の交流会です。2日目にもなると、参加者もグッと増えました。この時間からしまコトのプログラムに参加された人もいました。逆に、この時間で帰らないといけない人もいました。まさに、出会いと別れ。

 さわらのしゃぶしゃぶがすごく美味しかったです。ここでも思わず「美味しすぎる!」と声が出てしまいました。言うタイプではないんですけど。

 早速、さっきいなかったメンバーに先ほどの”タイミングの話”をして、再び熱い議論が交わされました。ということで、僕らのテーブルは「あ、今、タイミングミスってますよ!」と、タイミングに厳しいテーブルになりました。タイミングはとても大事です。

神楽の宣伝
 僕は2日目に神楽のシャツを着ていました。誰かに「それ何?」とか「神楽やってるんですか?」とか、何か聞かれたら嬉しいなと思っていたのですが、全く聞かれませんでした。

 交流会の時に”島根のオススメ”の話になって、「今着ているシャツがそうなんですけど、神楽が凄いんです!」と話しました。すると、「実は、まるちゃんが来ているのが気になってた」と数人から言っていただけたので、僕のミッションはコンプリートしました。着ていて良かったです。

 名古屋や東京の人は、神楽をはじめとして島根のお祭り文化にとても興味を持ってくださっていました。

就寝前
 僕の得意なことは、「少数精鋭のコミュニティを運営すること」です。大人数を相手にするほどのタフさは持ち合わせていないので、人を見極めて見極めて「この人だ!」と思ったら、少人数のSNSグループを作って、そこで毎日しょーもない会話をしてわちゃわちゃ盛り上がっています。それが僕なりのコミュニティデザイン。

 急に語り出してすみませんが、ホテルに帰って寝る準備をして、その時のノリでちょっとFacebookのメッセンジャーグループを作ってみました。名前は「タイミング大事!」。こまめにコミュニケーションを取って、しまコトが終わった後でも遊べる仲になればいいなぁと思います。

 3日目は、いよいよ自分が凄く会いたかった2名に会える日なので、楽しみにしながらベッドに入って、2日目終了〜。

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