人麿の里全国万葉短歌大会

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【開催報告】現代短歌の歌人とめぐる万葉集の花と歌

2024年4月21日に、かりん所属の歌人で島根県短歌連盟理事長の寺井淳先生を講師に、島根県立万葉公園をめぐる短歌講座を開催しました。 会場やすらぎの家でガイダンスの後、万葉公園所長から見頃の万葉植物の解説がありました。 公園内の各所に設置された万葉集の歌が書かれた「歌板」を巡り、寺井先生から和歌の解釈や現代短歌を詠む上でも共通する技法などの解説を受けました。 道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今更々に 何をかは思はむ この歌については「上の句が、事実を詠んでいる。そして下

    • 【作品募集】第29回人麿の里全国万葉短歌大会

      \4月25日締め切り!/第29回人麿の里全国万葉短歌大会の作品を募集しています。みなさま、奮ってご応募ください! ●概要  人麿ゆかりの地・益田市における現代短歌の普及や全国的な知名度向上を目指し、短歌大会を開催することとし、全国から短歌を一般公募いたします。万葉公園で毎年開催していました万葉短歌大会と令和五年に柿本人麿没後1300年祭記念事業として実施した大会を合わせて通算で29回目の開催となります。 ●日程等  人麿の里全国万葉短歌大会 【日時】2024年6月2日(日

      • 【募集】現代短歌の歌人とめぐる万葉集の花と歌

        万葉集ゆかりの公園を散策、万葉集の世界を学んだあと、短歌を作ります。講師から短歌についてのコメントをもらえます。 短歌初心者の方、歓迎。短歌は作らず聴講だけでもご参加いただけます。 ・講師:寺井淳氏(かりん所属) ・日時:令和6年4月21日(日)13時~16時 ・場所:島根県立万葉公園やすらぎの家 ・参加費:1,000円(お抹茶付き) ・定員:20名、先着順 ・申し込み:島根県立万葉公園管理センター       電話0856-22-2133

        • 短歌「輪」の会

          人麿の里全国万葉短歌大会選者のお一人、寺井淳先生が代表をされている、短歌「輪」の会(輪の会)の2024年冬号を受贈いたしました。 輪の会は、島根県西部の石見地方を中心に活動されています。 主な活動 ・歌会  浜田市、江津市、邑南町などで例歌会を開催 ・年次大会 ・歌誌「輪」の発行 ~歌誌「輪」2024年冬号の誌面より~ ・十五首詠、十首詠 ・前号評 ・石見短歌会記 ・歌集紹介 ・冬の歌  年代、歌風の異なる10人の歌人の冬の歌が紹介されている。 ・短歌来し方(時

        【開催報告】現代短歌の歌人とめぐる万葉集の花と歌

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        • 些細な事を面白おかしく
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          【募集】水族館で吟行会!

          アクアス短歌吟行会 日にち|2024年1月21日(日) 場 所|島根県立しまね海洋館アクアス https://aquas.or.jp/ 時 間|13時集合~16時15分終了予定 内 容|  13:00 セミナールームに集合      ガイダンス・自己紹介      アクアス職員の方から展示説明      自由見学および作歌  14:30 詠草提出締め切り  14:45 歌会開始  16:15 終了 ※参加人数により変更の場合があります。 申込み|塔短歌会 丸山 1月14日締め

          【募集】水族館で吟行会!

          万葉公園短歌ワークショップ

          5・7・5・7・7 短歌を作ってみませんか? 大会選者の歌人・田村穂隆さんを講師に秋の紅葉が見頃の万葉公園で短歌ワークショップを行います。 短歌を作るのは初めての方、大歓迎!むずかしいの言葉を使わなくても大丈夫。あなたの気持ちを言葉にしてみましょう。 日時 2023/11/12(日) 13:30 〜 15:30 場所 万葉公園やすらぎの家 予約終了  2023/11/09 00:00 備考 参加料金 大人200円 子ども100円(6歳から15歳) お申し込みは、以下の「いわ

          万葉公園短歌ワークショップ

          大谷嘉助・石見の歌人

          島崎藤村の紀行文『山陰土産』は、大阪から、山陰線本線を使って島根県の西端・津和野まで旅する紀行文。 島崎藤村と親交があり益田市を案内する「大谷君」こと大谷嘉助は、山崎方代なども参加した歌誌「一路」に参加し、自らも地元で「蘭の花」を創刊した石見の歌人です。 島崎藤村は、大谷君の案内で、雪舟ゆかりの地や高津の柿本神社を訪れています。 島崎藤村『山陰土産』は青空文庫で公開されていますので、文豪の筆による山陰各地の風物や魅力をご一読ください。 さて、「大谷君」こと大谷嘉助は、雪

          大谷嘉助・石見の歌人

          柿本人麿の里・益田市

          大会前日には、選者の松村正直先生と田村穂隆先生に、益田市役所観光交流課のご案内により柿本人麿ゆかりの地である益田市内を視察していただきました。 益田市には二つの柿本神社があります。 「戸田柿本神社」は、人麿が戸田の柿の木の下に現れたとの伝承があります。 奈良時代から代々綾部家が守りつづけて現在50代目。近くには人麿の遺灰塚もあります。 もう一つの「高津柿本神社」は、終焉の地である鴨島にあった社が地震で水没し、流れついた御神体を高津に移して建立されたと伝わっています。 隣

          柿本人麿の里・益田市

          スタッフ歌人の歌

          人麿の里全国万葉短歌大会は、地元歌人を中心に有志により開催いたしました。 当日スタッフを努めました地元歌人の歌ご紹介いたします。 ●石西歌人クラブ(緑野短歌会) ・村上勝史(司会) 池水に淡雪落ちて消ゆるごと忘るる日々を積みて生きゆく(緑野No.473) ・うるし松友香(司会) 「母さんも友だちできた?」と小一の吾子に問はれし仕事の初日(令和5年歌会始の儀) ・小田裕侯 生産のなき老なれどかたじけな歌作るゆゑ訪ふ人のあり(緑野No.473) ・長谷川義剛 真夜中に窓打

          人麿の里全国万葉短歌大会を開催しました

          2023年8月27日(日)13:30~16:00に人麿の里全国万葉短歌大会を開催しました。 ●記念講演『館長十年 茂吉の歌と人』  斎藤茂吉記念館館長 秋葉四郎先生 秋葉先生が、茂吉の歌を披講され歌の魅力を解説されました。ご自身が館長を勤められる山形県の斎藤茂吉記念館にも触れられ「茂吉のノートの字は活字よりきれい」と所蔵品を紹介されました。 斎藤茂吉記念館サイト↓ ●表彰式 県内外より入賞の皆さまにお越しいただきました。誠におめでとうございます。 ●選者講評  秋葉四

          人麿の里全国万葉短歌大会を開催しました

          関連イベントのご案内2

          ●石見神楽 柿本人麿没後1300年を記念して、本短歌大会の他にも楽しいイベントが開催されます。 短歌大会同日8月27日に別会場で開催される石見神楽をご案内します。 日にち:令和5年8月27日(日曜日) 時 間:13:00~ 場 所:島根県芸術文化センターグラントワ     大ホール 料 金:無料 柿本人麿を題材とした高津神楽社中による新作神楽『人麿伝』の上演です。 以前から舞われていた同じく人麿を題材とした『石見野』の後の物語となります。 1300年祭に合わせて面師の故・

          関連イベントのご案内2

          人麿の里全国万葉短歌大会へのご協賛

          短歌大会に対しましてご協賛いただいた企業・団体をご紹介いたします。 ●株式会社千曲 様 表彰式へご出席される受賞者の方へのお茶等をご提供いただきました。 株式会社千曲様は、島根県益田市を拠点とするローカルスーパー「キヌヤ」関連会社。 短歌大会会場から徒歩圏内のショッピングセンターキヌヤは、地元生産者の野菜や果物、ローカルブランドの加工品など特色ある品揃え。遠方からご来場の方はお土産のお買い物にぜひお立ち寄りください ●萩・石見空港利用拡大促進協議会 様 最高賞である大賞の

          人麿の里全国万葉短歌大会へのご協賛

          人麿の里全国万葉短歌大会・選者の歌集販売

          短歌大会会場のグラントワ小ホールホワイエにおいて、選者の皆さまの歌集等を販売いたします。  日時:8月27日(日)12:30~16:30 販売予定の歌集をご紹介いたします。 ●松村正直先生 ・歌集『駅へ』(新装版) ・歌集『紫のひと』 ・アンソロジー『戦争の歌』 ・時評集『踊り場からの眺め』 ・同人誌「パンの耳」第7号 ●寺井淳先生 ・歌集『聖なるものへ』 ●田村穂隆先生 ・歌集『湖とファルセット』 その他、「歩道」会員であり地域結社「緑野」の主宰である小田裕侯様より「佐藤

          人麿の里全国万葉短歌大会・選者の歌集販売

          【入賞発表】人麿の里全国万葉短歌大会

          ●概 要 柿本人麿没後 1300 年を記念し、全国から短歌を一般公募しました。 この度【一般の部】特選5首、選者賞、【ジュニアの部】特選6首、佳作17首を選出しましたのでお知らせします。 8月27日(日)に開催する「柿本人麿没後 1300 年祭記念事業 人麿の里全国万葉短歌大会」において表彰式及び選者の講評を行います。 ●入賞作品 【一般の部特選】大 賞 九十二のわが生日にしろがねの光を垂れて藤の花咲く 島根県 山本 喜久 他の入賞作品は次のとおりです。 【一般の部】

          【入賞発表】人麿の里全国万葉短歌大会

          田村穂隆『湖とファルセット』を読む会

          本大会ジュニアの部選者の田村穂隆先生の第一歌集『湖とファルセット』を読む会が松江市で開催されます。島根の風物が詠まれた歌も収録される注目の歌集。全国の皆さま、ぜひ歌の生まれた島根の空気の中へお越しください。 ■日時  2023年10月14日(土曜日)  13時00分~16時30分 ■場所  松江テルサ中会議室(島根県松江市) ■申し込み方法  8月15日(火曜日)までに、次のフォームよりお申し込みください。 『湖とファルセット』を読む会 申込フォーム https://doc

          田村穂隆『湖とファルセット』を読む会

          関連イベントのご案内

          ●万葉茶会 柿本人麿没後1300年を記念して、本短歌大会の他にも楽しいイベントが開催されます。 短歌大会前日8月26日に開催される万葉茶会をご案内します。 日にち:令和5年8月26日(土曜日) 時 間:10:00~14:00 場 所:島根県芸術文化センターグラントワ     大ホールホワイエ 料 金:500円(お抹茶、お菓子つき) 茶道裏千家淡交会石見青年部によるお茶席です。万葉集の和歌浦の歌の意匠の棗など、和歌にちなんだお道具を使ったお手前になります。 普段、茶道になじ

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