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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第31回 「浮遊霊とかそういうもの」

話が行ったり来たりしますが、以前地獄みたいなところは自分で「作ってしまってる」雰囲気の話をしてましたが。
いわゆる浮遊霊的なものとか、そういうのについての話を聞いてみたくなりましたので、そちらについて

「死んだらみんなあの世に間違いなく入るのかね?」
「入るでしょう、入らない理由がないもの」
「一般的に浮遊霊とか成仏しない霊とか、あとイギリスとか幽霊付きの物件とかあるじゃん。ああいうのどう思う?」
「あの世に入った人がこの世に興味があるから繋がってるだけじゃないの?」
「イギリスの幽霊物件だと、割と目撃されてるってことは、実際にそこにいるわけでは?」
「その場所にある霊体を利用して、こちらから情報をコピペしてそこにいるように見せることはできるんじゃない?」
「それの理由はなんかね?」
「私がやってるわけじゃないからわからないわよ」
「思い当たることはない?」
「みんなが「あそこに幽霊がいる」と思うと霊体のコピペ情報が長く残るとかありそう」
「それは、生きてる人間が「そこにある」と多くの人が思うと、それが消えずに残ってるって感じなん?」
「インターネットでも、なんか載せてそれが広まっていくと、人の記憶から消えないで残るでしょう。そんな感じじゃない」
「ああ、Twitterとかでいらんことして拡散されて多くの人がそれを認識してしまうというやつと同じってことね。
つまりあの世の、例えば妻が「あの建物の窓からもう一度町の様子を眺めたい」と強く思って、その場所にある霊体を借りて自分のコピーをそこに繋げて。それで景色を見て納得した時に、たまたま近くに来てた人に見られて「あの窓から幽霊が見てる」と思われてしまい、それが人に伝わっていくと、妻が最初そこの霊体を使って繋いだ情報の一部が切り取られて拡散されてしまうみたいな感じなんかね?」
「幽霊が見てる、部分だけが多くの人に意識されると、多くの人の霊体がそこに幽霊を残すようにコピー作る感じ?」
「YouTube的に言うなら、最初はある人が作った動画があったとして、
その中のセンセーショナルな一部分を切り取ってインターネット上に晒された場合、最初の人の意図とは違う広がり方をして多くの人の印象に残ってしまった、的な感じかね」
「それでいいんじゃない」
「割と投げやりな答えやん」
「別にどうでもいいもの」
「幽霊や浮遊霊や地縛霊の尊厳を考えるなら、それらを生きてる人間がバズったネタみたいに拡散させてるのが悪いって話になって、幽霊悪くないってことでいい話になるやん。死んだ人たちが悪く思われんで良くなると思うけど」
「でも、SNSで拡散する人がたくさんいる以上、そう言う誤解はずーっと続くと思うし。
別に死んだ後に幽霊騒ぎで盛り上がってても私関係ないじゃない」
「イギリスとかの幽霊屋敷、日本とかでも幽霊が見えるところは、それをバズらせる人たちがいるから長引くって考えるといいんかね。
幽霊の方はわかったけど、浮遊霊とかはどうなんかね?」
「そう言ってる人に聞けばいいんじゃない?」
「定義がバラバラでなんとも言えんが。その人がそう思ったらそう言うのがこの業界だから共通認識がなくて難しいがね」
「そうなってると言われて、そうなってると思った人がそうなってる状態を作ってしまうだけじゃないの」
「死んだ人が、たまたまこの世界に霊体をコピペして降りてきた時にうっかり霊能者に見られて「あの人まだこの世彷徨ってる!」って誤解されて拡散されてしまうと、それが浮遊霊扱いになる感じ?」
「そんな感じじゃないの?」
「例えば、こうやって妻と会話している話を読んだ人が、妻が成仏してないと思い込んで妻が浮遊霊だとか地縛霊だとか言い始めてしまったらそうなるん?」
「なるんじゃない?」
「それって、死者としては誤解を解く必要はないのかね?」
「いや、それやる必要ないじゃない」
「そりゃそうやろうけどね」
「成仏してない妻と会話している可哀想な夫、みたいな見られ方してもいいじゃない」
「僕の方が問題やが。一応この会話はあの世で行っております、って注釈入れないといかんくなるが」
「あの世で行ってる、それは幽体離脱ですか!とか言われて余計面倒にならない?」
「バイロケーションですがと言うけど、通じんやろね」
「バイロケーションも幽体離脱も体外離脱も同じって見られてると思うわよ」
「プレステとドリームキャストとSwitch全て「ファミコン」って言ってる人と同じ考え方か」
「あなただって、オールドローズとイングリッシュローズとか区別つかないでしょう」
「モサモサした薔薇ってだけでどっちも同じやん、って思うけど」
「興味ない人は細かい違いにこだわらないから、別に浮遊霊でも成仏しててもしてなくても、勝手にどう見られても気にしないけど」
「当事者はどう見られても構わんってことね。じゃああの人自殺したから地縛霊になってるから、とか言われてても本人は問題ないと」
「気にしてないんじゃない?今度会ってみたら」
「前にあったことあるよ。誰でもヘミシンクの3巻で会いにいっとるがね」
「私もついていこうか?」
「共通の知人なら可能なんかね。確かにヘミシンクでいくのとあの世の人に連れられていくのは視点が違うかもしれんね」

と言うことで、いわゆる地縛霊扱いにされそうな人のところに今度は行ってみたいと思いますが。



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