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ソフトドリンク飲み比べ ~烏龍茶~

こんにちは!
オックンです。

私は以前、「日本茶をソフトドリンクから独立させたい!」という記事をこちらに投稿しました。

 日本茶は茶種や品種が多種多様なので
 ソフトドリンクメニューで「緑茶」1つだけではもったいない
と日本茶好き過ぎて熱く主張する記事です。


なぜ日本茶以外のドリンクを飲み比べ?


よくよく考えたらこれは日本茶だけでなく、他のソフトドリンクでも同じように言えるのかと思いました。
ということで、今回はソフトドリンクの象徴のような存在となっている烏龍茶にスポットライトを当てるべく
丸七製茶東京営業所のひさ、ヒデKING、オックンの3人で、烏龍茶の飲み比べを行ないました。

サントリー 烏龍茶
サントリー 黒烏龍茶
ファミマ 台湾烏龍茶
丸の内タニタ食堂の有機黒烏龍茶
開喜 凍頂烏龍茶
紀ノ國屋 国産有機黒烏龍茶
『茶匠 清水一芳園』の香檳烏龍茶
白桃烏龍茶


商品名やブランドによる先入観に邪魔されないように、
飲み比べに参加しない他スタッフの協力を仰ぎ、まずはブラインドで飲み比べを行ない、
7項目(香り・旨味・渋み・甘味・香ばしさ・余韻・料理相性)について5点満点で点数をつけていきました。
ちなみに「料理相性」については、烏龍茶は脂っこい料理との組み合わせがいいだろうということでサラミと食べ合わせました。

どの商品か分からないようにして試飲しました

まずは3人の総合計(105点満点)の上位3つより紹介します。

紀ノ國屋 国産有機黒烏龍茶

紀ノ國屋 国産有機黒烏龍茶

茶葉:国産有機烏龍茶
総合計:74
3人の中でそれぞれの点数合計順位が1位、2位、3位となりました。

この商品は今回飲み比べした8品の中で唯一国産茶葉の烏龍茶です。
8品7項目の中で3人が揃って4点をつけた項目が2つだけありましたが、そのうちの1つがこの商品の「旨味」です。
国産茶葉の旨味に日本茶会社営業マン3人とも感知したのかもしれません。
最近ブームになっている和紅茶も海外産紅茶に比べて旨味を感じる商品が多いですが、
烏龍茶でも国産茶葉を使った商品は和烏龍茶として売り出してみても面白いかも。

サントリー黒烏龍茶

サントリー黒烏龍茶


茶葉:中国福建省産烏龍茶 
総合計:70
この商品も3人の中でそれぞれの点数合計順位が1位、2位、3位となりました。

3人揃って4点をつけたもう一つの項目が、この商品の「香ばしさ」です。
サントリーが通常の烏龍茶と明確に差別化するために黒烏龍茶の香ばしさをより分かりやすく使ったのかもしれません。

『茶匠 清水一芳園』の香檳(シャンピン)烏龍茶

『茶匠 清水一芳園』の香檳(シャンピン)烏龍茶

茶葉:台湾産烏龍茶
総合計:66
3人のうち、2人の点数合計順位で1位になりました。ただもう1名の点数合計順位が7位ということで、総合計では3番目となりました。
香檳(シャンピン)烏龍茶はロゼのシャンパンのような上品な色味から「烏龍茶のシャンパン」とも呼ばれているだけあって、ペットボトル烏龍茶では味わったことがないほどの華やかな香りと余韻が印象的でした。
3人の中でひさとオックンが、香り、甘味、余韻、料理相性で4点と高評価。
ヒデKINGは「烏龍茶のイメージで飲むと違和感があった」とのことでしたが、ヒデKINGのように烏龍茶の場合は圧倒的メジャーなサントリー烏龍茶が絶対的基準になっている人も多いのかもしれません。

他の5品に関しても、特に印象に残った点、よかった点を紹介します。

ファミマ 台湾烏龍茶

ファミマ 台湾烏龍茶

茶葉:台湾産凍頂烏龍茶
総合計:59
ファミマと伊藤園の共同開発商品です。
2人が「甘み」で4点をつけました。

サントリー烏龍茶

サントリー烏龍茶

茶葉:中国福建省
総合計:59
「烏龍茶と言えば・・」と枕詞が付くほど、長く日本で親しまれている烏龍茶です。
ヒデKINGは「料理相性」で満点の5点評価、やはり彼の中では烏龍茶と言えばサントリー烏龍茶という絶対的存在なので、安心感があるのでしょうね。

烏龍茶飲み比べしている時に、「初めて烏龍茶飲んだ時ってまずくなかった?」という話題で盛り上がりました。
今や飲み慣れて当たり前の味になっていますが、確かに子供の頃飲んだ時はなんか不思議な味だと感じた記憶があります。
まずかった烏龍茶も不思議な味の烏龍茶もサントリー烏龍茶で、当たり前になった烏龍茶もサントリー烏龍茶なので、
何かの風味が飛び抜けないのも当然で、すべての項目が平均的なのはそれだけ飲み慣れた存在になっている証でもあるのかなと思います。

開喜 凍頂烏龍茶

開喜 凍頂烏龍茶

茶葉:台湾産凍頂烏龍茶69%、台湾産紅烏龍茶31%
総合計:56
台湾で一番最初に製造されたペットボトル烏龍茶でこの中では唯一の輸入商品です。
凍頂烏龍茶は緑茶の味わいに近いとも言われているようですが、確かにサントリー烏龍茶に比べて「旨味」のポイントが高く、香ばしさのポイントが低くなっています。

丸の内タニタ食堂の有機黒烏龍茶

丸の内タニタ食堂の有機黒烏龍茶

茶葉:中国産有機烏龍茶
総合計:52
こだわり烏龍茶を探して高級スーパーやオーガニック専門店を回っていて、一番目にしたのがこの商品でした。
この商品はパッケージを見るだけでもセールスポイントが目白押しです。
JAS・EU・USDA認証有機、手摘み特選茶葉、特選武夷岩茶で抽出、天然ポリフェノール135㎎/1本
また今回8品の中で唯一、酸化防止剤のビタミンC不使用なので、オーガニック・無添加志向のお客様には一定のニーズがありそうです。
烏龍茶の場合、手摘みや特選武夷岩茶というのはそれほど風味に寄与しないのか、何かの風味が飛び抜けているという感じではありませんでした。

白桃烏龍茶

白桃烏龍茶

茶葉:台湾産烏龍茶
総合計:48
香料で白桃風味をつけた烏龍茶です。
純粋に烏龍茶の味を見るという認識で飲み比べする商品に入れたため、お茶の評価としては難しかったかもしれません。
3人の中で一番若いヒデKINGの中では中間順位でしたが、若年層には人気がありそうな風味です。

烏龍茶飲み比べは以上となります。
今後こんな感じで、ひさ、ヒデKING、オックンの3人で、他のソフトドリンクやノンアルドリンクに着目して、飲み比べを行なっていきたいと思います。

こちらで共有する時には、ソフトドリンク・ノンアルコールでひとくくりにされながら飲めない方々を救ってきた飲料への敬意を込めて、美点凝視の精神で1つでもいいところを見つけて、皆さんにお伝えしていきたいと思います。

次回は「ジンジャーエール」の飲み比べをする予定です。
私たち3人による飲み比べで取り上げて欲しい飲料があれば、ぜひコメントにてリクエストお願いします。

では次回も乞うご期待!