Tact Hirose

都内でミュージシャンをして妻と三人の娘と暮らしています。国内外の演奏ツアーや旅で食い覚…

Tact Hirose

都内でミュージシャンをして妻と三人の娘と暮らしています。国内外の演奏ツアーや旅で食い覚えた料理を、日々家族のために作っております。 【マルゑゐ録製】http://maruyeyi.com 【キウイとパパイヤ、マンゴーズ】http://kpm-tokyo.com

最近の記事

オクラのシチュー! Ghanaian "okro" stew

毎日暑い!まだまだ夏は続く! 熱帯の食い物食って乗り切ろうじゃありませんか...とはいえ、日本の夏の暑さは既に熱帯域を凌いでいると思うけども。 今日はアフリカ飯を食いましょう。ガーナには今までバンド関係の仕事で二回行っておりますが、そこで食った代表的な飯を自分なりにコピー。 【材料(二人前)】 ・肉(現地ではヤギとか豚足?とか皮とか野生動物とか色々入ってましたが、とりあえず鶏肉メインで作ります。骨つきのブツ切りがベスト)... 400g ・甲殻類(現地でワタリガニみたい

    • サムゲタン〜果たしてそこに酒は必要か〜

      暑い!やっと暑い!最高に暑い!梅雨が長すぎた!コロナ自粛も酷すぎた! ガツっと身体にくるものを食べる!夏のスープは参鶏湯(冬も食うけど)。 圧力鍋持ってないので炊飯器で時短調理! 【材料(二、三人前)】 ・丸鶏...一羽 ・ニンニク...5、6片 ・干しナツメ...4、5個 ・ショウガ...4、5片 ・もち米(なければ白米)...3/2合程度 ・ネギ(白ネギの葉の部分だけでヨシ)...一本 ・栗...殻と渋皮剥いたもの 2、3個(買いにくいのでなくてもヨシ) ・朝鮮人参.

      • Harira モロッコのスープ

        タイトル写真、微妙でごめんなさい!苦笑 これしかない!今日はスープ! 前回投稿で思い出語りしたモロッコツアーではフェス側にやたらと豪華な宮殿のようなホテルを提供されたのだが、そこで朝飯に出てくる豆の入ったスープがやたらと美味い。 いつか再現しよう...と思っていたら、なんでもNHKのTV番組で取り上げられてて美味そうだったから、との理由で妻が先に作り始めた。それが実にしっかりモロッコ的で美味い。本場に負けていない。いや、本場より美味いかもしれない。我が家の日本式レシピは以

        • Tajine Gamberi… アルゼンチン赤エビによるモロッコタジン風

          モロッコにはバンドのツアーで一度行ったきりなのだが、なかなか面白い経験(苦労も)をしたし美味いものを食った。アラビア語もフランス語もできないので直感で仕組みを推測して東京の自宅でアレンジして再現したのだが、そいつがなかなか美味いのでご紹介。実は、タジンも持ってないので...妻の実家がある岩手県で購入して愛用している南部鉄器のフライパン使用。モロッコで食ったou見かけたエビは何種類かあったし、大概、殻を剥かれて調理されていたが、エビ出汁に貪欲な日本人としては殻付き調理を勧めたい

        オクラのシチュー! Ghanaian "okro" stew

          なめろう 漁民の"沖飯"

          獣肉を焼いたり、焼かなかったり...の回が続いたので、魚食に戻りましょう。大陸の人というのはおしなべてゆっくり食事を楽しむところがあるね。それに比べて日本の人は普段は早メシでせっかちなとこある。 本日はそんなせっかち飯の雄、"沖飯"と言われる漁師の船上料理。「なめろう」。これを俺は一時同居していた千葉県勝浦市出身の義祖母、そして義母から教わった。郷土の伝統を伝える大切な我が家の家庭の味。あまり米を食べない我が家で普段パン食中心の娘も、なめろうの時はご飯をモリモリ食べる。

          なめろう 漁民の"沖飯"

          肉を焼かない 定住民のSteak Tartare

          前回は存分に肉を焼いた。だから今日は、焼かない!方向で。 生で食うぞ〜!本当は馬肉がいいけれど、高いから牛の赤身でタルタル・ステーキ。 ...とは言いつつ、最初に肉の表面は焼きます。衛生上。重要です。食中毒を引き起こす菌は肉の表面につく(新鮮なものでも)そうなので、表面だけ高温でしっかり焼いて殺菌。そこを剥がして中身を使うという方法です。まな板や包丁などの調理器具も十分消毒しましょう。 >肉のナマ食への注意喚起はこの辺りの広報をお読みいただいて。 そこまでして、生肉料理

          肉を焼かない 定住民のSteak Tartare

          肉を焼く 旅するバンドマン的 roast beef

          焼きましょう、肉を。そして食べましょう。 肉は赤身が良いです。赤身肉をガシガシ噛み味わうことこそ、人の喜びです。サシなんて要りません。脂はあくまで脂であって肉ではない。日本の食事は柔らかく喉越し重視で、噛むことの喜びを体感しにくいのです。赤身肉は消化にも良い。本当です。多分。知らんけど。 よし、今日は牛肉を焼くぞ。 【材料(2人前)】 ・牛肉(赤身ブロック)... 500〜800g ランプでもモモでもヒレでも ・塩... 岩塩がのぞましい 適量 ・お好きなハーブ類...

          肉を焼く 旅するバンドマン的 roast beef

          入梅イワシの食べ方 Sardinhas ao estilo japonês

          あまり和食が好きではない。理由は後ほど述べるが...それでもやはり自分の食の好みの根っこは日本人的であると痛感するのは、「美味い魚は生で食べたい」という衝動を抑えられない時。'81年生まれの俺からすると「カルパッチョ」という料理は西洋風の刺身の事かと思っていたが、wikipedia先生によるとそもそもカルパッチョとは生の獣肉料理のことでありヨーロッパ人はそう当たり前のように生魚など食わん。生魚のカルパッチョはどうやら景気が良かった...俺が子供時代の日本で生まれた創作イタリア

          入梅イワシの食べ方 Sardinhas ao estilo japonês

          Marisco de coco(魚介のココナッツミルク煮)

          この数年、ほぼ毎年カーニバル時期にはブラジル、ペルナンブーコ州レシーフェまで住み込みで太鼓の修行へ行っている。いわゆるファべーラと呼ばれる貧民街での生活とカーニバルの喧騒&狂騒でタフな事も多いが、美味いものに出会う事もある。肉と芋と豆ばかりのブラジル、ノルデスチ地方にあってやはり魚介類の料理は心のオアシス。コレは現地のオンボロ安食堂で食ったものを自宅で再現したレシピです。黒く濁ったマングローブの入江と、エメラルドグリーンの海と、デンデ油の香り! 【材料(2人前)】 ・デンデ

          Marisco de coco(魚介のココナッツミルク煮)

          Carne de porco à alentejana(豚とアサリのアレンテージョ風)

          バンドでポルトガルへのツアーは都合三回行っている。俺が料理を楽しめるようになったのも、ポルトガル語を覚えたのも、ポルトガルの飯と酒、人や風土が本当に気に入って、ネットでレシピを検索して自分で気に入った料理の再現をするようになったから(ブラジルにはそのあと通うようになったんです)。その中でもこの料理は特にお気に入りであります。豚肉にパプリカ味噌の味付け、そして香菜の香りが最高に異国情緒。。。 のようでいて、ガッツリ効いたあさり出汁が日本人の心も鷲掴んでくれる事請け合い。 ざっ

          Carne de porco à alentejana(豚とアサリのアレンテージョ風)

          Taco de Tako (タコのタコス)

          写真は最近我が家で人気のタコのサラダ、マリネというか.....「タコの新大陸風」と読んでいるが、メキシカンサルサにタコを加えたもの。作り方は簡単で ・タコ(蒸したもの) ・玉ねぎ(刻んで水にさらす) ・パプリカ ・香菜 ※量は好みで適当に あたりを刻んで ・塩 ・ライム果汁 ・クミンパウダー ※量は好みで適当に と混ぜるだけ。お好みで ・パラペーニョ/青唐辛子(刻んでもペーストでも良い) ※量は好みで適当に を入れると大変良いのだが、それより日本では ・柚子

          Taco de Tako (タコのタコス)