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IBD患者の今宵の食卓 第四十卓

NTV系列で放映されている「ファーストペンギン」というドラマを毎週楽しみに視ています。
漁業の6次産業化に挑んだ一人の若い女性の実話をモデルにしたドラマなのですが、そんな中消費者の立場からも頭の切り替えが必要なのだなと思うことがありました。

お品書き 11月16日(夕)
・鯛茶漬け
・刺身蒟蒻
・油揚げと三つ葉の煮物
・蕪の漬物(自家製)

薬味を色々と混ぜ合わせて

鯛茶漬けはシンプルに山葵と醤油だけでもなかなか美味しいものなのですが、私は薬味をいろいろ混ぜるのが好きです。
この日は、刻み九条ネギ、青紫蘇、三つ葉、白胡麻(半摺りにして)、山葵おろし、生姜おろしを加えていただきました。山葵は加熱すると香りはあっても辛味が消えてしまいます。生姜を少し加えることで味が整ってきます。
9月頃までならこれに自分の家庭菜園で採れた茗荷を刻んでいれますが、さすがに今の時期にはないのでこの日は入れていません。

100gあたり698円

真鯛はもともとは高級魚だったものが養殖鯛が出回るようになってからはすっかり大衆魚になってしまいました。ところが同じ養殖鯛の中でも全然別格なものもあることを知りました。

写真のように「八幡鯛」というブランドの鯛なのですが、まず値段はとても高いです。重量あたり単価ではとらふぐにも近いのではないかと思います。ただ、味が全く違うのです。消費期限ぎりぎりに日にちをおいたものでも身に弾力が残り、味はグルタミン酸の塊ではないかと思う位に出ているのです。

思い起こせば、魚というもの、買って食べてみて仮に不味くても腐ってもいない限りそれは買った人の自己責任です。しかし、養殖で出荷時の処理をきちんとやり一定ルートで流通させれば、味は安定して保証されます。

ブランド魚というのはそういった意味で味に対して保険がかかっていると思えばそれにお金を払う理由もうなずける気がします。とくに今回食べた「八幡鯛」に関しては私はまた買って食べたいと思いました。

自家製味噌だれで

株主優待でいただいた三重県で作られた刺身蒟蒻を砂糖、酒、味醂、味噌で作った自家製味噌だれで食べてみました。

余った三つ葉で

三つ葉は束にしていくらで売られているので、薬味に使った位では中途半端な量が残ってしまいます。その残った三つ葉を使って油揚げと煮物にしました。油揚げを使った煮物全体に言えることですが醤油に対して味醂や砂糖を多めに使った方が美味しく感じるように思います(私自身それほど甘党ではないのですが)。

蕪は安いときに買って

近所のスーパーで時々小蕪(6~7個)一束100円で売られていることがあります。とくに蕪を使った料理を作る予定なくても。こういう時は思わず買ってしまいます。蕪は塩もみして2時間程度重石を置いただけでも漬物になるのですが、これはエバラ漬物の素で作りました。

滋賀県産コシヒカリ

去年からのお米はこの日の滋賀県産コシヒカリが最後になりました。今は富山県産コシヒカリの新米をいただいていますが、最後の古米とはいえなかなかどうしてこれも美味なお米でした。生産者の方々には本当に感謝しながらいただいております。





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