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Mary Guitars (メアリーギターズ) 岐阜県大垣市のギター工房です。 こちら…

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Mary Guitars (メアリーギターズ) 岐阜県大垣市のギター工房です。 こちらではリペアの紹介をしていきます。 HP…http://maryguitars.com/

最近の記事

GibsonCS ES-335 リペア

Gibson Customshop ES335お預り。 トラスロッド自体は効いてますがフルに締めてもネックは未だ順反り。アジャスト部にスペーサーを挟んでも対処仕切れないのでアイロン矯正を含めたフレット交換をします。 加熱と寝かしを数日ずつ繰り返すこと計3回掛、ほぼネックが真っ直ぐの状態になってくれました。一旦ここで弦を張りっぱなしで、2週間ほど様子を見ましたが元に戻る事はなかったので一安心です。 バインディングは一部透けるレベルで薄い状態でした(塗膜でわかりづらいですが

    • Larson Bros リペア

      LARSON Brosのアコギをお預り。 ネックの反り調整、ナット交換にサドル交換、ブリッジピン周辺の調整をして仕上げにP.U.バランスの調整をしました。 弦高はプレイスタイルに合わせて下げ、サドルRも各弦バランスで調整。精度や素材の見直しで音量音域、レスポンスも良くなり表現力が出しやすいギターになりました。 予算内でという事でしたが保管状態は良かったので定番の要所の見直しだけで良い結果になりました。気に入っていただけたようでよかったです。 Mary Guitars

      • Gibson Les Paul Custom リペア

        #gibsonlespaulcustom 70年中期のLPカスタムをお預かり。 フレットとナットは交換済みですが、改めてこちらで交換させていただく事に。わざわざ遠方からありがとうございます。 元はかなりフレットが浮いた状態でしたが狂いはしっかり修正されていた状態だったので今回はRを少し整える程度で済みました。 Jescarは他のメーカーに比べ誤魔化しが利かない設計で+二手間くらい掛かるのですが、そこさえクリアできればすごく合理的でいいフレットやと思います。 擦り合わせ

        • はじめまして

          はじめまして。Mary Guitars(メアリーギターズ)の丸井 優希と申します。 岐阜県大垣市にある個人工房でデザイン製作、修理メンテのお仕事しています。 こちらのブログでは修理の症例を紹介をしていきます。 よろしくお願い致します🙇‍♂️ Mary Guitars 丸井 優希 〒503-0007岐阜県大垣市貝曽根町12-1 http://maryguitars.com/ #ギター #ベース #ギター修理 #ギターリペア #ギター工房 #岐阜県

        GibsonCS ES-335 リペア

          Duesenberg リペア

          Duesenbergお預かり、オーバーホールしていきます。扱いに関しては1番プレッシャーが高いピッカピカのほぼ新品ですが笑、光栄なご依頼です。 まずはフレット交換。指板上は少し波打ちがありますが設計面では真っ直ぐ過ぎる印象でした。 弦を張った状態を想定しながらRも整えつつ修正。 フレットを打ち、エッジ処理と擦り合わせまで完了。精度よく出来たので最低限の切削で済みました。 配線系はまずポット内のゴミをクリーニング。元の数値がJazzらしいサウンドの方向性だったので、引き

          Duesenberg リペア

          Epiphone Les Paul リペア

          Alex Lifesonモデルをお預り。 まずはネックに捻れがありフレット擦り合わせで賄いますが、何箇所か浮きが見つかりました。 余計な切削と完了時のトラブルを避けるため、しっかり補修してから行います。 両端も隙間があったので充填し、可能な限りエッジ処理もしました。運指もスムーズになると思います。 ストラップピンをシャーラータイプに変更するため埋木をして開け直し。元のビスと径は似てますが山のピッチが違うため、しっかり埋めてビス設計と木材の構成を考慮したサイズで開け直す

          Epiphone Les Paul リペア

          Gibson LG2 リペア

          Gibson LG2お預かり。3/4サイズかな。 まずはネックにハイ起き等の狂いがありフレットに凹みあれど、まだ高さがあったので擦り合わせで対応。 ナットも寿命だったのでオイル漬け牛骨で作り直しました。 サドル底面が歪んでいたのでトップ板にロスなく振動が伝わるよう直線出し。 弦高を調整しつつ正しいオクターブ位置を計測して削り直し。今回は元の状態が十分なサイズだったのでそのまま流用し整形しました。 スケールと弦高のバランスから元より弦を太くして12Fで3.5-2.5m

          Gibson LG2 リペア

          Rickenbacker 360 リペア

          以前リペアさせていただいたRickenbacker 360。今回はフレット交換を含めたオーバーホールです。 フレットは凹みの寿命でなく指板の塗膜で埋まって高さがない状態。 まずはフレットを抜くには道具が入るまで地道に塗膜を刃物で掘っていくしかありません。ポリエステル塗装か堅く厚いのでかなり手間取りました。 指板の状態を診るとネックの捻れ波打ちが強く、そのまま削ると設計面に支障が出るので今回はアイロン修正と併用。熱を入れては数日放置を繰り返していきます。 指板修正時の写

          Rickenbacker 360 リペア

          Fender Jazz Bass リペア

          Fender Jazz Bassお預かり。 ネックデイトを見ると66年ヴィンテージ。レリックじゃなくてマジ傷なんですね笑 フレット交換メインにオーバーホールです。 ロッド自体は利いてますがニュートラルで大きく逆反りの状態。アイロン修正を加える方法がありますが、今回は総合的に見て、切削で指板上の仕込み角を少し変更して解消する方が良さそうです。 修正というよりは再整形に近いで削りましたが、指板の表情も良くなりました。 フレットはJescarのミディアムハイ。擦り合わせとエッ

          Fender Jazz Bass リペア

          Martin OOO-18 リペア

          Martin ooo-18お預かり。 フレット交換を含めたオーバーホールしていきます。 まずはナットを外すところから。Martinは頑丈に接着さててるので例によって地道に砕いていく方法で。(少し叩けば外れてくれるのが消耗品としての理想です) バインディングの剥がれが数箇所ありますが症状は小さく、補修するのにはしっかり剥がれてくれた方が修理しすい状況なので経過観察という事に。極軽い箇所のみやれる範囲で応急処置をしました。 その間ヒール部にストラップピンを取付。 さてメ

          Martin OOO-18 リペア

          Fender Telecaster リペア

          FenderのTelecaster 。52Vintageシリーズです。ネックに狂いありフレット擦り合わせでも賄えそうですが、処理後の残り高を考えるとフレット交換しちゃった方がコスパ良さそうです。オーバーホールしていきます。 フレットを抜いて指板修正から。6弦側からハイ起きしているのが塗膜の削れ具合でもわかります。設計上では真っすぐ過ぎる印象なので弦を張った時の動きを想定して。Rも崩れがあるのでフレットが密着するよう総合的に修正。 フレットはJescarのミディアムハイを打

          Fender Telecaster リペア

          Navigater LP リペア

          NavigaterのLPタイプをお預かり。 フレットの凹みが大きく、擦り合わせで対応出来なくもないですが長い目で見ると交換してしまった方がいい状態です。 ネックは、元の狂いは無いものの設計面で真っ直ぐ過ぎるので弦を張った状態を想定して修正します。 新しいフレットが浮かないように溝の補修と調整も万全に。 フレットはJescar NSのワイド形状を打ち込み。密着良好です。 エッジ処理から擦り合わせまで完了しました。指板修正とフレット打ちが精度良く出来たおかげで最低限の擦

          Navigater LP リペア