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なんでまだ磁気定期券なのよ?

関西って東京より電車のIC定期券の普及率が低いんですよ。

東京時代は電車を利用する人はほぼSuicaなりPASMOなりを持っていて、磁気の定期券なんかまず見かけなかったんです。

でも、関西に戻ってきて驚いたのが
まだ磁気定期券を使っている人があまりにも多かったこと。

なんのメリットがあって磁気定期券使ってんの?

半年分の定期でも、磁気は失くしたらパーですよ?

いちいち定期出して挿入して直すの面倒でしょ?

とか毎日思ってたんです。

ですが実はこれ、原因のひとつはICカードの発行方法の違いによるものなんですね。

関東のSuicaやPASMOは、デポジットさえ払えばその場ですぐにICカードが発行され、チャージしたり定期券として使えます。

一方関西は、JRのICOCAは関東と同じくすぐに発行されます。

問題は私鉄や地下鉄のPiTaPaにあるんですよ。

IPiTaPaのCカードを発行するためには、申し込みによる事前審査が必要。

阪急でも阪神でも、定期を新規で購入すると、まず始めに磁気定期券が渡されます。
ぼくはSuicaのIC定期に慣れていたので、すぐにICに変更したいわけです。

しかし

PiTaPaはポストペイという後払い方式をとっているため、口座情報などの事前審査が必要になるんです。

なので、その場で発行はできず、郵便かネットで口座情報を申告し、1週間以上待たされてやっとカードが届く流れになっています。
その後自動券売機に磁気定期券と新しく届いたICカードを入れて更新するわけですよ。
 

ぼくも実際その流れで申告してICカードに変更したんですが

なんせめんどくさい!

そりゃおっさんおばはんは磁気定期券を使い続けるわけですよ。

年配になればなるほど、口座やカード情報をネットで申告することに抵抗がある人が多くなると思うんです。

なのにPiTaPaが後払いにこだわるのってなんなんですかね。

Suicaのように先払いのデポジットで発行すればすぐにでも普及するだろうし、選択肢のひとつとして後払いがあればいいだけですよね。

確かに便利なんですよ、後払い。

月に一度まとめて口座から引き落とされるので、電車に乗るたびにチャージしなくていいし、すごい重宝してるんです。

ただ、PiTaPaが後払いに固執するあまり、合理的でない磁気定期券がまだまだ使われていて、関西ではICカードの普及に繋がってないのです。

これ、すごいもったいないんですよ。

おじさんたちにPiTaPaのICさえ作らせておけば、周辺のコンビニや王将など電子マネーが使える店での使用にも繋がり、利益にもなるし手数料もとれるんです。

毎日決まったコンビニでサンドイッチやコーヒーやガムを買う人って結構いるもんで、バカにできない金額になるでしょうね。

そのへん関東の鉄道会社のほうが商売上手だと思います。
Suicaでどこでも買い物できますしね。


関西ももっとうまいことできるでしょうよ。

一度周りを見渡してみて。
結構いますよ磁気定期券の人。

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