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家畜カップル〜K国人様とチョッパリつがい奴隷〜2日目-①

    遠くから蝉の鳴く音が聞こえてくる。

既に太陽は空の上へと昇り、周りは明るくなっていた。


「ねえ、イジュン。今日はどうする?」


「うーん、そうだなぁ。やっぱり折角海が近くにあるのだから、泳ぎに行く?」


「うふふ、それもいいわね。あ、そういえば少し歩いたら商店街もあるみたい」  


「へえ、それなら夕方に行ってみてもいいかもね」


    コテージのリビングではイジュンとソアがソファーに腰を降ろし、楽しそうに今後の予定を相談している。二人共ラフな部屋着を身に着け、冷えたグラス片手に談笑するK国人カップルはそれだけで画になった。


    一方、優太と葵は……


「うう……」


「いやぁ……」


    一糸まとわぬ状態で、イジュンとソアの前に立たされていた。

    優太の短小包茎ペニスも、葵の繊毛に覆われた女性器も白日の元に晒され、二人は羞恥で顔を真っ赤にして、目に涙を貯めながらぷるぷると震えている。

    昨夜の情事の後、二人は気を失ってしまい目を覚ましたのは明け方であった。優太も葵もお互いの姿を見て黙り込んでしまい、そのまま黙々とイジュン達の言いつけ通りにBBQの後片付けを行った。そして気まずい雰囲気の中、そのままコテージに戻ってシャワーを浴びてから着替えて、ベッドに横になったのである。

    その後、二人が起きたときには既に昼近くになっており優太と葵はベッドに横になりながら顔を見合わせた。


「お、おはよう」


「う、うん」


    ぎこちない挨拶を交わしながら、二人はのそのそとベッドから降りていく。

    だが二人の脳裏に浮かぶのは昨日の夜の出来事……美しいK国人カップルに蔑まれ、弄ばれ、絶頂に至った自分達……冷静に考えれば異常であるし、互いに不貞行為とも取れる行動であった。

    だからこそ、優太も葵もその事を口にしなかった。

    もしかしたら、悪い夢だったのかもしれない。あるいは酒に酔ってしまい、流れであんな事をしたのかもしれない。 それならイジュンもソアも、あるいは隣の恋人も昨日のことを憶えていないかもしれない……

    都合のいい思考を巡らせながら、二人はそのまま寝室から出た。無言のまま廊下を歩き、洗面所で歯と顔を洗い、髪型をセットする。そのまま二人はイジュンとソアがいるであろうリビングへと向かっていく。

    一歩ずつそこへ近づく度に心臓が高鳴り、体に緊張が走る。しかしこの旅行中はこのコテージで過ごさないといけないため、逃げる場所も無かった。


「い、行こっか優太」


「う、うん」


   顔を引きつらせながらも二人はイジュン達のいるリビングへと、足を踏み入れたのだった。


「やあ、二人共。アニョハセヨ!」


「アニョン♪ 優太、葵 」


    中ではイジュンとソアがソファーに座ってくつろいでおり、入ってきた二人の顔を見るとにこやかに挨拶した。

    どんなことを言われるかと身構えていた二人だったが、あまりにも朗らかな挨拶しようやく安堵する。やっぱり昨日の事は夢か酔った勢いで起きた若気の至りだったのだ。

    忘れよう。昨日の事は無かったことにして、優太と葵が普通に接しようとした瞬間であった。


「じゃあ、とりあえず、服を脱ごうか」


    爽やかな笑顔を浮かべたまま、さも当然のようにイジュンが命じたのである。

    たちまち優太と葵の体には緊張が走り、一気に体温が上昇していく。

    逆らえない。本能が、そう言っている。

    イジュンとソアが浮かべる冷たい笑み。それは昨日の出来事が夢でも若気の至りでも無いことを、如実に示していた……


「……さてと、じゃあそろそろ君たちをどうするか、決めないとね」


    空になったグラスをテーブルに置くと、イジュンは優太と葵へ視線を向けて言った。


「折角の旅行を台無しにしてくれたんだ、責任を取ってもらわないとね」


「そ、そんな……あたし達、何も……」


「何も? 私達の情事を盗み見て、浅ましくオナニーしていたチョッパリはどこの誰かしら?」


    葵は抗議しようとするも、ソアの言っていることは事実であり反論の仕様がなかった。ではそもそも自分たちがいる近くで性行為に耽るのはどうなのだという疑問も湧くが、そういった有無を言わせない迫力が、ソアにはあったのだ。


「とりあえず、まずは謝罪が必要ね。全く、そんなことも分からないなんて」


「仕方ないよ、ソア。チョッパリは歴史的に見ても、謝罪と反省が出来ない民族だからね」


    イジュンは苦笑しつつも、じっと優太と葵へ視線を向けた。それだけで二人は蛇に睨まれた蛙のように動けなくなってしまい、本能的な恐怖が湧き上がってくるのである。


「謝罪するかしないかはキミたちに任せる。でも、その結果自分達がどうなるかは自己責任だよ?」


    そう言いながらイジュンは懐からスマホを取り出して、画面を優太と葵へ見せる。その液晶には、性器から体液を溢れさせながら地面に横たわっている、優太と葵の姿が鮮明に写し出されていた。

    弱味まで握られたのでは、もう逃げれない。

    優太と葵の心は完全に折れ、自分達はイジュンとソアの命令に従うことしか出来ないことを悟ったのであった。


    優太と葵はその場で床に土下座した。勿論、イジュンたちの命令である。額をフローリングに擦り付け、掌を床に付けた二人は恥辱と恐怖でぷるぷると震えていた。そんな哀れな日本人を、上からK国人が見下ろしている。その光景は正に2国間の正しい関係を示しており、絶望的な身分の差がありありと出ているのであった。


「じゃあ、まず雄の方から謝罪の弁を述べてもらおうかな」


「何が悪かったか。何を反省するのか。そしてそのために何をするのか。ちゃんと貴方の頭で考えるのよ」


    二人にそう言われたものの、優太は何と言って謝ればよいのか分からないでいた。しかし状況が状況なため、何とか脳内で言葉を絞り出して口から紡いでいく。


「い、イジュン君、ソアさん……」


「ん、なんだって? イジュン……『くん』?」


    イジュンはそう言うと優太の後頭部を踏みつける。その痛みと屈辱に優太は震えるも、彼が何を言わんとしているかは理解した。


「……イジュン様、ソア様、この度は……二人の行為を覗き見して……申し訳ありませんでした……」


「あら、それだけじゃないでしょう?」


「っ……そ、その上、二人の姿を見て、お……オナニーをしました……申し訳ありません……」


「ふふ、そうだね。友人の情事を盗み見して自慰行為なんて、キミは最低だ。で、雌の方はどうかな?」

 

    イジュンの言葉に隣で土下座していた葵の肩がビクンと震えた。彼らの視線は葵へと向い、彼女はその圧からか、じっとりとした汗を浮かばせ始めている。


「イジュン様、ソア様……あ、あたしも優太と同じように隠れて、お……オナニーしていました。申し訳ありません……」


    そしてそのまま拙い謝罪の言葉を口にするのであった。年頃の女性が口にするには、余りにも恥ずかしい内容の謝罪。葵は羞恥で耳まで真っ赤にしながらも、何とか最後まで言い切った。そんな葵に対するイジュンとソアの反応は……


「はぁ、全く駄目ね」


「あうっ……」


    呆れたようなソナの言葉。そしてそのまま葵は、彼女に頭を踏みつけられるのだった。


    お互いが同性相手に土下座し、そのまま頭を足で踏まれている。それは大変に屈辱的なことであったが、不思議と優太も葵も悔しさより相手への申し訳ない感情の方が大きかった。言葉というのは不思議なもので、思っていないことでも自らの口で言ってしまえば、それが真実のように思えてくる。

    優太と葵の胸の内には、いつしかイジュン達への罪悪感が生まれ、それが徐々に大きくなり始めたのである。


「いい? 貴方達がすべき謝罪はこうよ」


    そんな中でソアが命じた謝罪の言葉は二人にとって、いや日本人として屈辱以外の何物でも無い内容であった。

    しかしもうそれを受け入なて誠心誠意謝罪する道しか、二人には残されていなかった。


「イジュン様、ソア様……この度はちょ……チョッパリの分際で、K国人様であるお二人にご不快な思いをさせてしまい、申し訳ありません……」


「こ、今後は二度とこのようなことが無いように反省し……お二人がお許しになる迄、如何なる罰も受け入れることを……ここに誓います」


    そして二人は大きく息を吸うと、声を合わせて叫ぶ。


『大K民国万歳! テーハミングマンセーっ!!』


    その言葉はまさに無条件降伏といった内容であった。あまりにも屈辱、いや国辱的な約束を優太と葵はK国人カップルと結んでしまったのだ。特に最後の言葉は日本語でもK国語でも、大K民国に忠誠を誓う言葉である。日本人として決して口にしてはいけない事と思い胸が痛む。だが同時に優太と葵はゾクゾクとした感覚が全身を走るのを感じていた。これまで生きてきた中で感じたことの無い、背徳的な快楽が二人の体に芽生えていったのである。


「まあ、謝罪はこんなものかな。でも大事ななのは謝った後にどんな形で償うかだからね」


「ええ、私達が『もういい』というまで、貴方達の贖罪は続くのよ。わかったかしら?」


「はい…」


「分かりました……」


「ふふ、でも安心していいよ。僕たちはこれまで友人だった訳だし、そんなに酷いことはしないよ。そうだね……残りの旅行中、二人は僕たちの指示に従ってもらう。これでどうかな?」


「旅行が終わればまた元の関係に戻れるわ。頑張りましょうね」


    そう言ってイジュンは優太の、ソアは葵の頭を足で撫でるようにそれぞれ踏みつけた。本来なら屈辱的なことであるが、何故か優太と葵には罪が少しだけ許されたような気分になり、心が軽くなるのを感じたのである。

   三泊四日の旅行、その残り二泊三日だけ我慢すればまた、元の関係に戻れる。優太と葵はその言葉を信じて、必死に耐えることを決意したのであった。

    こうして仲良しグループの夏休みは終わり、優太と葵の贖罪旅行が始まったのだ。そしてそれはK国人カップルによる、日本人家畜化調教の始まりであることを、この時の二人はまだ理解していなかったのであった……

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