時間の価値

「時給1,000円」
これを高いと感じる人もいれば、安いと感じる人もいる。

もし、この「時給1,000円」を評価する基準として、拘束される時間に対する対価として高いか安いかという考えを持って評価している場合は、少し注意が必要です。

また今の自分は、時給に換算すると5,000円の給料を貰っているから、安いというのも同じく注意が必要だと思う。

なぜか。

それは、『時間当たりに自分自身が受け取る金額』という判断軸しか持っていないから。

本来、企業だったり、個人のお店は1時間居てくれたから対価を支払っている訳ではなく、1時間働く中で、支払う以上の「価値」を生み出してくれたことに対して対価を支払っている。

そうでなくては、企業やお店は簡単に潰れてしまう。

「時給1,000円」を評価する際、『時間当たりに自分自身が受け取る金額』という基準では無く、『時間当たりに自分自身が生み出す価値』という基準を持つ必要がありますよね。という話。

本題はここから。

誰かと飲みに行った時や誰かに相談した時に、一緒に時間を過ごす方の『時間に対する価値』をちゃんと意識されたことはありますか?

この質問に、Yes!と即答できる方はこの先読まなくても大丈夫です。

少し前の出来事ですが、尊敬している大先生に食事に誘われた際、〇月〇日19:00~21:00という設定をして頂きました。

え?普通じゃね??
と思った方、すごいです。

こんな時期なので、忘年会のお誘いなど色々あると思います。今月のスケジュールを確認して頂いて、飲み会の「開始時刻」だけでなく、「終了時刻」が明確になっている会はいくつありますか?

ほとんどの場合、開始時刻とお店だけが決まっていて、終了時刻って決まってないんです。

なので、その後に別の予定は入れられない。
二次会があるかもしれないし、念の為空けておこう。となってしまいますよね。

で、結局あるかないか分からない二次会のために、その後の時間を空けていて、サクッと終了したために、「帰るには少し早いなぁ。。」という経験をしたことがある方もいるはず。

そして、無駄に時間を浪費して1日を終えてしまう。

話は戻りますが、例の大先生との飲み会、どうだったかと言うと、キッチリ時間通りに終わったんです。しかも、時間を気にして自然にエスコートして頂いたおかげで、満足感しか残らない会を終え、予定通りなので帰宅後に仕事をしました。

私に残った感想は、紳士だなということ。

こちらの時間に対する価値をしっかり考えているからこそ出来る自然な対応。飲み会という場ですらこれが出来る。

これを習慣とされているからこそ、多くの人に慕われ信頼されているんだなと。

この大先生のように、私も紳士で在りたいのです。

ということで、今日の話は、自分自身の時間に対する価値をしっかり持つことは大切ですよ。そして、共に時間を過ごす誰かの時間に対する価値を理解した上での行動はもっと大切ですよ。という2つでした。

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