見出し画像

極限ドライブー11

 朝5:00。

悟はA倉庫へ行った。

KD2の点検だ。

機体の整備をする人間はいるが、

自分でやることは大事なことだ。

倉庫でKD2はきらめいている。

全長20メートルの小型機。

ヤイエルと地球の融合した機体。

最近、敵は身を潜めている。

後ろから声が聞こえてきた。

「加藤さん、お疲れ様です」

「安藤整備長。お疲れ様です」

「ご自分でも整備ですか。いいことです^^」

「いえいえ。こまかいところは・・・」

「KD2は使いやすい機体ですよ。安藤整備長のおかげぐっと使いやすくなっています。ありがとうございます。」

万全の態勢で敵、ロボゼロに臨む。

加藤は食事をとるために寮にもどった。

食事はいつでもとれるように作り置きが食堂に置いてある。

電子レンジでちーんだ。

納豆ご飯とみそ汁。

「加藤さん、おはようございます!」

「白山さん、おはようございます!」

白山は66歳のいいおばちゃんだ。料理長をしている。

「朝は、早いですねえ。ご飯食べてくれてありがとう」

「いつもおいしいご飯のおかげで元気ばりばりですよ、白山さん^^」

「戦う人がたくさんいるので作り甲斐があります」

柔らかな時間が流れていった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?