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Horasis Asia Meeting 2019

コラボゲートの三井です。4月から少しずつ更新していければと思います。昨年11月にBinh Duong New City, Vietnamで開催されたHorasis Asia Meetingに参加してきたレポートです。

本会には、ベトナムの主要なCEOや政府大臣、アジア全域からビジネスリーダーが集まり、国や地域ごとの社会課題、新しい経済モデルやテクノロジーが与える影響について議論されます。

私は「Developing Global Artificial Intelligence Capabilities」というテーマのセッションに呼ばれ、Chairとして議論を進行することになりました。

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リードしたトピックは、機械学習や深層学習などの技術の社会実装が進まない原因についてです。この5年間で学習するためのライブラリや環境は随分進みましたし、技術の適用範囲やユースケースなども出てきているのに関わらず、社会実装はあまり進んできていない印象を持っており興味がありました。

議論の中で、原因としてあげられたのものが主に以下の三つです。一つ目に、データ収集から統合、整形、利用までのライフサイクルを回す基盤を構築できてない点。二つ目に、データを分析し事業に活用する人材が不足している点。三つ目に、プライバシーなどのデータをどのように扱うかという倫理的な問題。これらは日本だけでなく、アジアで共通するコンセンサスのようです。

コラボゲートでは次世代型ID管理クラウドサービス「UNiD」の開発に取り組んでいます。これはデータ・ライフサイクルにおける上流を変えていく取り組みです。我々の事業を大きく捉えると、個人を中心としたデータ循環の仕組みを再構築することと言えます。

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会場からも質問が飛び交い、拙い進行ながら大変面白いセッションになりました。こうしたテーマをバックグラウンドが異なるパネリストと議論できる機会は個人として大変貴重でした。コロナウイルスの影響でどうなるかわかりませんが、2020年11月に日本の北九州市で開催予定なので、興味のある方はぜひご連絡ください。

追記:

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Tonyとマルタ以来の再会。彼はStanfordのCodeX Blockchain Groupで分散化社会に必要とされる新しいリーガルフレームワークを作っています。彼はリーガルの視点で、私はテクノロジーの視点で、個人を中心としたなめらかな社会を創ることに奔走しています。彼の言葉を借りるとBLTサンドウィッチ。同じビジョンを持つ友達と再会できたことが1番の収穫でした。



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