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論文「イジメを限界まで減らす方法」 ※全文掲載

 先ず、イジメは直ぐにはなくならない事を前提だとして考えて下さい。そして、入学当初と、新年度の初め、学期末に、イジメの具体的な話を教師から学生に話す。教師はイジメを少しでも減らそうと努力しているが、イジメは必ずある。そんな時は教師や親、スクールカウンセラーを頼って下さいと学生に確り伝える。

 そして、イジメを受けたら、教師か保健室、スクールカウンセラー、親等を積極的に利用する様に学生に伝える。それらを小学校、中学校等の学期初め、学期末に、生徒に話す様にする。

 そして、嘗てイジメをした人、イジメを受けた人を学校に呼び、具体的に話して貰う。これは学生に直接話すのではなく、教師側が話を聴く。それらの話を聴き、具体策を考慮する。 

 教師になろうとする人間は、自分だったらイジメをさせない等の考えを持っているでしょうが、教師が人格的に優れている人がなる職業ではなく、人格陶冶せんが為、色々経験しなければならないんです。そして、ほんの数人だけが、人格陶冶された教師になる、そう云う事なんです。

 

 少し話が飛びましたが、イジメは直ぐにはなくせなくとも、絶対数を減らす事は可能ですから、それを教師、スクールカウンセラーの方々は考えて欲しいんです。大事なので繰り返しますが、「イジメは必ずある。でも、被害者、加害者を減らす為に、学校には教師、スクールカウンセラーや保健室があるので、それらを積極的に活用して下さい」と話す。イジメを減らす為に、学校が積極的に取り組んで居る事も、しょっちゅう学生に話しましょう。

 イジメを全てなくす事はほぼ不可能ですが、絶対数を減らす事、自殺者を最小限に抑える事は可能ですから、今後その方向で対処して下さい。

参考:教育委員会 参考図書:拙書「山下眞史心理学哲学医学」

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