元宝塚歌劇団の朝丘雪路（本名：加藤雪会）さんは、育ちの良さから、皆さんに可愛がられた人として有名ですね。　旦那さんの津川雅彦（加藤雅彦）さんと仲がいい二人としても有名でした。

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　　　　　　　　　　　　My Fair Prisoners!?調書

囚人番号：202104171608

名前：万人の雪

懲役：８２年

服役した刑務所：東京都中央区築地

音楽：童謡

映画： 「二十四の瞳」（監督：木下惠介）、「瀬戸内少年野球団」（監督：篠田正浩）

本：大江健三郎全般

罪：いたずらした記憶がない

喜：宝塚歌劇団に入学出来た事　津川雅彦さんと結婚出来た事

怒：優しさを勘違いする人

哀：呆けてしまった事

楽：娘真由子と遊んでいる時

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　　　　　　　　　　　エッセイ「万人の雪」さん

「万人の雪」は、日本画家の伊東深水の娘として産まれた。父親に溺愛され、世間の事を知らずに育った。独りで買い物をした事はなかった。でも友達は多く、みんなに可愛がられた。

　中学卒業後、宝塚音楽学校に入った。そこでは、先輩後輩の区別が不思議だったが、それが普通なんだと思い、それに従った。トップスターにはなれなかったが、退団後、テレビ番組「１１ＰＭ」に抜擢され、そこで人気があがった。

　しばらくして一般の人と結婚し、一児を産んだが、じきに離婚。そして、生涯の最愛の人、津川雅彦さんと出逢い、結婚。娘真由子を出産。本当に幸せだった。ただ、一度娘が誘拐され、生きた気がしなかった。絶対に無事戻ると確信していた為に、無事娘真由子は戻ってきた。

　多くのバラエティー番組に出させて貰って、自分の事を知って貰える事が嬉しかった。

　津川雅彦さんは、本当にお父さんのような人。何をしても許してくれた。怒られた事はなかった。少しは怒って欲しかった気もする。

　今は、「学園Heaven」（※亡くなった方々や大天使、天使、存在がいる場所）でお父さんやお母さんとも一緒で、不思議な感覚。何故ならば、死ぬと、あの頃に戻りたいと思っている時期の姿になるからだ。年下のお父さんとお母さんに囲まれ、料理を覚える「万人の雪」だった。（了）

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※この方も刑期を終えました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました！