見出し画像

2021→2022へ


お久しぶりです。

株式会社Tsuzucle 事業部長の正延です。

12月は後半かなりバタバタして、中々振り返る時間を確保することができず、反省しています。

「きちんとやるべきことをきちんとやる」

今年はここの難しさを体感した激動の一年でした。

この一年の自分の変化と振り返り

自分自身、去年の今頃はこのtsuzucleに研修生として入り、
右も左もわからないというような状況でした。

当時の僕は「必ず起業する」「世界に通ずる日本を変えるプロダクトを作る」という根拠のない自信で満ち溢れていました。
当時はよくそういう0-1の話をして、一緒にやろうと言ってくれていた友人達もよく覚えていると思います笑

そんな口先だけだった自分の自信を良い意味でへし折って、1から積み上げていくという決心ができたのは、本気で向き合ってくれるCEOの森さんをはじめ、COOの田畑を中心としたメンバーでした。

本当に今自分がこのような状況で頑張れていることに感謝しかありません。

ただ、恵まれているという前提の元、この一年は本当に失敗ずくしで、お世辞にもうまくいっていたとは言えません。何かを任されて責任を伴う仕事を、前職の経験などがない自分からすると、本当に難しく、また社会人での当たり前の認識とのギャップに本当に苦労した一年でした。

しかしながら、そういう失敗をしたからこそ、学べたところが実はたくさんあるわけです。今回のnoteでは簡単に今年一年の失敗したなと思うことをまとめます。僕が普段1 on 1で伝えていることや、友人たちに伝えていることのほとんどは自分がこのtsuzucleでしてきた失敗からです。人は自分で失敗しないと中々その重要さであったり、言っていたことを理解するのも難しいと思うので、何かの機会に僕のnoteの失敗談とかを思い出してくれたら嬉しいです。

自分としては、今年1年は人や機会に恵まれたからこそ、

もっと自分が成長しなければならない!

本当にそう感じます。だからこそ、今回はしっかり内省してそれを言語化してまとめておきたいと思います。

では、さっそく具体的にまとめていくと、、

・感情のコントロールが下手で、雰囲気を悪くする
・ONとOFF を切り替えるのが下手で、作業効率が上がらず、
 だらだらと仕事をしてしまっている
・キャパ状況を管理できず、針の上に立っているような状況を作っていた
・うまく言語化せず、自分目線の言葉の伝え方をしていた。                              結果として相手の立場はどうなのか?という想像力を働かせていなかった
・準備不足でクライアントの前で何も話せず、上司に迷惑をかける
・プライドが高いせいで、抱え込んで、余計に迷惑をかける
・利害関係を鑑みず、身勝手に行動してしまう
・自分の収支に関心がなく、お金の使い方が全くなっていない
・色々な視点で物事を捉えられていなかった
・短期・中期・長期で物事を捉えられず全てが小手先だった
・日々、目の前の事に忙殺されて、自分のインプットができていなかった
・飴と鞭を理解せず、自分の立ち回りをうまくコントロールできなかった
・タスクを委譲し、自分自身キャパ状況をコントロールできなかった
・自分自身の成長と、自分の感覚にずれがあり、
 主観と客観それぞれの視点で感情や思考をうまくコントロール
 できていない。

などなど、本当にたくさんの失敗がありました。

ここにかけているという事はある程度その失敗を理解し、改善に向けて取り組む事はできていると思います。しかし、まだまだ自分自身をコントロールできていないとは思うので、反省しつつ、きちんと整理して取り組んでいきたいと思います。

これらの失敗を通して、僕が学び、伝えられることは

「きちんとやるべきことをきちんとやる」「ワークライフフィット」

この2点かなと思います。

1点目は「きちんとやるべきことをきちんとやる」これは自分自身も完璧にできているとは口を裂けても言えませんが、やらなければならないこと、
例えば、「報連相」や、事前準備アフターフォローまで、一定の型に当てはめられることをまずはやる。これが大きな失敗をしないための最低限の事で、尚且つ一番大切なことだと学ぶことができました。「誰でもできるやん?」って思われる方も、当たり前すぎて「は?」って思う方もいるかもしれませんが、そういった小さな積み重ねを意識せずに過ごしてしまうことってごく普通に起こり得ることなんです。

だからこそ、ちょっとした気遣いができる人が「信頼ができる人」と言われる世の中であるんだと思いますが、自分自身はこの1年、こういった小さな事を丁寧にやる事や、筋を通すという考え、「きちんとやるべきことをきちんとやる」というこの難しさに直面しました。

2点目は「ワークライフフィット」です。これは自分の性格に直結する部分ですが、ある程度感情に波がある自分にとって、どういう生活スタイルをとること、ワークスタイルを取ることが幸せでパフォーマンスを最大化できる手段となるのか?を考える事は必須でした。

自分の性格上、感情に波ができてしまう事はこれから先も付き合っていかなくてはなりません。

この1年で自分の弱さと、管理のできないもどかしさに直面し、特にこの半期で改善を自分なりにしてきたところ、良くなってきたので、それをご紹介したいと思います。

箇条書きですが

・月曜は朝6時に起きて、その1週間のスケジュールと
 タスクの優先順位を決め、曜日ごとにやる事を振り分けていく
・朝は7時に起きて、10分瞑想
・瞑想ののちにストレッチとコーヒーを飲む
・その後に、to do listを書き出し、その日のスケジュールを立てる
・基本的に9-18時しか働かない
 (遅くに仕事をするという習慣の排除が目的)
・18時以降はプライベートの予定やレッスンなどに使う(クリエイティブ)
・友人に近況を報告する機会を多く作る 
 (主観と客観の行き来)(週に1回)
・キャパ状況は常に60%を意識する
・土曜は平日の半分くらいの意気込みで仕事
・日曜は仕事をしない(インプットに時間を割く)
・どれだけ忙しくても割り切って月に1回必ず旅行にいく
・寝る前にはお笑いを見て笑う

ざっとこんな感じです。

別にこれが正しいとは思いませんが、
ある程度、自分の普段の行動を型にはめてしまう事で無駄な思考を削ぎ落とす事と集中しやすい環境づくりを意識して、このようなルーティーンをとっています。

もちろん。自分自身の成長、外的環境の変化などさまざまな状況を考慮して、柔軟に変更していきますが、今の自分にとっては、非常にうまく回っていると思います。

ここまで紹介した振り返りを通して
2022年では、3つの点を意識して頑張っていきたいと思っています!

① 自己管理の徹底

→時間、感情、お金をいかに徹底して管理できるのか?

→自分のパフォーマンスを常に一定に保てるかに注力する

② 客観的視点を多く取り入れる

→色々な人にあって、自分の意見を話し、聞き、感じる

→新規でいろんな人にあって、人脈を形成する

③トップダウンの意思決定を仕切る

→まだまだ自分自身大きな目標に対して、一次情報から考えてしまう癖があり、結果的にそれが何につながっているの?という疑問につながるケースが多かったです。目の前の課題をつぶしているだけでは、根本解決にならないケースも多々あります。全社案件のプロジェクトマネジメントをしていく中で、対社内・企業様に対しても、中長期的にどういう事をやりたくて、今の施策を行っているのかはトップダウンで目標を決めて、それって1年後3年後の目標達成をするために今必要な事だっけ?を繰り返してクリティカルに課題を解かなくてはなりません。まだまだ未熟ですし、勉強だらけではありますが、自分の今後を考えても今から確実にできなけばならない能力であると感じております。2022年はここをやり切りたいです。

以上です。

という事でここまではどちらかというと、自分の話でしたが、ここからは会社の事業部長としての自分を振り返っていきたいと思います。

事業部長としてとにかく一番苦しんだのは、「自分の甘さ」だったのではないかなと思っております。先ほどやりたいと書いた3つ目の話ですね。

自分の甘さがコミュニケーション不足であったり、1つの社内改革の施策に対する見積もりの甘さだったり、感覚的な社内教育動線の設計であったり、タスクの遅れなどに対する指摘など多くの失敗を招いたと思っています。

会社の状況としてCEOの森さんは今、多くの権限を僕に移譲しようとしています。

その中で意思決定のスピードも、部下に対する評価も事業部としての状況に対してもボールを持っているのは自分であるという認識が甘かったかと思います。

自分なりに戦略を思考錯誤をしていても、周りとのコミュニケーションが不足してたり、その密度が低ければ、それは単なる戦術に落とし込む前の思い込みで終わったり、僕が厳しくいうべきことを言わないことで起こってしまっている緩い雰囲気も一部あります。

自分として、やはり事業部長としてやっていく限り自分がしなければならない役割を認識し、目の前の仕事に取り組むだけでなく、客観的かつ定量の部分で、一つの物事に対する評価を毎日単位で下さなければならないし、そこに甘えはいらないと思います。

その自覚を持って、もっと人を巻き込み、施策の実行から、相談まで壁打ちの機会を増やし、意思決定の精度を高めていくことが今の自分には急務であると感じています。

今年の後期は多くのことで経営陣と話す機会が増え、

・今社内でやっているサービスは本当に必要なのか?
・マネタイズできないのか?
・そのリスクをとってやっている事に成功の見通しはあるのか?
・採用フローは間違っていないのか?
・会社をダウンサイズするべきか?
・サービスの質を上げるための教育をどうするべきか?

さまざまなことで壁打ちを繰り返してきました。そこで進んだことも、停滞してしまっている話合いもあります。2022年はコミュニケーションと自分の責任感を持って、話をどんどん机上に上げ、推進していける立場の人間として立ち回ります。

最後に2022年の抱負として、ここに記します。

今事業部長としてやりたいことは大きく分けて5つあります。

① 「工数小×インパクト大」

単純作業というのは、日々の時間を忙殺させる原因になりかねません。
そして、自分のキャパシティも時間も有限である事を強く意識する必要があります。

単純作業に時間を使うより、やはり新規の事業や施策について議論し、研鑽する時間を多く取りたいと思っています。

できるだけ、一つの取り組みに対する工数を少なくして、与える影響、インパクトを最大化していくことはスタートアップ企業特有の限られた経営資源の中で他の会社に勝つ為の手段であると感じています。

現在、弊社PM深澤さんが中心に進めている作業効率の最大化などをはじめとして、会社の作業を極限まで管理し、効率化できる状況を作っています。

またそれに加え、メンバーと壁打ちをする機会も増えつつあります。

そういった社内の状況も鑑みて、ただ工数を減らしていくためにも、

そもそもの投げかけの質の精度も高めていく必要があるかなと思っています。

要するに、何かタスクを投げたり、議論を持ち込む際に、ちゃんとゴールが伝わる投げかけを意識するという事です。

「何をするのかはわかるが、どのように行うのかは議論の余地がある」というくらいの投げかけがちょうどいいかなと思っていて、つまり要件は定義されているが、手段は話す必要があるというような投げかけが増えれば社内壁打ちの質も、時間もより良くなると信じています。

簡単にいうと、できるだけ具体的な声かけを意識するという事ですね。

②「手が届くギリギリライン」の目標設定

KGI、KPIの話は常につきものです。

ただ、僕がこだわりたいのは、長期目標を中期短期で追っていくこの考え方よりも、常に頭を使って、その目標を追えるのか?という基準設定です。

一番良くないのは、基準を低くして、あたかもうまくいっているようにすることです。

でもそうではなく、70%くらいは達成のイメージが湧くが、30%は達成のイメージがつかないくらいがいいと思っています。

なぜかというと、100%達成できるというようなイメージがあると、クリエイティブが働かないからです。30%くらいの不確実性を含むことで

常にプランAだけではなく、これがうまくいかなかったらプランBを、プランCをという、その30%のGAPを埋めるためにはどうするべきか?と言ったところに目線が向きます。

これを1つの事業部としてやり続ける必要があるかと思います。

そういう考え方を事業部として定着させる事でコンサルティングの提案の質も向上させる事ができると思っています。

③ 意図してボトムアップの機会を作る

②の話に紐づいて、やはりトップダウンで物事を決めるだけでなく、ボトムアップの機会も増やしたいです。

やはり自分のアイデアだけでは必ず限界があるので、現場からの純粋な意見、そして考える機会の創出をやっていきます。

小さな失敗も成功体験も自分で考えてやった結果を振り返り、感じる事で価値がある事なので、意図的にそういう機会を増やしていきます。

④ ボーディングメンバーの底上げ

2022年特にこだわりたいのはここです。

この一年の自分の反省は

自分と同じポジションの人を育成できなかったこと。

これが最も個人としても、事業部としても成長角度を下げた原因だと感じています。

壁打ち機会も、アイデアも、実行スピードも、全ての面において、一人でやるのには限界が正直あります。

組織の弾力性という意味でも戦えるメンバーを棚上げしていくことが

組織にとって最もレバレッジが効くと思います。

僕自身も発展途上の中で、なかなか人を育てていくというところに注力できなかった事を大いに反省して、

1月の頭から、僕自身も覚悟を決めてボードメンバーに対して、教育をしていくのと同時に会社を底上げできるよう、努力していきます。

⑤ 新規事業への踏み込み

やはり事業をやっていく中で変化は必要です。

この1年の課題として挙げた「甘さ」という点で、

守られた環境下で仕事をしすぎている感もありますし、やはり時代の潮流に合わせて、柔軟にサービスも変化していくべきだと感じています。

そのために、早ければ、2月にも新規サービスを提供できるように準備を進めて参りたいと考えています。

またここの詳細については詳しくご説明できればなと思います。

という事であと1日で今年も終わってしまいますが、

来年の今頃は今よりもっと充実した日々を送っていられるように

2022年は突き抜けていきたいと思います。

2021年も共に過ごしてくださった皆さん

本当にありがとうございました!

引き続きよろしくお願いいたします。

正延 拓也


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?