おとうさんの畑

おとうさん=義父は、趣味で畑をやっている。
始めた経緯をお聞きしたことはないが、元々はそのまたお義父さんが借りた土地だということなので、婿養子で入ったお家の全てを引き継ぐというスタンスで、畑も始めたのだと思う。

その畑、現当主のおとうさんが去年大きめの病気になり、療養が今も続いていることから手入れがままならない。
私たちが帰省したGWや夏休みには、一時的なお手伝いもできるものの、日々のちょっとした収穫や、それ以前に計画的な種蒔きや苗植えのサイクルが滞ってしまうのだ。
おとうさんの作る野菜は、とにかくおいしい。その後ろには、自宅には常に次に植えるための苗作りを欠かさない細やかさや、しっかりとしたプロジェクトマネジメントと実務遂行がなされている賜物だと私は思っている。
実を言うと、おとうさんも畑を始めたそのまたおとうさんも、経営者なのだ。

いつもジャガイモ植えるエリア

畑仕事も事業も楽しいことばかりではなく、植えた時と収穫の時以外は地味で地道な作業の繰り返し。植えた覚えのない雑草を刈るという余計な仕事もあるし、天気予報をチェックして寒さや暑さのケアで手入れも欠かせない。
その上やることなすことが重労働。
企業経営と畑仕事、かなりコンセプト似てるんじゃないかと思う。

畑の入り口の休憩エリアは野の花もかわいい

そんな畑をずっと可愛がって育ててきたおとうさんとおとうさん。この先の継承は、、、難しい見込みがあるけれど。
おとうさんの療養のそばに、畑の継続という励みがある。私も夫も、そして近くにいてくださるおかあさんもおねえさんも、おとうさんが畑を継続したくなる程度に保ちたいという気持ちは一緒だ。
長く続いた治療が今月終わる見込みとのこと。東京からでは日頃なかなか戦力にはならないけど、、GWの帰省のときにワイワイと畑仕事の"お邪魔"させていただくのが楽しみだ。

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