あえて論理から始めず

個人的な直感や妄想から思考を始め同時に理論をつなぎ妄想を具体化し戦略に落とし込む新しい技法
『ビジョン思考』提案をされている、佐宗邦威さんの著書
『直感と理論をつなぐ思考法』を拝読させていただきました。

ネット時代に生きる我々は『他人モード』と言う生活習慣病ににハイジャックされており
それが日常化すると自分は『何がしたいのか、どう思うのか?』すらよくわからなくなり『自分モード』への切り替えを見失ってしまいます
そこから脱却し新しいことの発想やワクワクした感動を感じる本来の自分を取り戻す『自分モード』を構築し
個人の妄想や直感を個人的なもので終わらせず具体的なプランへと上げていく新たな技法が述べています。
事実マーケットに強烈なインパクトを与えている人や企業は『自分モード』のアクセルを踏みつずける事で
具体化させる事に長けていることを紹介されています。

余白を作る?

技法で特に気になったのが自分モードに戻す方法として『余白を作る』と言ったことでした。
具体的には『本当にやりたいことがわからなくなってきた』友人を例に
ノート一冊に『何を書くか』は何も伝えず
毎朝15分、自分の周りに起きていることを主観的な感覚、感情にフォーカスして 『ノートの余白』に
書きつずけることで『自分モード』を取り戻もどしたことを紹介しています。
実は拝読させて頂いき一番心に残ったのがこの部位なのですが
佐宗さんは『自分モード』を喪失する原因を

1、内発的動機が足りない  妄想Drive

2、インプットの幅が狭い  知覚input

3、独自性が足りない    組み替えjump

4、アウトプットが足りない 表現output

このように述べられています。
一見すると難しい事のように思えるかもしれませんが実は誰もが子供の頃からやっていた事で
大人になるに従って現代人の多くが忘れてしまったことを思い出す作業を『ノートの余白』に書き出す事で
本来の『自分モード』に戻しビジョン思考の習慣化させることを提唱しているわけです。

思考のみならずカラダも『他人モード』にハイジャックされている

実はカラダも『他人モード』にハイジャックされず脱却できない方が多く存在します
弊社スタジオに訪れる方の多くは『治療はしているが完治しない』『どう鍛えたらいいですか?』『何をやれば治りますか?』とよう質問をされますが
それ以前に今自分がどのような状態になっていて 何が起きているのか抜本的なトラブルの原因を自分自身では理解していません つまり本当の自分感じるとる『知覚』が失われてしまっています。このような状態こそ自分のカラダでありながら『他人モード』なっている状態なのです。

なぜ自分のカラダでありながら『他人モード』になってしまうのか?について佐宗さんが述べている4つの原因をカラダに当てはめて説明したいと思います。

1、内的動機、   理想のなりたい自分、ありたい自分が描けない(イメージ)できない どの様に動きたいのかもわからない

2、知覚インプット 視覚などカラダの外側にある感覚や、筋肉関節にある内側からの感覚が麻痺して正確な知覚ができない

3、独自性組み替え 知覚情報を集めインプットが正常に作動しないのでアウトプットに繋げる脳神経系の働きが正常に作動しなくなる

4、表現アウトプット 正しい情報が伝わってこないので どのように動いて良いのかわからない なんか変 うまくイメージ通りにいかない。(認知誤認)

つまり様々な要因によって本来の自分を失ったカラダの状況でトラブルは起きているのですが、多くの方は治療とトレーニングをする事によって治るという勘違いを抱いています。


『カラダと心は一体』wholeness

大切なのは他人モードにハイジャックされた感じれなくなってしまった自分の『知覚』を戻すことです。ノートの余白を書き出すことも広い意味では『知覚』を戻すことになりますが、『カラダと心は一体』wholeness で考える著者はカラダから『知覚』を戻すことも自分モードへの原点回帰の源泉であることを知っていただきたいと思います。



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