名機 X100F
手放して後悔したカメラ。
ずっとGRシリーズを使ってきたのですが、
「ファインダーで覗いて写真を写す体験」がしたくて、当時悩みに悩んで手に入れたX100F。ブラックの方です。
クラシカルな外観、直感的に操作できるダイヤル、換算70mmまでのクロップ、そして何よりファインダー。所有する喜びがありました。手ぶれ補正がついていないことなんて全く気になりませんでした。
2017年の発売なのに、サイトもまだ残っていることに驚き…!嬉しいものです。
http://photo.yodobashi.com/fujifilm/camera/x100f/
↑ 僕の“バイブル”、フォトヨドバシさんのサイトも残っていました。
3年ほど前、紆余曲折があって手放してしまったのですが、これほど「残しておけばよかった…!」と思うカメラはありません。
Macの「写真」アプリを眺めていたら懐かしくなり、noteに書き起こしてみました。以下、写真は全てX100Fです。
レンズに個性のある機種でした。
近接、F2で写すとほんわか。オールドレンズのような。
これがよくてX100Fを使い続ける方もいらっしゃるのだとか。
F5.6あたりではパキッと。
F2、クラシッククロームで写すのも好きでした。
風景、人物など、何を撮っても絵になる。
ファインダーを覗くというのは、額縁の中に自分から入って行くような感覚です。写すという行為そのものの楽しさを教えてくれました。
花や葉はしっとりと。
人物は柔らかく。
そんな描写に惹かれていました。
はて、中古はいかばかりか…と思って探すと、おやびっくり。
なんと、当時の新品と同じくらいか、それを超える値段で売られているものも見つけました。
X100FやX100Vの人気は、販売から時間が経った今でも衰えないようです。
いや、カメラの値段自体が上がっていること、品薄状態が続いていることなどもあり、人気は高まっているのかもしれません。
一度手放すと、二度と戻って来ないかもしれない。だからこそ、モノを大事にしなければなりませんね。