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血の通ったバトンをつなぐ

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それは一服チャレンジバトンから
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空果梨堂(うっかりどう)の満茶乃です。
 過日、ママ友で、着物仲間でもある清閑寺窯(せいかんじがま)ご当主
清閑寺 眞龍( @seikanjimaryu )さんより、垣根を越えたステキなバトンを頂戴しました。

 それは、官休庵 千宗屋 (@sooku_sen)若宗匠が発案された
一服チャレンジお茶碗バトンというもの。

 私は裏千家でお稽古していますが、武者小路千家 若宗匠 千宗屋師は料亭勤めの時代に少しお世話になりましたので、嬉しくお受けさせていただきました。
 こうして垣根なく純粋に楽しめる企画をさせていただけるのもSNSの良さですね。

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大好きなお茶碗
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 私の最も好きなお茶碗、それは曾々々祖父(ひいひいひいじいちゃま)で当時衰退してしまっていた古伊賀焼の復興に人生を捧げた
菊山當年男(きくやま たねお)作 灰釉(かいゆう)茶椀です。

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 うちは、お菓子があるときはいつも、子どもたちと一緒に「今日のお菓子は何で食べる?ゲーム」をします。
 それは、洋の東西を問わず、ケーキでも月餅でも和菓子でもチョコレートでも駄菓子でも、お菓子を頂く時はうつわお茶を選びっこするんです。

 その時に「今日はお抹茶シャカシャカかがいい!」となったら、いつでも
使えるようにしているお茶碗のひとつ。
 見込みが広く、深さもあるので、子どもたちも点てやすいのです。

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幸せのカタチ
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 菊山當年男翁。人間国宝に手が届く直前に身罷ったため、道半ばで。。。とよく言われたけれど。逆に、こうして生きたバトンがつながれ、ひいひいひいひ孫👀‼️たちが大切に使っている。
 これはけして、不幸せなことではない気がしています😊

 東山の町家秘密基地うっかり堂には、そんな當年男翁の他の茶器や
書や、同時に行っていた松尾芭蕉の研究書などもあります。
 ひょっとして菊山當年男記念館なのかも!?

 感染症の嵐が落ち着きましたら、ぜひ見にいらしてくださいませ😃

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茶碗:菊山當年男
茶具縟:染司よしおか
茶菓:かぎ甚
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  長男(6歳)が、かぎ甚さんにて選んだのは、主菓子ではなく、有平糖でした。
 お皿は宮川町の京おどり皿。

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