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仕事の原点

私は実は資料作成がとても苦手だった。

上司から何度もやり直しを命じられ、平日深夜、土日返上でやり直しても求めているものと違うと突き返される。完全に悪循環だった。最終的には会社をやめてしまえと言われるまでに。とてもつらく涙があふれだした。

その経験から数年たったときに、とある研修で人生のプラス面とマイナス面を振り返るというワークを実施。そのときに、このときの経験をマイナス面として書いた。周りの人もなぜか、人生のマイナス面を語る人が多く、泣き出す人もいた。

その研修からさらに数か月だったとき、人生のマイナス面には意味があるのではと思うようになった。私にとって、あのときの体験はどのような意味があったのだろうか?とそのとき、ある考えが頭に浮かんだ。

それは、人は過去の事実を解釈することによって、プラスかマイナスを認識するということ。つまり私のマイナスだと思っていた体験は、解釈次第でプラスにできるのではということだった。そこで私は、資料作成が苦手だった原因が何かを考えてみることにした。

その結果、思い浮かんだのは、相手が求めていること、知りたいことを相手の状況に合わせて伝えることができていないかったということだった。そのことに気づいた私は、それ以降、相手の頭の中身を必死に想像しながら、ときにはヒアリングしながら資料を作成するようになった。

その結果、資料作成でやり直しはなくなり、自分が伝えたいことが相手に伝わるようになった。しかも、相手への依頼事項についても気持ちよく応じてくれるようになってきた。

さらに、そのノウハウを書籍として3冊出版。オンライン講座も1コースをリリース。多くの人から感謝をいただけるようになった。

私が「仕事を楽に楽しく」というコンセプトを発信しているのは、私がこのように仕事でつらい経験をしてきた原点があるから。あなたの仕事を楽に楽しくできるように支援します。よかったら、フォローしてね。

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