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不登校 ~不登校中のお勉強~

小学1年の12月から、学校に行けなくなった息子。
最初は学校に行けなくても、勉強のフォローをしてやらなければ、将来息子が困るとか、学校復帰した時に苦労するとか、それはそれはいろんなことが不安になりました。
でも、エネルギーが枯渇した息子に勉強を無理強いすることはできませんでした。その頃は不安なまま、息子を心配していたので、息子もそんな親の気持ちを感じ取って、苦しかったと思います。

不登校中の勉強について、息子を信頼して見守ることができるようになったから言えること、感じたことを今日は書きたいと思います。

◆勉強よりも充電が先

悩む少年

不登校になる時って、子どものエネルギーが枯渇してしまった状態、心身ともに疲れ切ってしまった状態であることが多いと思います。
心も体もついていかない時に、勉強なんてできないですよね!?
勉強よりも、健康・命の方が大切。
まずは充電すること、心身ともに元気になることが先だと思います。

不登校は子どもが怠けているだけなんじゃないか?と言う人もいるけど、怠けなら休めば回復するはず。
休んでも休んでも、すぐに心が回復しないから、学校に行けないのです。

学校に行けなくても、勉強したいと思えば、手段はたくさんあります。
家庭教師、通信教材、Youtube、問題集などなど・・・
放課後登校すれば、先生が教えてくれます。
慌てなくてもいい、何とかなるって私は思います。

◆我が家の場合

1年生の12月初旬(2学期の終わり)から、学校に行けなくなった息子。
当初は無理強いもできないくらい、元気がなくなってしまったので、寝て起きて食べて寝て、ゲーム・Youtube三昧の生活でした。
勉強は週1回の放課後登校の時だけでしたが、それも負担に感じている様子だったので、やめました。(図工の作品、生活科のおもちゃ作りに変更)
少しずつ元気を取り戻した息子の様子を見て、2年生に進級したタイミングで、放課後登校で勉強を再開することを提案してみました。
息子も行きたいと希望し、担任も受け入れをOKしてくださり、週2日1回30分程度の登校を継続し、主に算数の勉強をしていました。

現在、夏休みに入りましたが、授業の進捗からはかなり遅れてはいます。
ただ算数に関しては、教えてもらったところは理解している様子です。
漢字は全くやっていないので、読めないし、書けません。
学校で使っているドリルを1日1ページとやろう!と試みた時期もありましたが、無理にやらせたところで、結局は覚えてないし、無意味なことがわかりました。
やらせるエネルギー、やる気がないのに無理してやるエネルギー。
どちらもエネルギーの無駄遣い。無駄遣いはやめよう。

でも、そんな息子に変化が・・・
今年度、学校で1人1台配布されたノートパソコン。
1学期の終わりに、小学校の方で学年別の教科書に合わせた問題集を入れてくださったんです。
ただ問題を解くだけでなく、漢字の書き順をアナウンスしてくれ、タッチパネルで漢字をなぞり書きして練習することもできる優れもの!!
すべての問題が終わると、項目ごとにスターをもらえるので、息子はスターを集めるのに必死で、自主的に取り組むようになりました。
ありがたや~(ICT教育!?はますます加速しそうですね。)
やっぱり勉強には、本人の意欲・やる気、楽しんでできることが一番大事。
改めて思い知らされました。

◆無理強いされる勉強よりも・・・

犬が読書

皆さんは経験ありませんか?
受験勉強の時に、必死に覚えた英語の文法や単語。
ただただ試験のためだけに記憶して、試験が終わった途端、記憶から消えていくような勉強。
それに比べて、初めての海外旅行。
現地で片言でもいいから、現地の人と話したいと思って覚える英会話。
うまく話せなくても、楽しかった記憶が残っています。

息子を見ていても思うんです。
マインクラフトをやりながら、小学2年ではまだ習っていない「鉄」など、漢字を自然に覚えています。
一緒にスーパーに行くと、自分で読める字を探しながら、わからない字は聞いたりもします。
勉強は何歳からでも、やりたい時に始められる。
むしろ、やりたい時にやる方が吸収できる。
知りたいと思って求めれば、情報はあふれている時代。
学校に行けなくても、何とかなる。息子は大丈夫。
今はそんなふうに考え、息子を見守ることができています。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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