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【腰痛・反り腰の悩み】オープンシザースシンドロームの原因と改善アプローチ

こんにちは!!

イクサポです!

今回は、以前書いた記事の続きになります!!
前回は、上半身の肩の痛みについて上位交叉症候群の観点から書きました。


今回は、オープンシザースシンドロームについて書いていきます!!
「オープンシザースシンドローム」って知っていますか?初めて聞くという人も多いと思います。

別名で、下位交差性症候群(ローワークロスシンドローム)とも言います!(こちらの方が聞いたことありますよね?)

また一般的には反り腰と言われる姿勢です。

オープンシザースシンドロームの状態は、名前の通りで立位姿勢を横から見た時に骨盤と腰部・腹部辺りが「ハサミ(シザース)が開いた(オープン)ような状態」になったように見えることから、このような呼び名が付けられています。

オープンシザースシンドロームの状態では、伸展型の腰痛や肩周辺の障害(肩コリ、首コリ)などが起こりやすくなります。また、腹腔内圧(腹圧)も高まりにくく、体幹部の安定性も低下しやすくなります!

今回は、腰痛の原因にもなりうるオープンシザースシンドロームについてまとめていきます!!

それではいきましょう^^


筋のインバランスとは?

オープンシザースシンドロームについて書いていく前に、筋のインバランスについて見ていきます!

インバランスとは「不均衡」という意味であり、筋のインバランスは「筋の不均衡が起こっている状態」を指します。

臨床では、マッスルインバランスと呼ばれることの方が多いですね。

こちらの書籍にも詳しく書いてあるので参考にして見てください!

この筋のインバランスですが、以下のように定義されています。

疼痛・機能障害・変性などから、抑制あるいは筋力低下と緊張あるいは短縮により生じる筋機能不全を指す。

また上記の本の中では、

姿勢など持続的な緊張性収縮を伴う赤筋の割合が多い緊張筋tonic muscleと関節運動など素早い相動性収縮を行う白筋が多い相動筋phasic muscleに分け、緊張筋は緊張しやすく、相動筋は筋力低下しやすいことを指摘している。また、緊張筋で緊張や短縮が起こりやすい筋と相動筋で筋力低下しやすい筋を明らかにしている

と述べられており、筋線維タイプによって短縮しやすい筋と、筋力低下を起こしやすい筋があることが考えられます!

この筋のインバランスを改善する上で、重要なポイントとして

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