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機能的な動作の土台となるフォースカップルと筋のサブシステム

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さて、今回はフォースカップルについてみていきます!!

セラピストの皆さんは、フォースカップルと聞くと、ローテーターカフのような肩甲帯周りの筋群の働きのことをイメージするのではないでしょうか??

実はフォースカップルは、肩甲帯周囲だけではなく、身体の至る所で存在しており、日常生活動作や競技動作を行う上で非常に重要な役割を担っている働きになります。

今回は、このフォースカップルについて理解を深め、トレーニングに活かせるようにしていきましょう!!

それではいきます^^


フォースカップルとは?

フォースカップルとは、

関節軸を安定させるための筋群の協調的な働き

のことです。

筋肉の働き方として、ある一定の運動開始や実行に直接働く筋を主働筋といいます。ある特定の主動筋の反対の作用を持つと考えられている筋や筋群が、拮抗筋といわれ、主動筋と拮抗筋に対して、ある特定の運動時に協力して働く一対の筋群は共同筋と考えられています。

例えば、手関節の屈曲時の尺側手根屈筋や橈側手根屈筋などは、手関節屈曲に協働的に収縮する例となります。

そして、もう一つの協働筋の例がフォースカップルです。

フォースカップルは2つ以上の筋がペアとなって同時に反対方向に力を生むときに生じ、力の中心に対して純粋な回転を与えます。

よくいわれる例えが車のハンドルで、2つの手で回す場合がイメージしやすいです。
右手が下に左手が上に引くと、ハンドルは右に回転します。
両手は異なる方向に動きますが、ハンドル自体には同じ回転方向のトルクを与えるのです。

フォースカップルの機能は、複数の筋が協働して働くことで単一の筋に対する負荷を軽減さ、関節運動時に関節の運動軸を安定させる為にとても重要な機能となります!!


ジョイントサポートシステム

このフォースカップルにもいくつかの分類があります。

まず大きく分けると2つに分けることができます。

❶ スタビライゼーションシステム
→ 深層筋による支持・安定システム

❷ ムーブメントシステム
→表層筋による運動システム

詳しくみていきましょう!!


❶スタビライゼーションシステム

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このシステムの主な目的は、

関節の支持、安定

です。

例としては、

・ローテーターカフは上腕骨頭を動的に安定させる
・中殿筋の後部線維と股関節外旋筋は骨盤を安定させる
・内側広筋の斜走線維は、膝蓋骨の安定性に関わる
・腹横筋、内腹斜筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋は腰椎の安定性に関与する(インナーユニット)

が挙げられます。

いくつかの筋群が協調的に働き、関節を安定させる機能がスタビライゼーションシステムの特徴です。


❷ ムーブメントシステム

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ムーブメントシステムの主な目的は

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