見出し画像

【臨床応用知識】股関節のつまりの原因となるマニアックな筋群の機能解剖

こんにちは!!
イクサポです!!

今回は、股関節痛、股関節前方の詰まりや屈曲制限に大きく関与する外閉鎖筋と大腿直筋直頭とIliocapsularis muscle(以下:IC)について解説していきます!

大腿直筋直頭とIliocapsularis muscle?????

初めてこの名前を聞いた方もいるかもしれませんね!
僕も臨床に出てから知りました!

股関節痛や股関節前方の詰まりや股関節屈曲制限などは、臨床において治療ターゲットになることが多くあります。
その原因として、外閉鎖筋や大腿直筋直頭とIliocapsularis muscleはとても大きく関与する筋であり、その解剖学的特徴を理解することで、治療に役立てることができます!

それではいきましょう!!


外閉鎖筋の機能解剖

外閉鎖筋は外旋六筋の一つであり、大腿近位内側の最も深層かつ内側に存在します。
寛骨外面の閉鎖孔縁、閉鎖膜の外面から起始し、恥骨筋の深層を通過して転子窩に付着します。

主な、運動作用は股関節外旋ですが、内外転軸の下方を走行することから、股関節内転にも補助的に作用すると言われており、外閉鎖筋を含む、外旋筋群の筋繊維走行とモーメントアームを考慮すると、肩関節に対する棘下筋や小円筋と同様に、大腿骨頭を安定させる働きを持つとされています。

外閉鎖筋下滑液包炎

坐骨大腿靱帯の下方の関節包は、関節包靱帯に被覆されておらず、器質的に脆弱な部位です。

ここには、外閉鎖筋との機械的刺激を緩衝するために滑液方が存在しており、

外閉鎖筋下滑液包

と呼ばれています。

これ自体が圧迫や摩擦ストレスによって滑液包炎となり、股関節痛となるケースもあるとされています。


股関節屈曲内転内旋では外閉鎖筋が最も伸張される

ここから先は

1,522字 / 4画像

・365日理学療法に関する情報をお届け! ・過去コンテンツ!1000コンテンツ以上読み放題! ・コラム・動画・ライブ配信であなたの「知りたい」をお届け!

365毎日お届けするマガジン!現在1000コンテンツ読み放題、毎日日替わりの現役理学療法士による最新情報をお届け!コラム・動画・ライブ配信…

育成年代のフィジカルサポートの環境改善に使わせて頂きます!🙇 皆さんの力で日本サッカーを発展させて行きましょう🔥