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パフォーマンス向上のための力学的思考とSVGギア

皆さんこんにちわ!

イクサポです!!

最初に告知になります笑
兵庫県の西宮市にあるパーソナルトレーニングジムReMake主催のオフラインセミナーの講師をさせて頂くことになりました!
指導者・トレーナー向けのセミナーで少人数開催です。ご興味ある方でもしお近くの方はぜひリアルでお会いしてお話ししましょう!!

テーマは、

育成年代のおける筋トレ戦略

です。

『育成年代って筋トレしていいの?』
『筋トレを何から始めたらいいか分からない』

そんな悩みや疑問を持つ方も多いと思います!

今回のセミナーでは、成長期の選手に、個々の発育・発達に合わせて段階的に筋トレを導入していく意義と方法論をお伝えします!!

ぜひご参加ください!!!

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それでは今日の本題です!

皆さんは選手のパフォーマンスを分析するとき、何をみていますか?

『なんか上手く力が出せていないな』

そんな風に感じた時に、どんな仮説を立てますか?

選手の動作分析をして、原因を明らかにし、パフォーマンス向上に繋げていくためのトレーニングをプログラムする上では、バイオメカニクス的思考が必要になります。

じゃあどうやって考えればいいの?

この時にSVGギアという考え方が非常に役に立ちます。
あまり聞いたことがないかも知れませんが、非常に本質的な考え方です。

今回は、SVGを詳しく見ていくとともに『SVGギア』について考えて行きましょう!!


『S・V・G』とは

SVGサイクルを見ていく前に、まずSVGについて説明します。

『S』:Structural Stiffness 構造強度
『V』:Correct Vector  適切なベクトル
『G』:Ground Reaction Force 地面反力

これだけ聞いても分かりにくいと思うので順番に説明していきます!!

Structural Stiffness

身体の構造強度を表します。
スポーツやトレーニングについて少しでも勉強された方は『Stability(安定性)』という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

Stabilityは今回紹介した構造強度を含んだ広い意味をもつ言葉です!!

構造強度というのは、耐震構造や免震構造という言葉を思い浮かべるとイメージしやすいと思います!

建物は単純に重くて厚いものであればいいという訳ではありません。
建物全体やそれぞれのパーツに役割があり、それがうまく相互作用しながら強度を保っています。

人間の身体も同じで、骨や靭帯、腱、筋など様々なパーツが材料として存在し、身体は内・外から力を受けても構造体が変形や損傷しないように保ち続けることができます。

また、それらが変形しないことでその力を効率的に構造体の運動に利用することができます!

ある一定の力を加えていくと、その力に比例して組織が伸びていきます。
この伸びが限界、つまり力を弱めても元に戻れない限界を弾性限界といい、これよりさらに力を加えるとやがて破断してしまいます。

また力の大きさだけではなく、方向性についても考えることが重要です。
膝に代表される蝶番関節を見てみます!

この関節は、適切な可動域が一方向に対して広く、そのほかの方向に対しては狭いという特徴をもち、適切な可動域や可動ルートを外れて力が加わると、関節の限界強度が低下します。

これよりStructural Stiffnessにおいては

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