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『天地創造 / THE ALFEE』リスニング・パーティ・レポート的レビュー

1.天地創造
いきなり大作な予感がするイントロでテンション上がる!
サビの転調はホンマに上手いなー。その後の間奏に戻るのも含めて、ホンマに上手い。

間奏は7拍子の「3・4」「4・3」割り。「Last Of Eden」のイントロと同じ感じ?

ギターのハモリも含めて、ここ数作で見られるスタイルではあるけど、メチャカッコいい!今回は大いに期待出来るのでは?!と感じるオープニング。

2.Funky Cat
Aメロの展開部のIV7、かっこいい。
隙間多めなファンキーさではなく、1曲目の音像を引き継ぎつつ、16のカッティングも上手くオケにハマってるのは好印象。

3.組曲;時の方舟
今更やけど、このリフ弾きながら歌うの、大変やろ。。。

今までにないタイプのプログレ大作。
大幅な場面転換があるようなないような、約9分もあるのに。最後まで集中切れずに聴けた。

4.My Life Goes On
ここまで聴いて来て、アレンジ面で目立っていると感じるポイントは

・ストリングス・メイン
・アコギが前面に出ている

ってことか。この曲も終始、ストリングス&アコギで進行。

5.振動α
って言ってると、エレキ・メインな曲が!
このサビのメロディは泣ける。「何が、どう」というわけではないけど、泣ける。

イントロの変拍子は、1回聴いただけでは解明出来ず(>_<)

※ 3・3・3・4・2 で OK?

6.別れの心象
曲調(メロディ?)は極初期、『doubt,』くらいまでのアルバムにありそうな感じ。が、こういう師匠ヴォーカルの曲って、他にない気がする。ハネもんっていう意味では「ロンサム・シティ」とか「別れの律動」とかあるけど、ちょっと違う。

7.友よ人生を語る前に
この手の「人生振り返る」系の歌、あんまり好きじゃなかったけど、これはそうでもない。桜井さんヴォーカルやしかな?

アコギ・ストローク、基本1本なのか?やはり、ダブルにするよりも、オケ中での存在感デカくなる気がする。

8.愛という存在
クリシェ満開な流れからの IV - V/IV〜 という、文字通り「ごまんとある」進行ながら「出た!」って感じがあまりないのは、メロディが充実してるからか。

そういえば、ここまでガーッ!と弾くギター・ソロってなかった?この曲のエンディングも、ほぼメロディを弾いてる感じ。いわゆる「歌っている」ような弾き方では全然ないけど、メロディが良いので好印象。

9.風の時代
エレキが前に出ている、というか他の曲に比べてストリングスが控えめなのかな?

ギター・ソロ、適当じゃなく、ちゃんと考えて弾いてるのが良いです。しかし、これだけキメ・メロが多いと、ライヴで弾くの大変なのは間違いないし、それだけでも凄い。

10.Time Machine 〜恋のS・O・S
いきなりブラスが前に出て来た。ドラムも他の曲よりもデカいかも。

このギター・ソロも、ちゃんとアレンジされてて良いです。

11.The 2nd Life -第二の選択-
イントロのアコギの6弦開放からして、メチャ弦高低いよなー、これは。
Bメロのオブリはテレキャスか?いや、ずっとシングル・コイルなのか?

今に始まったことでもないやろうけど、サビ、間奏、頭打ちのパターン、メチャ多いな。

12.おくりもの
これもクリシェからの IV- V/IV 〜やけど、「出た」感じはない。やはりメロディが充実してるからかな。

13.Orionからの招待状(Live Ver.)
ここ数年を象徴する1曲であるのは間違いない。このアルバム全体が、この曲のスタイルを押し進めたもの、と言っても過言ではないのでは?とすら感じるし、実際、曲を通して非の打ち所がない仕上がりの名曲だと思う。

これ、ハーモナイザーでハモれるのかな?同期でハモリ・パート、鳴らしてる?

昔から不思議だった、ライヴ・ヴァージョンに有りがちな変な歌の処理はここでもされてる。普通で良いのに。

『Universal』のオフィシャルで公開されてた武道館の映像、エンディングでミスってるのがそのままになってたので「修正してるかな?」と思って注目してたら、ミスったままでした。

「恋の炎」のイントロ・リフでフェイド・アウトという、非常に中途半端な状態でアルバムが終わるのはあまり頂けない。

よく言われる「ボーナス・トラックは余分なので、本編だけで良い」という意見に大いに賛成かな。いや、演奏自体は凄く良いけど。

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…と、ここまで一気に聴いてからクレジットを確認。ストリングスのクレジットがないけど、「ストリングス・アレンジ」と明記されてる曲は生弦、ってことなのかな?

ベースが大きい曲は他の人が弾いてるのか?と思ってたけど、武部さんがピアノとオルガンで参加されてるくらいで、3人+サポート・メンバーみたいね。

僕は前作『Battle Starship 〜』が今イチな印象だったので、それなりに不安も抱えつつ聴いたけど、アルバム通してダレる部分も全くなく、非常に好印象でした。「全部一緒」という意味ではなく、統一感のあるサウンド・プロデュースも良いです。

前作で感じた師匠の歌い方の変化は今作でも同様、何なら坂崎(敬称略)の歌い方も結構変わってる気がした。歌い方っていうか、声が変わったのか?この辺は年齢考えると仕方がないのかなー。

その分っていうことでもないんやろうけど、ギター・プレイはアコギもエレキも凄く充実してます。

僕は非常に気に入りました!春のツアーが楽しみ!

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