あまりに辛いと記憶は閉ざされてしまう
ちょっとした異変いつからだろう。
1日数回、必ず胸を気にするようになったのは。
手で触ったり押したりしては
首を傾げるママ。
わたしはその様子に気づいていた。
だけど、まさか病気なんて、がんなんて、
そんな発想なかった。
あのとき、ママに
「どうしたの?」
「痛いの?」
って聞いてみればよかった。
「病院行ったら?」
って言えばよかった。
パパやじじばばに
伝えればよかった。
そうすれば
早期発見早期治療ができて
助かっていたのかもしれない。
今頃、わたしの隣でママは