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怒りをコントロールする時代

こんにちは、雅子です。

今回は「怒っている人の図鑑」という本を読んだので、紹介させていただきます。

一般社団法人日本アンガーマネージメント協会 代表理事

を勤められている安藤俊介さんが書かれた一冊です。飛鳥新社さんから出版されています。

アンガーマネジメントって最近よく聞きませんか?YouTubeでも中田のあっちゃんがご自分のYouTube大学で、分かりやすく説明されていました。

簡単に言うと「怒りを受け止め、怒りをコントロールする方法」のことです

ウイルスが怒りも増やした?

そもそもが対策がまだ確立できていない「理不尽な敵である」ウイルスに、いつの間にか私たちは、ぶつけようのない不安や怒り、苛立ちを増幅させられたのではないでしょうか?

やはり密閉された空間では、人の閉塞感の怒りとウイルスは比例して増えるのでしょうか?コレまでもが、「ウイルスの人間への攻撃」だと考えると怖いもんです。

本書では「怒りを引き起こす要因」について「火をつけるライター」だと分かりやすく紹介しています。

そしてそのことでついた「怒りの火」は、ネットやテレビの放送を通して、拡散していきます。一度誰かが軽く呟いた愚痴の怒りの火、あるいは意図した攻撃のための怒りの火は、燃えるのは早いのが最近の傾向です。

そんな「イライラしている人が増えてきた原因や仕組み」を説明するとともに、「怒りは自分に跳ね返ってきて、自分に損で不幸をもたらす理由」を説明してくれます。

大変分かりやすく、参考になりました。

怒りを制御できない人の事例とアドバイス

第二章ではそんな怒りを爆発している事例を紹介してくれます。

貴方自身がそうでなくても、街中で無かけた人、ニュースで見て内心共感してテレビやネットに向かって「そうだ!そうだ!」と賛同の声をあげたことがあれば、ぜひ参考にして下さい。

①何について怒っている人なのか?

②怒っている人の心の声、あるいは声に出している叫び

③怒りに遭遇しやすいシチュエレーション6分類

④怒っている人の言動と特徴

⑤怒りの理由と経緯

あとは、そんな人に対する対策と、怒っている自分に対するアドバイスが「怒っている人の種類別」に書かれております。それこそ図鑑や辞書を調べるように、イラストで表現しながら書かれているのです。

実際にアンガーマネージメント協会に寄せられた事例を紹介していただいています。しかもオフィス、家庭、日常、場所別に遭遇しがちな事例を紹介しています。

ですから、「あるある!」「そうそう!」がたくさん載っています。

つまり怒りの事例を学ぶことで、「人はなぜ、どんな時に、どんな理由で怒るのか?」ということを客観的な状態で受け止めてみて下さい。

例えば

「また車両故障?遅刻したらどうしてくれるんだ?!」

と遅延の理由や原因の情報を、必死に調べている現場の駅員や同じように不安に待っている他の乗客に、怒りをぶつける人がいます。こんな場合の怒りはこんな分析をしています。

「自力ではどうにのならないことに怒りを大きくし、その場で自分より立場の弱い人に向かってぶつける」ことで、自分の不安を解消しようとしているのです。

冷静になれば、無駄な怒りで時間を費やすよりも、目の前の携帯で関係各所に連絡して、遅延の理由を話すればいいだけ、できるだけ今できる最速の交通手段を探すことに力を注げばいいのです。

本のアドバイス欄にはこうあります。

「遅延にイライラしそうになったときは、世界一正確な日本の交通機関に感謝する気持ちを思い出そう」とあります。確かにこのアドバイスはごもっともで、日本以外は電車もバスも、人間も、時間にアバウトなことが多いです。とはいえ、私もそんな経験もないのですが(笑)

いつもが正確な電車遅い・・・何か理由があるのです。人身事故、どこかで天気によるハプニング。そしてそれはどうしようもないことです。

それを想像して怒りを収め、現実的に自分はどうすればいいのか?対策を考えることにシフトしたほうが自分も早く楽になれるのです。

よくある「マウンティング」する人。そんな人へのアドバイス

何かというといつの間にかマウント合戦している場に出会いますが、

結局のところ、「狭い価値観の中で生きてる者同士のコミニュケーション」のことなので、一歩別の世界に行けば、通用しないのです。その人ももっと立場が上の人からのマウントに怯えているのかもしれません。自分も加勢しないように気をつけましょう。

自分の周りは、いつまでも変わらないと油断してはいませんか?

実は貴方より知識があり、詳しく知っているのに、マウントせずに、黙っているだけかもしれませんよ?自分が知らない所で、失笑されないためにも気をつけましょう。一緒に笑ってお互い新しい情報を共有する方が、ずっと楽しいですよ。

怒りはあって当然。大事なのは抑え方と最悪の結果を避ける手段を知ること

最後に怒りのコントロールの方法も書いてあります。

怒りがカチ!ときたら、6秒数えろ!というのは、聞いたことありませんか?

あとはぜひ読んで参考にしていただきたいのですが、普段からの対策として「これは〜すべき!」を減らすこと。

怒りのくせを見つける(空腹の時はイライラしてることが多いとか)

などです。SNSについ怒るのは、夜中が多いとか、寝不足だからとか、うるさい環境にいるときとか。きっとあるはずです。

特に見えない直接会ったこともない相手に、罵詈雑言を書き散らすのは、一瞬は正義の見方になった気分でも、気持ち良くなっても、後から大事件になるのが最近のネット社会。いくら「イイね」がたくさんついても、事件扱いや大きく扱われたときは、みんな「自分は関係ない」からイイよね、になるのです。まさに掌がえしです。

こんな落ち着かないご時世です。みんな大変なこと、落ち込むこと、ぶつけたい怒りや悲しみあることでしょう。怒りからくる行いは、きっと後から後悔することが多いことも事実。

ちょっとした怒りのせいで、人生狂わせてはもったいないです。

怒るのは当然ですが、持続させるのは無駄であり、疲れるだけです。ストレスに良い効果はあまりありません。ぜひコントロールする術を、色んな怒っている人の例を参考に、我が身を振り返ってみて下さい。そして怒りのコントロールを知って、ぜひ穏やかな日常をお送り下さい。

本日は

安藤俊介さん著

「怒っている人図鑑・・・事例に学ぶアンガーマネジメント」

について紹介させていただきました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。







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