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ガウディの存在

ガウディとサグラダ・ファミリア展を見てきました。

たくさんの発見がありましたが、印象に残った一つは、独創性とは、起源に戻ることという言葉でした。独創というと、自分で無から有を生み出したかのような、誰にも真似できない何かのような感覚になるけれど、人は、すでにあるものから着想を得て、いわゆる「まったく新しい」といわれるものを作っているのだと、気づかされました。

起源に戻るとは、きっと、源にあるものに気がつくことで、それを持つ、もしくは、それに気がついた個(独り)がその源にあるものを活かし、自由に創ることが、独創なのかなと思います。

ガウディについての、これまでの印象は、アーチや厚みのある曲線を用いた芸術家・建築家でしたが、今回の展示で、人間やそれを取り巻く世界の本質をつき、表現した、とても面白い人と思えて、作品だけではなく、その存在にとても興味がわきました。


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