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CARP DIARY 2019 5月8日 中日9回戦~ナゴヤドーム

勝 大瀬良   3勝2敗

敗 ロメロ   2勝2敗

本 バティスタ 7号(1・ロメロ)

  鈴木   10号(1・ロメロ)


📝 打線は1回、1点先制の後バティスタ、鈴木の2者連続アーチで加点し、幸先良く3点を先取。その後は不安定なロメロに対し、チャンスを作りながら得点を奪えず苦しい展開となる。大瀬良は2回、3連打を浴びるなどして2点を失うも徐々にエンジンがかかり、3回以降は得点を与えず。結局、序盤の1点差をそのまま守り切り完投勝ちを収めた。チームはGW の12連戦を、6勝5敗1分と勝ち越して終えた


🌟 大瀬良が2失点、無四球で完投勝利。打線が1回にロメロを捉えながらも追加点はなく、自身が2回に2点を失ったことで、最小得点差が最後まで続いた。それでも調子は尻上がりに良くなり、3回以降は散発3安打で3塁を踏ませず。特に5・6・7・9回と、中日打線を立て続けに三者凡退で打ち取り、抜群の安定感を見せつける格好となった。首脳陣ももはや全幅の信頼を置いており緒方監督、佐々岡コーチの談話を、中国新聞が以下の通り伝えている


緒方監督

「(大瀬良はエースの風格があるかと問われ)こちらもそのつもりで9回のマウンドに送り出している。結果と内容のある投球を見せてくれている。彼自身がベンチだけでなく守っているナインの信頼を積み重ね、今は大きくその段階に入ってきている」


佐々岡コーチ

「立ち上がりから直球はあまり良くなかった。変化球をうまく低めに集め、悪いなりによく投げてくれた。苦しい時にこういう投球をしてくれるのがエース」


最多勝を獲得した昨年から、さらに大きな存在へと変貌しつつある右腕への期待は膨らむばかりだ。また中5日での先発は、これで昨季から4試合連続で完投勝利。「どんどん勝っていきたい」(中国新聞)。ヒロインで真っ直ぐに前を向いたエースが、この先いくつの勝ち星を積み重ねるのか。楽しみは尽きない


🌟 鈴木が1回に10号ソロ。2者連続弾をバックスクリーンに叩き込み、結果的にこれが決勝点となった。最終的に3安打猛打賞と文句なしの働きぶりだが、プレーに加えてチームリーダーとしての自覚をのぞかせていることも、頼もしい限りだ


「(無死3塁から二ゴロで1点をもぎ取った)菊池さんのあの1点がすごく大きかった」(中国新聞)。


過去2試合、13イニング無得点だったロメロからの先取点を喜んだ。また前原淳さんが日刊スポーツで紹介しているコメントが、より鮮明に意識の高さを物語っている


「(シーズン)最初は打てませんでしたが、結果論ですから。あまりみんなは気にしていなかった。チームの雰囲気はずっと悪くなかった。143試合は長いので連敗もある。連敗を続けずにやっていきたい」


実は今季、チームが連敗を阻止したのは今日が初めて(1度負けると必ず2~5の連敗につながっていた)。確実に底は脱しつつあるが、ここへ至る過程で、鈴木があくまで状況に合わせた打撃、またコメントにあるようなチームを俯瞰する視点を持ち続けてきたことは特筆に値するだろう。まだまだ進化を続ける25歳。その活躍、言動から今後はますます目が離せない


🎉 1回、バティスタがレフトへ7号ソロ。カウント1-1 から甘いスライダーを見逃さず、「浮いてきた球をいいポイントで捉えることができた」(中国新聞)と喜んだ。4月23日からは鈴木の欠場に伴い4番。鈴木復帰後、29日のヤクルト戦からは「3番ファースト」でレギュラーの座を守り続けている。開幕当初は打率1割台、ホームランもなかなか出ない状況が続いたものの、4月21日に1号を放ってからは、16試合で7本塁打。12連戦中で見ても6本塁打と、遅ればせながらようやく本来の姿に。自身の復調がチームの成績にもシンクロし始め、打線の核として欠かせない存在となりつつある。3番という最大の懸案が解消となれば、ファンとしても嬉しい限り。今後もドミニカンのさらなる活躍を期待したい

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