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【雑記】オレの目標とは何か?

音楽活動をやっている上でよく聞かれることがある。

"ヒビロックはどこを目指してるん?"
"将来何になりたい?"
"今後の方向性はどうしていきたい?"

正直にいうと、この問いに対する明確な答えを持っていない。

どうしても答えなければならない時は、

"本業をやりつつ副業で楽曲提供や歌ってみたミックスなどを提供したい"

みたいなことを言っている。だけどね、客観的にみても曖昧だし、自分でも本気でそうなりたいってわけでもない。

本気でやってるミュージシャンの方には失礼かもしれないが、いつかそうなれたらいいなぁっていう気持ちにとどまっている。



大きすぎる目標を失う怖さ

そもそもオレは明確な目標を立てるのが苦手である。5月に精神を崩して以来、あまりに大きすぎる事を計画すると心がどっと疲れてくるのだ。

もともとオレが今作っているアルバムなんて、DTM始めた頃から30までに出したいという明確な目標はずっと立ててたんだけど、鬱がきっかけで完成するかどうかすらもわからなくなってきた。

それだけじゃない。今年に入って立てた目標でもあるMV撮影もライブ出演も、もう達成できそうにない。

忘れてるかもしれないがこんなのもあったんだよ。

個人的に大きな目標立てて、その目標を失ってしまった時のダメージが計り知れなかった。

もう全て何もかもを喪って、どこまでも沈んでいく。そんな気持ちだった。

少しずつオンガクがもどってきた

だけど8月の休みを経た今、徐々にではあるがDAWにも触れるようにもなってきて、二度と弾くことのないと思い込んでいたギターやベースで生の音を録音できている。

それだけでもオレは奇跡的な回復を遂げたんだと思っているんだ。

確かに110万もの大金を注ぎ込んだヴィンテージのストラトを人前で披露しないのも勿体無いという意見もあるだろう。

でもね、あれだけ凹んでた自分が今になってなんとか1人の力で起き上がって、力一杯パソコンの前でストラトを弾いている。その姿だけでも充分眩しいって自分で思うの。

実際には生でオレがギター弾いてるのをみる機会なんてほとんどないだろうけど、オレが今までも、そしてこれからも出す音源の中には確かにそのギターが生きてるんだ。

今でも私の自慢のギターです。

弾き語りスタイルでライブのシミュレーション

なんならこの前動画にあげたけれど、スタジオ246にストラト持ち込んでアンプをセッティングして弾き語りスタイルで演奏できたなんていつの自分が想像できたんだろう。

後から見ればマイクの位置がズレてたりエフェクター踏み間違えたりなど転んでばかりだけど、それでも自分の成長過程を思えば充分よくやってると思う。

自分の音楽の芯

あとね、自分の目指してる音楽の方向性についても、実はよくわかっていない。

今オレが好き好んで聞いているのはスピッツのようなしっとり系と、SHANKやDizzy Sunfistといったメロコアバンド。そう、明らかに真逆の方向と言っていい。

よくいえば多岐にわたるジャンルを聞いているが、悪く言えば自分の芯を持っていないとも解釈できる。

遠い未来の姿と今の自分ができる事

確かに今ならまだいいんだけど、数年後を考えるのなら今のうちから自分の目指したい方向性をどちらかに定めた方がいいかもしれない。

でもね、今のオレはなんていうか今この時にやれることを精一杯やってくことが全てなんじゃないかなって思う。

なんか1年後2年後の自分の姿って本当に想像がつかないんだよね。いつかやってみたいなぁっていうライブ出演だって、今は遠い未来に描いているし。

それこそ上にあげた動画みたいにオケを流して弾き語りスタイルでやるのか、はたまたバンド組んでオリジナル曲をガンガンやっていくのか、今のところは全く読めない。

そういうぼんやりした自分を妄想するくらいなら、今目の周りにやりたいこと、そしてやるべきことを全力でやってから、そういう未来像を描いても遅くないって思うの。

オレが言う目の前にやりたいことというのは、DTMカヴァーである。

もともとオレは好きなフレーズを再現することで音楽をやる喜びを導き出したので、今は自分が大好きな曲を片っ端からバンドスコアを見ながら打ち込みつつ音源を作りたい。

それでオリジナル曲がしばらく作れなくたって構わない。それにそういうインプットが溜まれば自然と曲だって生まれてくるのだと思うし。

そういった曲と対話して初めて自分が本当に目指すジャンルというか、理想像って出来上がるんだと思う。

なので、今の自分の目標はあまり深く考えない。強いていうなら、やりたいことを片っ端からやっていくことかな。具体的には、

"アルバム制作"

これはまさに最もやりたいことであり、同時にやるべきことである。

ちなみに進捗でいえばもう7〜8割は超えていて、なんとか来年の冬ごろには完成するかもしれない。(流石に30歳の誕生日である1/18は厳しいかもしれないが)

ジャケットも知り合いのイラストレーターさんに頼んで、曲もあとは3曲を歌をレコーディングしたりギターアレンジしたりなど細かいところを詰めるところまできた。

...なんか不思議だよね。半年前なんかアルバムできるか分かんない、できても2024年中か?って思ってた。

9月か10月ごろに気づいたら3曲は書き上げ終えてて。残り細かいアレンジの所まできた。本当に人生って何が起こるかわからない。

本気で売れていくのであればまだまだのんびりペースかもしれないが、結局のところオレはこういうのが性に合ってる。...って2023年に気づいたんだ。

30代になっても自分なりに頑張っていきましょう。

ヒビロック