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宿泊について考える

京都ではかつては宿泊施設が提供する室数が足りなく、ADR(平均客室単価)の上昇が続いていましたが、やがてインバウンドの波に乗り建設ラッシュが起こり、駅前の宿泊特価型・ゲストハウス・町家一棟貸しなどのスモールラグジュアリー・ラグジュアリーなどあらゆる形態の宿泊施設が乱立する形となりました。そして今では供給過剰と言われるくらいの状況となっています。

東京や海外から投資目的に開業されたゲストハウスについては、既にバイアウトするために国内のM&Aサイトに売りに出されたり、OYOのフランチャイズになったりし始めました。

一方で、このような状況においても、いまだに建設途中のホテルは存在しますし、作りはじめたホテルは開業に向かって突き進むしかない状況です。

これらの状況を鑑みると、あくまで私見ですが、

①京都の宿泊の受給バランスを保つためには、日帰り客ではなく宿泊客をさらに増やすことが必要。

②エリア毎・スポット毎で見た際、一部の場所では、明らかな供給過剰になり、価格破壊が生じる、生じている。

③各価格帯において、同価格帯の競合から生き残るためにはさらに差別化が求められるようになる。

と思ってます。
まだまだこの領域については勉強途中ですが、観光地間競争の宿泊客の取り合いも激化しそうだな、と思ってます。


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